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趣味の漢詩と日本文学

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September 6, 2008
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カテゴリ:漢詩・漢文
重送裴郎中貶吉州 劉長卿
猿啼客散暮江頭、人自傷心水自流。
同作逐臣君更遠、青山萬里一孤舟。
【韻字】頭・流・舟(平声、尤韻)。
【訓読文】
重ねて裴郎中の吉州に貶せらるるを送る。
猿啼き客散ず暮江の頭(ほとり)、人は自から心を傷ましめ水は自から流る。
同じく逐臣お作(な)るも君更に遠く、青山万里一孤舟。
【注】乾元二年(七五九)年の作。
○裴郎中 未詳。
○貶 官位を落とされ遠方に左遷される。
○吉州 江南道吉州。いまの江西省吉安市。
【訳】
ふたたび裴郎中が吉州に左遷されて行くのを見送る。
猿悲しげに啼き叫び客かえりゆく川のへり、人は心を傷ましめ水は無心に流れゆく。
君われともに都をば追放されし身となるも、君の任地は遠くして、舟に身まかせ青山の万里もつづくそのかなた。





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Last updated  September 6, 2008 10:30:57 AM
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