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カテゴリ:出産・育児@大連
今日(1月2日)は、2006年の仕事はじめです。とはいえ、今日と明日は在宅勤務なので、助かりました。妻が朝8時前から、大連の市内(結構遠い・・・)に買出しに出かけたので、私はPCで仕事をしながら、赤ちゃんのおむつ換え、ミルクやりのほか、運動させたり、座らせたりと、新年早々、なかなか慌しい。
うちの娘は、もうすぐ生後4ヶ月になります。 女の子なのに、すでに体重8kgに迫る、ビッグベビーです。臀部も大きくなり、すでに紙おむつの「Mサイズ」が小さくなりつつあります。あと半月もしたら、「Lサイズ」突入でしょう。余りの成長の速さ、というか体重の増え方に、義母はちょっと心配気味ですが、ま、大丈夫でしょう。 有り難いことに、うちの娘は、父親である私に、よくなついてくれます。今のところ、完全に「お父さん子」(Father's daughter)になってるようで、特に食事中、夫婦が並んで座っている時などは、妻の方を全く見向きもせず、いつも私の方ばかり見ています(これっていいのかな?)。父娘の、その密着ぶりたるや、妻が軽く嫉妬する程です。こないだは、「この子は、あんたを父親だと思って、私を(母親じゃなくて)保母だと思ってるのかしら?」と言われました。 ま、それはともかくとして、この時期の子育てというのは、大変な時間と労力を要するものです。うちの娘も、他の例にもれず手のかかる子で、両親としては、自分の自由時間が大幅に削られるだけでなく、睡眠時間さえ自由にならないことも多い。私は昔から、出歩くことが好きな人間なのですが、最近は赤ちゃんがいるので、出勤日以外は、終日家にこもりっきり。この子が生まれて以来、外食なんて数えるほどしかしていませんし、映画鑑賞なんて夢のまた夢だし、極端な話、散髪の時間さえロクに取れない! 時々ふと、自分は何のために、こんな苦労して子育てしてるんだろう、と思うことがあります。ま、子育てというのは、子供が目の前にいて親のケアを必要としている以上、理屈ぬきで「やらなきゃいけない」もんなんですけど、私は、何かと理屈をつけなくちゃ気が済まない、困った性分でして・・・。 私思うに、この苦労は、「親子の絆をつくる」ためにあると思うのです。人間が最高の幸福を感じる瞬間、それは、人間同士の、あるいは生きとし生けるものとの、固い絆を確認できた時でしょう。そして、多くの人間にとって、最も身近な絆は、血のつながった家族において、育まれます。でも、これはもちろん、一朝一夕にできるものではありません。長い年月かけて、手をかけて、そのなかで徐々に育まれるものです。決してお金では買えない、自分の手を汚して、長年、散々苦労して心配して、それで初めて、勝ち取ることのできるもの。それが家族の絆、ファミリー・・・。 親という立場になってみると、自分がファミリーをつくるメインプレーヤーであることを、否が応にも実感させられます。その役割をこなすためには、ある程度、「利己」(自分のために)から「利他」(子供や家族のために)の方向に、自分自身の価値観や判断基準をシフトする必要があるようです。もちろん、「利己」を0%にすることは無理だし、そうすべきでもないと思っているけど、私の場合は、今よりもっと、自分の心のなかにある「利他」を発展させて、「利己」とのバランスをうまくとれるようにしたいと思っています。 また、「利己」を抑えて「利他」の自分であろうとする時(100%は無理だけど、ある程度ね・・・)、「100%の利己」よりも、かえって大きな幸せを感じることを、最近、実感しつつあります。その意味で、子育ては親を人間的に成長させてくれるし、また、幸せにもしてくれるのだと思います。 一時期の睡眠不足は、ファミリーになるための、通過儀礼のようなものなのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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