「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求訴訟」判決は原告敗訴!
「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求訴訟」の判決が、本日、福井地裁であった。原告は福井「ジェンダー図書排除」究明原告団および有志で、原告代表 上野千鶴子事務局 寺町みどりさん。裁判長は、「原告の請求を棄却する」と述べ、「県が音声記録を管理しているとは認められない。条例の解釈上、請求は認められない」と理由を語った。その後、原告は近くの会場で、記者会見と上野氏の「いまバックラッシュは・・・」というテーマの講演を行った。ざっと数えたところ、報道関係者が15名ほど、支持者が20~25名ほど参加していた。上野氏は判決に対して「勝訴を確信していた、時代に逆行した判決だ、控訴する」と語った。また講演の中では、「つくばみらい市の事件、困ることは、一つの場所で起きると波及していくことだ。もっと恐ろしいことは、計画自体を行わないなど、自主規制してしまうことだ。行政の事なかれ主義が怖い。」「今後、保守派(右翼)は、男女共同参画基本法やDV防止法の廃止にむけて動いてくる。また、女子差別撤廃条約に反対してくる。彼らの本音は、女を黙らせろ!女は引っ込んでろ!男には歯向かうな!黙って俺の言うことを聞け!ということだ」などと語った。私の感想を少し述べます。訴訟そのものについては、原告勝訴の可能性も大きいと思っていました。しかし、上野さんたちの勝訴はよろしくないことなので、ほっとしたというの気持ちがまずあります。しかし、県の福井県男女共同参画審議会の公開された文書は、真実を伝えていない(嘘がある)という思いを審議会を傍聴した私は以前から思っていたので、その点では、残念でもあります。県は、条例を改正して、音声記録、電磁的記録などを積極的に公開すべきではないかと思う。次に上野千鶴子氏の講演についての感想です。先に紹介した中の「彼らの本音は、女を黙らせろ!女は引っ込んでろ!男には歯向かうな!黙って俺の言うことを聞け!ということだ」を聞いて、上野氏はかなり被害妄想的な人だと改めて思いました。中にはそう思っている人もいるだろうけれども、ほとんどの人(男性)はそう思っていないと思う。少なくとも私はそんなこと全く考えてもいない。また、男女共同参画基本法やDV防止法、女子差別撤廃条約に反対しているのはなにも男ばかりではない。女性の中にも多くの反対者がいるのである。最後に、上野千鶴子氏についての疑問が一つあります。今日(1月30日)は、水曜日(平日)です。東京大学の授業は無かったのかと心配しています。もし、授業を休講にしていたとすると大きな問題です。そうでなければ私の杞憂です(お詫びします)。上野さん、寺町さん教えてください。なお、集会の写真を掲載できればよかったのですが、報道関係者以外はお断りいたしますとの事で残念でした。情報公開を求める方々にしては遅れているようにも思いました。