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カテゴリ:SWキャラクター
ドゥークー伯爵はおよそ80年にわたってフォースの道を学び、銀河系で最も強力なジェダイ・マスターの1人としてその名を馳せていた。だが、彼の最終的な忠誠はジェダイ騎士団の構造化された規範ではなく、むしろ彼自身の直感や理想に対して捧げられることになる。彼の強い独立心は多くの人々に影響を及ぼし、良き指導者であったヨーダでさえ、彼を御するのに苦悩したのだった。
こうした頑固さに反して、ジェダイ・アーカイブはドゥークーを恐るべきジェダイとして記録している。彼は銀河に散在する惑星で無数の紛争を解決しており、古式に則ったライトセイバー戦においても強力無比の存在だった。また、ドゥークーはクワイ=ガンの師でもあり、彼を一人前のジェダイに育てたが、クワイ=ガンの独自の考えを作り上げたのもドゥークーがマスターであったからと考えられている。さらにドゥークーは注目すべき個性と血統を持ちあわせている。セレノの伯爵としての生得権は彼に信じられないほどの富を与え、彼はそれを分離主義指導者としての政治資金に流用していたのである。 ジェダイ騎士団から離反した後、ドゥークーは何年もの間姿を消していた。その後彼が最初に姿を表したのはラクサス・プライムである。ドゥークーはそこで、元老院とジェダイ騎士団が共和国のモラルと理想の明白な侵食を傍観しているとして痛烈に批判した。そのとき以来、彼の活動拠点は惑星から惑星へと移動するようになる。彼は分裂を扇動し、急速に団結しつつある分離主義運動を指揮していたのだ。 ドゥークーがフォースのダークサイドに身を任せるようになったのもちょうどそのときだったが、その事実はまだ知られていなかった。しかし、彼は明らかに過去の禁じられた知識を実践していたのだ。事実、ドゥークーがジェダイ・アーカイブに保管されている暗黒のホロクロンを通じてシスの教義を研究していたという噂もよく聞かれる。彼は伝説のシス卿ダース・シディアスの弟子になっていたのである。 ドゥークー伯爵、いまやダース・ティラナスは、クローン大戦を実現させるのに十分なシスの古代教義を手に入れていた。この戦争における彼の最初の任務は、共和国とジェダイ騎士団の力に対して古代シスの武器を解き放つことだったのだ。 クローン大戦・・・初戦のジオノーシスにおいてドゥークーはその力をみせつけた。オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの二人のジェダイをライトセーバー戦で倒したのである。そしてジェダイ騎士団最強と言われるマスターヨーダ、かつての彼の師とも戦うがかなわず撤退。 しかしその後クローン大戦においては分離主義独立星系連合の政治的指導者として共和国と戦うのである。 クローン大戦末期。ドゥークー伯爵は彼が鍛えたサイボーグの指揮官、グリーバス将軍とともに共和国首都星コルサントを奇襲し、共和国元老院議長パルパティーンを誘拐した。しかしグリーバスはしらなかったがこれはドゥークーとシディアスの策略であり、パルパティーン救出に来たジェダイの英雄アナキンをダークサイドに引き込むつもりだったのだ。 ドゥークーはオビ=ワン、アナキンと再び対決した。激しいライトセーバー戦でオビ=ワンを倒し、アナキンにダークサイドの力を使えと誘惑するドゥークー・ティラナス。しかし怒りを使ったアナキンの前にドゥークーはあっという間に両手を失い負けてしまう・・・。 その時パルパティーン・・・シディアスはアナキンにドゥークーに止めをさすよう促した。ドゥークーはこの時初めて自分もシディアスにとってただの捨て駒であったことに気づいたがすでに遅し・・・彼はアナキンに止めをさされ戦死するのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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