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カテゴリ:コロンビア
毎回、身体が馴染むまで時間がかかるコロンビア。今回は思わぬ発疹が体中にできてしまい、多分なにか食べ物のアレルギーだと思うのですが、原因不明のまま2週間。今週から大学とダンスにおける創作が始まりそうなので身体を整えるべく、野菜中心の食生活に切り替え、時をみつけては歩く機会を増やしつつ様子見。
日曜日は御馴染み教会のミサへ。カンデラリアは所狭しと教会が立ち並んでいます。その中で最も佇まいが美しい教会へ。いつも閉まっていて中を見る機会はなかったのですが、やはり内装も独特、ステンドグラスがトッテモ素敵でした。牧師さんの笑顔と声も心地よく、パイプオルガンを演奏しながら歌っている少年の歌声も個性的。ブエノスアイレスのサンタクルスのような社会派の教会には未だ、メキシコでも、コロンビアでも出会う機会はありません。やはり皆さんが言うように独自の道程を歩んでいる珍しい教会なのかもしれません。とはいえ、毎回なにかしら心に残る言葉があります。今日は「シンプルな良い心」というテーマ。ふと反対を考えると「複雑で悪い心」、、そういう人になりやすい社会に流されてしまわないようにしたいものです。 ボリーバル広場に向う道に多くの人だかりが、、アルゼンチンでもよく行われている「人生の選択の自由」における行進。虹色の風船で出来た戦車が運ばれていました。ステージでは小学校など子供の教育の場で差別用語を植えつけることを辞めるように、大人の偏見が子供に反映されてしまう流れを止めるように、という演説が行われていました。同時に流されているディスコミュージックの爆音と、酒瓶を抱え酔っ払っている若者、、「シンプルな良い心」の話を思い出しつつ、、偏見や差別はトモカク、個人主義の快楽の権利ばかりの主張には複雑な気持ちになります。今日の主人公の方々が社会のために大きな仕事を皆で行ったら、差別は尊敬に変わり、闘わなくても認められる場所を獲得できるのかもしれません。 ふと空を見上げると真っ白な丸い月がポッカリ山の上に浮かんでいました。 佐野まり http://twitter.com/sanomari http://www.facebook.com/danzacharango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.02 13:29:56
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