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行こか戻ろかイギリス生活

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2005年02月26日
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今日からツウぶって、街のバールで朝食。スペインのミルク入りコーヒーは相変わらず美味しい。不本意ながらの合計8年半のアイルランド・イギリス生活で、コーラを常温で平気で飲むようになってしまった私には、熱い飲み物は熱く、冷たい飲み物はいつも冷たくサーブするスペインの日常の豊かさを尊敬する。スペインの生ハム好きの友人がうわ言のように「ハモン(Jamon)、ハモン」と繰り返してくれているおかげで、バールでは何とかトーストとハムを注文。本当はチーズも食べたかったが、スペイン語で何と言うのか判らず、チーズは明日までお預けだ。

ソレアのクラスでは、Inmaculada先生も集まった生徒のレベルを見て判断したのか、今日から本格的に始まったエスコビージャの練習ではぐっとレベルを上げてきた模様。例の何処をどう切ったらどうしてそういうステップの組み合わせになるのか判らない感じの、最後にバタバタと異常にたくさんの足の動きが詰め込むステップが登場。コンパスの判別不可能。途中で頭が真っ白になる。恐るべし初級者コース in ヘレス。

段々他の生徒とも話をし始め、ちょっと聞いたところではフラメンコ歴8年という人もいて、やはり上級者もかなり混ざっている。ステップが高度になっていくにつれ、勿論ついていけない人はまったくついていけないのだろうが、皆それなりにピタっと終わったりして、私はなんだかちょっと取り残され感がある。

途中でクラスを半分ずつに分けて、曲の頭から通しで踊る事になった。普段は、他の生徒に注意を向ける余裕等ないが、こうしてつくづく見ていると、腕の筋肉がどうみても素人には思えないほど発達している人(いわゆる踊る体が出来ている人)が、先生の動きを綺麗にコピーしいている姿が目につく。そうかぁ、せっかく一流の先生の動きをじかに見られる機会だ、先生の動きを忠実に真似する形の練習もいいなと気付かされる。そして、それがそのまま自分のクセになってくれればいいけど。。とたった6日間の講習でムシのいい願いかも。魂にこだわって自分の踊りを追求するのもいいが、今回は自分の魂(別の言い方をすれば、「自分の変なクセ」に過ぎない)を捨てる決意をする。

2コマ目のブレリアでは、昨日、ヤマダのステップから教えていたのでこの先どうなるのかと思っていたら、片方の足の踵と反対の足の踵及びつま先を交互に打つ、例のキツツキステップが登場。昨日までのなめ切った気持ちも何処へやら、どうも何拍目でどうやって入っていいか判らない。今まで横着にもきちんとカウントしてこなかったツケが廻ってきたというところか。ブレリアは12拍子だが、英語で数えると10から先が長くて、口の中で数えているうちに曲は12まで終わってもう次のコンパスの1まで入っちゃってるし、日本語でもやっぱり10から先が若干長い。で、もうここは思い切って12を2つに分けて、1から6までを単純に日本語で数えてみる。うーん、コレなら何とかなるか。

このクラスでも生徒を何グループか分けてそれぞれ躍らせる。そのうち、熱い魂が限界に達したのか、先生がついに自らソロで踊ると言い出した。Juanは踊りだすと急に顔が替わる。顔をしかめたり、笑ったり、ふざけたりと、たくさんの種類の気持ちがくるくると表現されていてその緩急が素晴らしかった。

このコースの先生が一流だと思うところは、短期のコースだという事もあるかもしれないが、一回一回本当に手を抜かずに手本を見せてくれるところだ。

このフェスティバルでは、19時、21時、そして夜中の12時(または午前1時)からと、夕方から深夜まではびっしりパフォーマンスが見れるよう計画されている。今日は、夜9時からの劇場はパスして、7時からのIsrael Galvanを観にSala la Companiaという小劇場に行く。例のコースの学生証でただで入場しようとしたところを係りの人に止められる。どうもこの公演のチケットはソールドアウト、水戸黄門の印籠のように無敵と思えた学生証もここでは通用せず。夕食を食べてすごすごとホテルに帰る。

一眠りした後、12時からホテルの近くのPena la Buleriaに出掛ける。パンフレットによると、ヘレスには12ヵ所程もペーニャがある。Pena Don Antonio Chacon, Pena Fernando Terremoto等、個人名のついたペーニャが多い。一つの街にこれほどの数のペーニャがあるのには驚きだ。

Pena la Buleria

Pena la Buleriaでは、飲み物を注文する時に、「Sherry」さえも通じない。Sherryとは英語だったのかとこのとき初めて知る。うろ覚えのFinoという言葉を口に出してみるとシェリーが出てきた。よかった。オレンジジュースを飲みたい友人は、オレンジジュースという単語を知らないばっかりに、嫌いなFantaオレンジを飲んでいた。とりあえず飲み物にありつけたので、Coca cola ボトラーズ社の偉大さに感謝。

実は今日のカンテはブレリアクラスのカンタオーラ・エバのお父さんだった。ギターはブレリアクラスのギタリストが登場。踊り子は、なんと60代と思われる貫禄のじいさん3人組だ。
パフォーマンスは、近所のフラメンコ仲間の発表会といったところ。日本で子供の頃、夏には盆踊り大会があったように、ここヘレスではフラメンコ好きが集まって、喉自慢、踊り自慢を行うらしいとみた。(勿論、ギタリストとカンタオーレはいわゆるプロレベルだが)。噂どおり、こういう場のフラメンコは歌が中心。3人のじいさんが歌の合間にチョコチョコ出てきて、ブレリアを踊る。
Pena la Buleria パフォーマンスの模様

意外にも腰の切れがよい。コンパスはあっているのだろうが(あっているかどうかも判らない自分が情けない)、コンパスなんて気にしてない風な自然なタイミングで自由にヤマダを切ったりして羨ましい。45分ほどで終了。

もう2時だし、これで終わりかと思いながら、いやいやここはスペイン、侮ってはいけない。帰る人も残る人も半々だったが、周りの人に聞くと「とりあえず2部もあるが、まあ2部は何時から始まるか判らないから」という返事。明日の事を考えて2時半でホテルに帰った。恐るべしスペインの夜。





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最終更新日  2005年03月06日 09時57分52秒
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