●童画家、いわさきちひろさんの生まれた家(福井県越前市)ー写真5枚で紹介しています |
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いわさきちひろさんの代表作、幅広いファンを魅了、見る人をやさしい気持ちに
越前市(旧武生市)生まれの絵本画家、いわさきちひろさんの代表作136点を一堂に紹介する特別展「わたしが選んだちひろ展」は、7月21日福井市立美術館で開幕、初日から大勢の鑑賞者で賑っています。ちひろさんが描いた絵は、見る人を優しい気持ちにさせるともいわれ、それが子供からお年寄りまで幅広いファンを魅了しているようです。
越前市(旧武生市)にある「ちひろの生まれた家」にも、多くのファンが訪れる
このような中で、今日(7月22日)、同市天王町にある「ちひろの生まれた家」記念館に行ってきましたが、こちらのほうも多くのちひろファンが訪れており、来館者数は前年比4割増(関係者)の勢いで伸びているそうです。
壁面に張られた大正3年の新聞、箱階段、ちひろの産湯に使われていたという井戸などに、当時の面影偲ぶ
同記念館によると、ちひろさんは、大正7年(1918)12月15日、今は記念館として保存されている家で生まれた。雪の降りしきる中で生まれたようです。母は長野県松本出身で、武生町立実家高等女学校の教師として赴任していたときに、長野県出身の建築技師と結婚しましたが、その後も単身、武生で教師を継続、そのうちにちひろさんを身ごもり、この家(記念館)で出産した。そして、翌年、母はちひろさんを抱いて夫のまつ東京へ武生を去ったという。
この家(記念館)は明治時代に建てられたもので、壁面に張られた大正3年の新聞、箱階段、ちひろの産湯に使われたといわれる井戸、明治~平成まで見続けた板壁などに、当時の家の面影を偲ぶことができます。
「ちひろが生まれた家」記念館まで、福井市街地から車で南方へ40分、JR武生駅から徒歩10ぐらい。近くには紫式部を偲ぶ公園があり、西日本随一といわれる「たけふ菊人形」もこの付近で毎年行われています。
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