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フィンテックが軟調ですね。今日は近い業態の不動産流動化系が本日は買われていましたが(野村不動産のIPOの影響でしょうか?)、あるいは、同業のグラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリーが若干あがりましたが、むしろ下げています。
株式市場的には、日経新聞が伝えた中期計画の下方修正リスクに対して不安になっているのか、あるいは、MSCBに対しての嫌気かどっちかだと思います。 MSCBに対しての嫌気という意味ですと、自分は、昨年のアセットMの株価の動きを思い出しました。自分は、当時ダヴィンチを保有していたので、類似企業として株価をチェックしていました。改めてMSCBに対する株式市場の反応を知るために、参考までに、当時の株価をふりかえってみました。 アセットMは、昨年の7月11日に上方修正とともにMSCBの発表をしていました。その後、株価は30%近く下落。類似のダヴィンチも軟調でしたが、そこまでは下げていなかったと思います。 9月14日に、11月30日に繰り上げ償還発表。株式市場の反応は限定的。 10月3日に上方修正。このときは、株式市場は、プラスの反応。 10月14日に株式への転換額が決定。これには、大いにプラスの反応。 その後、11月30日に繰り上げ償還が完了して、その時期の不動産流動化の市況に素直に反応した形であがっていきました。 こうして大雑把に見てみると(正確とはいいがたいですが)、7月から10月までは、アセットMの株価については、MSCBが、重しをのせていたような印象を受けてしまいます。 CBの詳しいことは専門家ではないのでわかりませんが、一概にMSCBだからといって悪いとは決められず、発行条件、その資金使途、資金を調達することによるリターンによって、投資家にとってどうなのかが決まると思います。 しかし、フィンテックやアセットMなんかも見てみると、MSCBの株価へのマイナスのインパクトを見て取ることができるでしょう(本当はもっとサンプルがないと正確ではないのですが、IDUなんかもMSCB発表して大幅に下げていた記憶がある)。 逆に言えば、MSCBがなくなったとき(償還ないしは、株式への転換)、ひとつの株価に対する不安が取り外されて、株価が上がりやすくなることを意味するのかと思います。 何らかの形で決着したときには、あがる・・のかなあ。そには市況もあるので、難しいところですが、フィンテックのホルダーには注目点ですね。逆に言えば、今日の株価を見ていると、大幅な上昇は期待しにくいところかもしれません(裏目になることを祈っています)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月03日 20時01分22秒
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