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Manachan's World-東京下町日記

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2011年12月28日
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カテゴリ:旅行記&里帰り
ここ数日で、韓国ソウルから、東京、そして、オーストラリアのケアンズへと、移動してきました。

3カ国、3都市・・・それぞれ特徴があって面白い。

たとえば、ソウルから東京へ直接飛んでくると、東京が国際都市に見えます。

ソウルでは、韓国語以外の言葉を聞く機会は非常に少なく、どんなお店に入っても、店員さんは全員韓国人が基本・・・でしたが、

東京に来ると、コンビニ、居酒屋、中華料理店・・・ことごとく、日本人以外のアジア人が勤務してますし、都心部には白人、インド人の姿も結構見かける。観光地じゃなくても、東陽町や木場の駅で、中国語や韓国語を聞かない日はまずないし、錦糸町の駅だと、これにタガログ語やタイ語、スペイン語などが加わります。

その東京から、ケアンズに飛んでくると、さらに国際的というか、人種のるつぼ状態ですね。

当地で、娘ソフィアの通っている幼稚園では、クラス20名のうち、白人の児童も、アボリジニの児童も、アジア人の児童も、全部揃っています。

アボリジニの子は、ほぼ地元民ですが、白人の子の半分くらいは親の代からの移民、アジア人の子は、さらに移民率が高まります。もちろん、世界中から来ているわけですね。




年中暑い、熱帯のケアンズで、子供の遊ばせ方はほぼ決まっています。天気の良い日は、プールで決まり。曇りや雨の日は、ショッピングセンターかマクドナルドに行きます。どこでも、子供向けの遊具などが揃っています。

そこでは、ケアンズの人口構成を反映して、いろんな人種の子供たちが、遊びに来ます。





そこでは、人種ごとにかたまらず、英語さえしゃべれれば、皆、混じり合って、仲良く遊ぶことが多いのですが、時には例外もあります。

頻繁に起こることではありませんが・・・時々、白人の子供が、うちの娘ソフィア、息子ポニーのようなアジア人の子供に向かって、


目を吊り上げる仕草をして、「チャイニーズ、ジャパニーズ!」


みたいなことを言うのです。無邪気な子供のやることとはいえ、特定の人種に対する侮辱のニュアンスがあることは、一目で分かります。

客観的にみて、ケアンズの街が、アジア人来訪者に依存しているのは、誰の目にも明らか。日本人や中国人の観光客や、英語学校の生徒が来なくなったら、この街の経済は即アウト。

分別のある大人は、もちろん、それを分かっているし、なおさらアジア人を馬鹿にしないよう、自分も心がけるし、子供にも言い聞かせるものです。

でも中には、少数ながら、そうでない大人もいる・・・ということです。

確かに、アジア人を侮辱する子供の親を観察すると、失礼ながら、「この親にしてこの子あり」と、思ってしまいます。マクドナルドの店内で、見境なく大声張り上げたり、土足厳禁のところを平気で土足で入ったりする。常に不満げな表情をしているし、世の中、楽しくないんだろうなと思う。

こんな人間をみて、どう対応するか?


「哀れな人間」として、見て見ぬフリをするか?

あるいは、

「不愉快な思いをした」と、相手にハッキリ文句を言うか?



難しい問題です。唯一の正解はないでしょう。まずもって、言う相手が何者なのか、判別しなくてはなりません。何言っても無駄な人間、言われて逆ギレする人間は、世界のどの国にもいます。

ただ、私の価値観からすれば、もし事情が許すなら、「相手に言葉で文句を言う」ことを選びたい。

もちろん、世の中にある全ての不条理に対して、怒り、文句を言うことは物理的に不可能です。私たちの人生に、そんな時間はありませんし、ベストな時間の使い方とも思いません。

実際私も、自分が不条理だと思うことの約9割は、「世の中、こういうものなのだ」と、受け入れています。不条理を進んで受け入れることも、ある意味、勇気であり、処世術でもあります。

ただ、自分が本当に大事だと思うものを、心なく侮辱されたりしたら・・・たとえば、自分の愛する家族を、故郷や故国を、けなされたらどうする?

それでも、「哀れな人間」のやることだと思って、不問に付すか?それとも、自分の尊厳をかけて、立ちあがって文句を言うか?

多くの人は、後者を選ぶでしょうし、私も、そのようにします。




このように、どのような国・社会に暮らしても、相手に対して、勇気を出して文句を言う場面は、どうしても出てきます。

私が、オーストラリアなど、英語圏の国に暮らして、心地よいと思うことの一つは、


Assertiveness(言葉で、ハッキリ言う)


これが、社会規範として、しっかり根付いていることです。

基本ルールとして、賛成意見も、反対意見も、言葉で、しっかりと言う。相手も、それを受け入れる。言葉を上手に使うことによって、自分の生存空間を確保していく・・・一言でいえば、そんな社会です。

良くも悪くも、「なあなあ」が通じないので、融通きかない面も確かにありますが、人々が不満を腹にしまいこまず、外に出して言う分、社会全体として、透明性が確保され、自浄作用が働きやすい、という長所も持っていると思います。

かつてオーストラリアで、部下を持っていた頃は、確かにしんどい面はありました。チームの方針として、何をしようにも、部下から反対意見をガツンとぶつけられることは、覚悟しなければならなかったし、なぜやらなければならないのか、言葉を使って、相手を納得させなければならなかった。

それができないと、会社組織のなかで、いや、社会のなかで、ステップアップすることはできない。逆に、言葉を上手に使うことができれば、英語圏14億人を相手に、発展空間が無限に広がる・・・

このような文化を持つ英語圏では、日本に居る時よりも、不満があれば、言葉でハッキリ文句を言いやすいし、自分の言葉に筋が通っていれば、相手も、受け入れてくれる余地が大きい・・・そうした面で、多少の安心感はありますね。





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最終更新日  2011年12月29日 08時05分28秒
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