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カテゴリ:東京下町の暮らし
昨晩、用事で埼玉県の朝霞に行きました。
帰りの電車は、和光市から副都心線乗って池袋、そこから丸ノ内線で大手町に出たんですが、この2つの地下鉄線、どちらも「ワンマン運転」でした。 これだけたくさんの乗客がいて、複雑なシステムである東京メトロを、ワンマン運転で運用してしまう・・・日本の省力化能力すげー!まじで世界一、と思いますが、 一方で、このような省力化が進むと、労働力、本当に要らなくなるだろうなと思いました。居酒屋だって、フロア従業員要らず、客がiPadで注文する激安店が増えてますし・・・ 少子化で若者は減っても、雇用は増えないから、結局、就職難は続き、正規雇用時代の再来は、たぶん、難しいんだろうと思います。 これを見て、私の脳裏に去来したのは・・・・2060年の人口ピラミッド。 つい昨日、国立社会保障・人口問題研究所が発表した資料からの引用です。 見事なまでの逆ピラミッド、一番多いのは70代・・・すさまじい絵柄ですね。 2060年には、日本だけでなく、中国を含め、東アジアの工業化モデルで発展した国は、ほぼ例外なく、極端な少子高齢社会になるそうです。 中国でも、2050年には、数億名の50代が数億名の70代を支える構図になるとか・・・すげーな。世界規模で、高齢化社会の到来ですね。 でもまあ、2060年まで、あと約50年あるなかで、日本国民が、人口ピラミッドをこんな形にするのを、容認するだろうか? 産めよ殖やせよ・・・はもちろんですが、 こんな人口ピラミッドを目の当たりにすれば、さすがに、移民受け入れに舵を切らないかなあ・・・と思ってしまう。 ま、日本も政治問題化しない範囲で、少しずつ、移民受け入れているのは、東京下町に住んでりゃ分かりますけど・・・移民受け入れを公式に表明するのは、政治的には難しいんでしょうね。 もし、外国人と隣り合わせで暮らすのが絶対に嫌だ、というのなら、せめて今のうちから、日本人を戦略的に海外に出して、将来、労働力や需要が極端に不足する時点で、日本に呼び戻す・・・みたいな戦略を取った方がいいのかもね。まるっきり外国人より、外国で暮らした日本人の方が馴染みやすいのであれば・・・ あるいは、2060年までに、日本が逆ピラミッドの人口構成でも、ちゃんと機能する社会保障のシステムを考案しているかもしれない。その際は、おそらく、「同じ世代が、同じ世代を扶養する」という仕組みにしないと無理でしょうけど・・・ 経済は?・・・日本なら、労働人口が年々減っても、省力化上手だから、年5~6兆ドルの経済規模を維持する位のことは、供給サイドでは十分可能でしょうね。 問題は、需要の方・・・・日本の国土の上で、消費してくれる人が十分いないと、経済規模は維持できない。デフレが永遠に続くだけ。 人口が確実に減り、雇用が増えないと予想されるなかで、どうするんでしょうね?経済の縮小均衡もできるけど・・・働く者にとっては、かなりつらいぞ。 2060年だと、私は90歳を超えるので、この世にいないかもしれませんが、娘ソフィアは、55歳。息子ポニーは51歳・・・確実に生きているでしょう。 上の人口ピラミッドをみながら、 私は、ソフィアやポニーを、日本でしか通用しない人間でなく、世界中で通用する人間に育てると、決意を新たにしました。 将来ある子供たちを、日本語圏、英語圏、中国語圏で通用する人材にする・・・・それが今の日本を生きる、親の思いやりだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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