テーマ:海外生活(7782)
カテゴリ:「共」育
マラウイから、訃報連絡が入りました。
マラウイでは、なぜか家庭科も 理数科の1科目なのですが、その理数科長。 私たちが活動の相談をする、カウンターパートでもありました。 卒業式の優秀生徒表彰にて、Mr. Machila(画面右) まだ42~3歳。 お子さんが、高校に通っています。 理数科長をしながら、彼らの年収に相当する学費を工面し、 大学院に2年間、通っていました。 同じ敷地にある、教員養成大学の講師もしていました。 そのため、コミュニケーションをとる時間があまりありませんでした。 私が赴任した時も、彼は、国家試験の採点のため、 マラウイ1大きな都市に出張中で、会うまでに8週間かかりました。 最初のミーティングで、彼から、 家庭科にも国家試験があることを聞かされなかったので、 さらに8週間、ちぐはぐな活動をしてしまいました。 彼らにとって、国家試験は当たり前。 私にとって、家庭科の国家試験があるなんて、思いもしなかった。 そんなお互いの基盤の違いから、関係づくりにつまづきました。 その後も、関係は決してスムーズではなく、 彼の言い分が納得できず、彼を怒らせたこともありました。 彼も、自分の生活向上のために必死だったことを 配慮する余裕が、当時の私にはありませんでした。 ・・・申し訳なかったです。 彼は以前、隣村の国立高校に勤務していました。 その学校では、卒業にかかる国家試験を受験した生徒が全員合格、 あるいは80点以上で合格した生徒を多く輩出した科目の担当者が、 表彰されます。詳しくは→★ 彼の専門は生物ですが、コンピュータを担当していた時にも、 ほとんどの生徒たちを80点以上、70点以上で合格させていたそうで、 その進学校の先生たちも、彼の力量を評価していました。 ひょんなことから、一度だけ、 我が家で焼き肉をご一緒したことがありました。 目のきれいな人でした。 最後、メッセージをくださいましたが、 誠実な人柄が伺える、整然とした文字が並んでいます。 胃の病気で、入院した数日後のことだったそうです。 彼は昨年にも、マラリアから肺炎を併発し、 1週間ほど入院したことがありました。 体調が万全では、なかったのかもしれませんね。 南アフリカへの留学が決まった矢先のことだったそうです。 以前にも、インドでお世話になった方が、胃潰瘍で亡くなりました。 これが、途上国の医療の現実と、命の重みを改めて感じつつ・・・ 悔しいです。残念でなりません。 まだ、信じられません・・・ 今日もぽちっぽちっと応援ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 29, 2009 04:10:21 PM
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