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2007年03月18日
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カテゴリ:小説感想
人目を避け暮らしてた男と美人モデルが続いて消息を絶った。
男が隣人に託した桐箱には、黒い石をかみしめた髑髏。残された言葉「不知火」を追い、浅見光彦は九州・八代へ。
かつての炭坑町に秘められた、二十数年前の事件の真相にも迫る。

                       

1963年11月9日、同日に起きた炭鉱の爆発事故鶴見事故
最初はフィクションだと思ってた。
内田先生はお話とリアル事件との絡ませ合いが本当にお上手きらきら
主人公がルポライターという時間のヨユーがありそうな職業。
そして、探偵もどき+兄が警察庁長官、という何ともオイシイ設定なので、浅見との接点がなくてもいいのに、上手いこと話の展開を進めていく、ことにも面白みは感じられる。

同日に起きた事故に、それぞれの肉親が絡んで亡くなっているという事を知り、「同情してくれたのかも」と惹かれていくモデルの千恵。そして一緒に失踪。
わけわかんねぇわからん
そんなにロマンチックに惹かれ合ったというのに、探してくれ相談に乗ってくれたという浅見に対して「お礼が思いつかない」とキスをするなんて、ありえねぇわからん

殺人のない”推理小説”って読んだことなかったので、とっても面白かったグッド
んだけど、事件とは外れてるけども、現実に有り得るかぁ?って思わされる女性像の設定はいかがなものかと。
単に<お礼にキス>は有り得るとは思いますよ。
ただ、幻想的な出会いに近いのに...ということを踏まえてしまうと、どうしても納得がいかなくって。
無くても問題なさそうなので、その点だけがちょっと残念バイバイ





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最終更新日  2007年03月18日 21時35分03秒
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