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カテゴリ:大連の暮らし
大連での、私のメインの銀行口座は、中国招商銀行(China Merchants Bank)につくってあります。これがなかなか高機能なマルチマネー口座でして、私の確認した限り、普通預金だけで5種類つくることができます。
1)人民元普通口座 2)米ドル現金口座 3)米ドル振込専用口座 4)日本円現金口座 5)日本円振込専用口座 「現金口座」と「振込専用口座」というのが、日本で普及しているのかは知りませんが、前者は「いつでもキャッシュで預金や引き出しができる口座」、後者は「銀行送金や給与振込など、電子的な決済のみ可能な口座」のようです・・・たぶん。 ちなみに私の月給は、人民元ベースで計算され、ハンガリーかどこかの為替センターで米ドルに換算された後、3)米ドル振込専用口座に入金されます。 あと、3~5月のアメリカ出張中に、現地でかかった米ドルの出費は、経理で精算のうえ、2)米ドル現金口座に振り込まれました。おそらく、経理が米ドル現金で振り込んだために、自動的に現金口座に入金されたのでしょう。 面白いことに、現金口座と振込専用口座は、交換がききません。たとえば、現金口座にあるお金を振込専用口座に移し変えるのは不可能で、その逆も不可能です。 これらの他に、「定期預金」もあります。上に挙げた1)~5)のすべてについて、定期預金口座をつくることができます。 6)人民元・定期預金口座 7)米ドル現金・定期預金口座 8)米ドル振込専用・定期預金口座 9)日本円現金・定期預金口座 10)日本円振込専用・定期預金口座 私の場合、預金の大部分は、3)米ドル振込専用口座にあります。米ドルを人民元に換える必要のある時だけ、銀行窓口で両替をして、1)人民元普通口座に入金し、キャッシュカードでこまめにおろしながら暮らしています。また、資金に余裕があれば、より金利の高い、8)米ドル振込専用・定期預金口座に移したりもします。 先日、人民元が各国通貨に対して数%ほど価値をあげました。今後も引き続き、上昇基調が続きそうなので、いっそのこと米ドルの多くを人民元に換えてしまってもよいのかもしれませんが、でもお金というものは、あればあるだけ、必ず使ってしまうものなので、今のところ、必要なだけ人民元に換えるようにしています。 あと注意しなければならないのは、米ドルや日本円の現金口座と振込専用口座は、人民元に換える際のレートが結構違います。一般的にいって、振込専用口座の方が、有利なレートで換金できるのです。たとえば数日前のレートはこんな感じでした。 振込専用口座:1米ドル=8・09人民元 現金口座:1米ドル=8・02人民元 振込専用口座:100円=7・25人民元 現金口座:100円=7・02人民元 つまり、外貨現金のまま人民元に換金すると、1~3%もの利ざやを銀行に稼がれてしまうのです。ですので、旅行者はともかく、居住者としては、できるだけ振込専用口座から換金したいものです。 二日前から、父が大連に遊びに来ています。彼は当然、日本円の現金を持ってきたわけですが、私は、現金換金の不利さを知っているので、次のことを考えました。 A)まず、父から日本円現金を受け取り、それを私の日本円現金口座に入れる B)私の米ドル振込専用口座にあるお金を、有利なレートで人民元に換金する C)それで得られた大目の人民元を、父に手渡す。 これをやると、たった5万円の両替でも100元以上トクをするのです!我ながら、素晴らしいアイデアだと思い、勇んで銀行に向かったはいいのですが、窓口まで来て、財布のなかをみると、 口座カードがなくなってる・・・ これで、私の両替計画は、全てパーになりました。さっそく、カードの紛失手続をやりましたが、10日くらい待たなければなりません。悲しすぎる・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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