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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:オンライン試写会
23日、yahoo!で「アルゼンチンババア」をオンライン試写会で鑑賞した。
時代も急速に変化をして試写会もパソコンで見る時代がやって来た。私のパソコンは光回線を無線LANを使用している為か、映像がカクカクとした感じでしか見れないが、とりあえず全編視聴することが出来た。 【スペシャるプライス】 アルゼンチンババア(DVD) ◆50%OFF! 映画の話 最愛の妻が死んだ日、毎日病院に通っていた石彫り職人の悟(役所広司)は姿を消してしまう。娘のみつこ(堀北真希)は叔母や従兄弟に助けられながら、父の帰りを健気に待っていた。半年後、悟は変わり者と評判の女性アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。みつこは勇気を奮って父親奪還に向かうが……。 まず物凄くインパクトのあるタイトルで、原作も知らない私にとってはコメディかホラー作品かと思っていたが蓋を開ければハートウォーミング作品となるのか。 主演も鈴木京香と思っていたのだが堀北真希が主演だった。それにしても鈴木京香のアルゼンチンババアはどうなんだ?原作を知らない者にとっては違和感アリアリなんだけど、この話の感じだったら室井滋あたりがベストに思うのだが、鈴木京香では綺麗すぎて映像から臭さが感じられないのが難点だし、あの容姿だったら若い頃はモテたんじゃないのって勘ぐってしまう。他のキャストはOKで、堀北真希の叔母を演じた森下愛子は顔の感じが堀北に似ているので良い。それと整体医院のココリコ田中がなかなかいい味を出している。 映画の感想 うぅーん、なんだかイマイチだ。撮影したロケ地なんかは良いのだけれど、物語にメリハリが無いのと、アルゼンチンババアの違和感が最後まで拭えないのと感情移入が出来ない。原作で読めばババァに対してのイメージが人ソレゾレ想像が出来て楽しめるのだが、映像で見せられると覚めてしまうというのか、最近だと『嫌われ松子の一生』の晩年の松子くらいの容姿だったら、町の人から変わり者扱いされるのが判るが、ババアは一生懸命メイクして衣装を着ましたって感じで鈴木京香の顔はいつでも綺麗なんだからアンバランスに感じてしまう。 それからババアが採取したハチミツのエピソードがチョロっと描かれていたが、あれをもっと『パフューム』みたいに拡大解釈すれば面白いのに勿体無い。それと屋上でアルゼンチンタンゴを踊るシーンで、撮影に時間が掛かったのか背景の空の雲がカットによって全然違う形(正確に言うと何パターン)だったのがパソコンの小さい画面で見たせいか気になった、CGで修正するなりしないと駄目だ、せっかくのいいシーンが台無しである。 パソコンで初めて映画を一本まるまる鑑賞した訳だが、やはりパソコンでは限界を感じる、最低でもテレビの画面でドルビーサラウンドなどの音響システムで見ないと映画本来の良さが伝わらないのかもしれない。そんな訳で今回はかなり辛口のレビューになってしまった。 映画「アルゼンチンババア」の関連商品はコチラをクリック。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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