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カテゴリ:音楽
「もう馬鹿に出来ません「ZOOM G3」 その1」の続きです。
音については、言葉で表現するのが難しいですが「ZOOM 505II」と比べても格段に進歩していました。 デジタル臭さが抜けた、より自然な音が得られます。 アンプ・シミュレーターは、かなり使えますね。 特に「Mesa Boogie DualRectifier」をモデリングした「BG Drive」がお気に入りです。 とは言えハイゲイン・アンプの選択肢は多く無く、「Peavy」のアンプが皆無な点は残念ですが・・・。 下手な演奏で恥ずかしいですが「BG Drive」を使ったサウンドのサンプルををアップしておきます。 ・ZOOM G3 BG Drive(Mesa/Boogie Dual Rectifier)を使ったサウンド 『Sequel 3』で録音しましたが、1トラックでは十分な音量が得られなかったので、2トラック同じ音を重ねています。 兄弟モデルの「ZOOM G3X」との違いは、エクスプレッション・ペダルがない点ですが、必要であれば、外付けの「ZOOM FP02」を接続できるようになっています。 他にはフットスイッチの「ZOOM FS01」が用意されています。 では、本体の操作パネルを見てゆきましょう。 本体の上にボタンが並んでいますが、ここで基本設定や機能の切り替え、パッチの保存を行います。 基本的に演奏中に弄る必要のないボタンですね。 マスターボリュームは「GLOBAL」ボタンを押すと表示される画面で調整できるのですが、物理的なダイアルとして付けて欲しかった。 「ZOOM G3」の電源を入れると、パッチの切り替えを行うモードではなく、各エフェクターの設定を直感的にエディトできるモード(ホーム画面)で起動。 この画面でエフェクト・プログラムを作成し、パッチとして保存します。 コンパクト・エフェクターを並べた時のように、3つの液晶には現在選択されているエフェクターがリアル?に表示されます。 2桁のLEDではなく、液晶画面ですのでエフェクターやパラメーターが直感的に確認しやすいですね。 エフェクターの入れ替えや設定のエディトが直感的にできる点が「ZOOM G3」の売りですが、本当に簡単です。 フットスイッチの左上のランプが赤く点灯していれば、そのエフェクトが有効であることを表しています。 フットスイッチで各エフェクターを任意にOFFに出来ますが、残念なことに、切り替えの際に若干音切れしますね。 液晶は3つしかないので、6エフェクト全てを同時に確認することはできず、画面をスクロールさせる必要あります。 本当にコンパクト・エフェクターを並べた時のような感じにはならないのですが、それに近いかと。 (Ver.2.0のファームウェアが出る前は、同時使用3エフェクトだった。) しかも、エフェクターの組み合わせや順序は柔軟で、ディレイ✕3なんてことも出来ます。 各エフェクトのパラメーターは、液晶の下の3つのダイアルで調整。 芸が細かくて、液晶に表示されているエフェクターの画像の中のダイアルは、実際のパラメーター連動しているので、視覚的にある程度のパラメーター値を把握できます。 3つ以上のパラメーターがあるエフェクトでは、ページを切り替えて他のパラメーターを設定する必要がありますが、操作は直感的に行うことが可能です。 操作性にに関しては、すごく満足していますが、1つになるのがエフェクターを選択する際の操作です。 116個のエフェクターが表示され、その中から選ぶのですが、数が多いので選択が面倒です。 カテゴリ分けして、カテゴリから選択させるようにした方が、絶対に操作性は良いと思います。 一番、左側のフットスイッチを長押しすると、パッチモードに切り替わります。 この際、若干、音切れしますが・・・。 10バンク✕10パッチの構成で、作成したエフェクト・プログラムを100個保存できる仕様。 パッチの呼び出しにかかる時間は、世界最速の1ミリ秒で音切れはありません。 再度、左側のフットスイッチを長押しすると、パラメーターをエディトできるホーム画面に切り替わりますが、この際にも音切れはありません。 USBケーブルでPCと繋げば、PC上でエフェクト・プログラムの作成することも出来ます。 「Edit & Share」というアプリが無料で配布されていますので、これをPCにインストールします。 Mac版もありますよ。 エフェクト・プログラムのコピー&ペーストといった操作は、「Edit & Share」を使ったほうが楽ですね。 「ZOOM G3」本体にはエフェクト・プログラムを100個しか保存出来ませんが、PC上でファイルとて保存しておけば、無くなることはありません。 勿論、エフェクト・プログラムを配布したり、交換したりすることも可能ですし、実際にそのようなサイトもあります。 Guitar patches:http://guitarpatches.com/patches.php?unit=g3 「ZOOM G3」には、他に下記のような機能がありますが、弄ってないのでレビューからは省きます。 ・最長40 秒の録音が可能なルーパー機能 ・オートクロマチック・チューナー 現在の「ZOOM」製品は、「ZOOM G3」と同じ思想を持つ上位モデル「ZOOM G5」や「マルチ・ストンプ」という別思想の「MS-50G」、「MS-100BT」、「MS-70CDR」などが最新DSP「ZFX-IV」を搭載したモデルとなっており、フラッグシップ・モデルの「G9」、「G7」とエントリーモデルの「G1」、「G2」は設計が古い「ZFX-3」を搭載している状況です。 「ZOOM」は、これまで下位モデル用のDSPを用意したことはありませんので、いずれ「ZFX- IV」を搭載した「G1」や「G2」がリリースされるでしょう。 もっと安いモデルでも「G3」同様の音が期待できそうですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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