カテゴリ:「共」育
小学生のみなさんが、「○○小 体験学習中」のゼッケンをして、
車いすの方たちとともに、歩いていました 交わす言葉も少なく、ぎこちなさげでしたが、 素敵な経験だと思いました 小学生の学びのためにお付き合いなさっている、 車椅子の方たちも、素敵な行為だと思います 私が小学生の頃、『道徳』は、 教科書か教育テレビから、学ぶものでした。 「思いやり」や「配慮」など、教科書やテレビで学ぶより、 こうして実際にしてみた方が、考えさせられるし、 身につきやすいのではないかと、思いました。 最初はぎこちなくても、何回かしているうちに コツをつかみ、慣れることでしょう。 以前の私は、手助けの仕方も、お声のかけ方もわかりませんでした。 それでもボランティアに興味はあったのでしょう。 募金集めに、街頭に立ってみたり、 ひまわり号という、しょうがいを持つ人たちの遠足に、 お邪魔したこともありました。 何ができたわけでもありませんが、 目の不自由な人と1日すごしたことで、 それまで気にも留めていなかったことや、 自分にとっての当たり前と、彼らの当たり前の違いなど、 あれこれ気づかされ、新たな視点をいただきました。 一緒にすごす時間が大切だと、思っています。 お互いに学び合えるからです。 イエメンのサユーンという町に行った時、 繁華街を、四つん這いで歩いている男性がいました。 手と膝に、ゴムを当てていました。 傍を通り抜ける時、一瞬、身構えてしまいました。 イエメンはイスラムの国であり、喜捨を求められることが、 多かったからです(詳しくは→★)。 でも彼は、喜捨を求めることなく、 満面の笑みで、挨拶をしてくれました 素敵な笑顔でした 一瞬、身構えてしまった自分を恥じました 他の途上国で、日本人女性とともに歩いている時、 やはり四つん這いで歩いている男性がいました。 一旦、彼の脇を通り過ぎたのですが、 彼女は鞄の中からパンを取り出し、彼のところへ戻り、 彼の目の前にパンを置いてから、戻ってきました。 7~8年前、ホームレスの支援をしている方から、 お話しを聞く機会がありました。 ホームレスの人たちが体調を崩した時、 支援者の手助けもあり、入院することもあるそうです。 入院したホームレスの方たちが、 いちばん辛いのは、何だと思いますか? 同室の方たちからの、お見舞いのおすそわけだそうです。 自分を見舞ってくれる人はいない。 だから、おすそわけをもらっても、お返しができない・・・ 何かしてもらったら、お返ししたい。 人として、とてもピュアな感情だと思います。 それまで私は、冬、駅を降りた後、 ホームレスの人たちに、カイロを渡していました。 でも、そのお話しを聞いて以来、 一方的に何かをあげることは、しなくなりました。 彼らの尊厳を傷つけているのかもしれないと、思ったから。 彼女の行為を、批判しているわけではありません。 彼女はパンをあげてしまって、一食抜いたかもしれないし、 尊い行為だと思います。 手助けの方法や関わり方は、人それぞれ。 唯一絶対の方法などないし、 自分の心地よい方法、続けられそうな方法で良いと思います。 私は、一方的に何かをしてあげるのではなく、 相手の方とのコミュニケーションを大切にしたいです。 お互いの尊厳を守り、学び合うきっかけとしたいから。 久しぶりの雨です 今日もぽちっぽちっと応援ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 14, 2009 03:20:22 AM
[「共」育] カテゴリの最新記事
|
|