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カテゴリ:ノート、手帳、他紙類
以前にもオーソドックスなタイプのツバメノートをご紹介しましたが、今回はちょっとリッチな「ツバメ クリームノート カンフォート B5」。
「アクサス株式会社」で購入しましたが、ここはメール便送料がとても安いので、通販でもお試しで1冊とか買い易いですね。 買ったお店:アクサス株式会社 買った商品:【メール便(送料80円)発送につき代金引換・日時指定はご利用いただけません/代金引換をご利用... 価格:410円 「ツバメ クリームノート」は、旧来のツバメノートのスタイル継承したタイプとカラー表紙のタイプの2系統があり、これは、カラー表紙の方です。 また、カラー表紙のタイプにも、3種類あり、これは横罫の「カンフォート」と言う製品になります。 カラー表紙には、他にも5mm方眼の「セクション」、無地の「プレーン」があり、それぞれ、A5とB5の2つのサイズが用意されていますね。 見た目は、レトロと言うより、赤い表紙のお洒落な感じのノートです。 背の部分には「寒冷紗テープ」が貼られていますが、「寒冷紗」とは、園芸や農業で防寒、防風、防虫にために使われる布地だと思います。 中身は、普通の横罫B5ノート。7mm罫です。 製品名の通り、紙の色はクリーム色。 これもやはり、こだわりの糸綴じ製本。 罫線は、オリジナルのツバメノート同様に水性インクで引かれているのかは分かりません。 オリジナルのツバメノート同様にフールス紙が使われているのですが、オリジナルが「ツバメ中性紙フールス」を使用しているのに対して、「クリームノート」は「OKフールス」を使用しています。 光に透かしてみました。 写真では分かり難いですが、独特の簀の目模様が見えます。 日頃の行いが悪いせいか、良い位置に無かったのですが、「OK」マークの透かしが入っています。 「OK」マークの透かしは「王子製紙」製を表すと思うのですが、「OKフールス」は、「鵬紙業」のオリジナル用紙とされています。 実際、どうなんでしょうね? 表面は「ツバメ中性紙フールス」より、滑らかな感じがしますが、万年筆で筆記してみた感じでは、筆記感覚は「ツバメ中性紙フールス」と、そう変わりません。 ザラツキは、殆ど無く、滑らかに書けますが、必要以上に滑らず、確りと書ける印象です。 フローの良い万年筆に「ウォーターマン ブルーブラック」を入れて書いていた限りでは、滲みは無く、裏抜けも見られませんでした。 インクの吸収が良いせいもありますが、潤沢なインクフローを誘発してくれるような紙ではないようにも思います。 続いては、神戸の「大和出版印刷」が拘って作ってオリジナルの筆記用紙「リスシオ・ワン」を使用した名刺サイズのメモ用紙。 名刺サイズ(55×91mm)は、1パック、100枚入りで283円。 スケールの小さい大人買いと言うことで、5パック纏め買いしました。 買ったお店:Flathority by Le Bonheur 買った商品:Liscio-1(リスシオ・ワン)用紙 名刺サイズ 価格:283円 万年筆のために作られた用紙で、繊維の隙間を埋め、表面を滑らかにするために無機顔料を填料(充填剤)として加えているそうです。 姉妹品として、A4、A5、ジョッターサイズ(5×3)の用紙、便箋(A5)、ノート(A5)もあります。 万年筆のための用紙、と言っても中身は、ただの紙なんですが・・・。 無地で、色も白く、見た感じは、全く特徴はありません。 ペラペラではなく、適度な厚みがあり、コシのある紙です。 フローの良い万年筆に「ウォーターマン ブルーブラック」を入れて書いてみました。 素直なインクフローが得られる紙ですね。 謳い文句のとおり、滑らかに書けます。 滲みや裏抜けは、全く見られませんし、裏写りも殆どありません。 インクの吸収も早く、実用性に優れた非常に優秀な紙です。 特に裏抜けに強い点は、特筆すべきです。 中国には「美工筆」と言う絵画用の万年筆があるのですが、超絶インクフローの美工筆でインクを塗るように書いても、見事に耐え抜き、皆無と言っても良いほど殆ど裏抜けしません。 しかも、渇きが早く、大量のインクを見事に受け止めてくれます。 ちなみに、同じことをブロックロディアでやると、裏抜けどころか、机をインクで汚す事になります。 裏面も表面と筆記感はそれ程変わらず、滑らかに書けます。 さっと取り出して書くこと想定した場合、裏表を気にせずに書けることは、重要な事ですね。 1つ難をあげるとすると、優秀さが災いして、個性が感じられないことでしょうか。 これで無くてはダメと言う説得力に欠ける気がします。 しかし、万年筆を愛用されている方なら使う意味は十分にあると思います。 「リスシオ・ワン」を使った製品は、「Pen and message.」と「分度器ドットコム」でも販売しており、通信販売でも買うことができます。 こちらは、オマケで頂いたライティングパッド。 同じく用紙に「リスシオ・ワン」が使われてます。 非売品と言うか、製品化できなかったロットだそうです。 10mmの罫線が水性インクで引かれている拘りの品。 しかし、水性インクが災いして、汗で滲む罫線になってしまったとか。 これが、製品化できなかった理由だそうですが、それはそれで面白い気もします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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