テーマ:たわごと(26740)
カテゴリ:私のつぶやき
懐かしい思い出の一枚。 2006年夏。 前回、渡米した時(20年ほど前)からは考えられないほど 今は世の中が本当に便利になってきて、 海外にいても日本のTVを観る事ができたり、 ネットで世界中の人とタイムリーで繋がることができ、 日本の母親とスカイプで何時間も無料でお喋りも出来てしまう。 (前回のアメリカ生活では、日本への国際電話料金が 目の玉が飛び出るほど高かったので、時計を見つつ焦りながら、 用件を急いで口走るような有様でした) そんなとっても便利になった現在の中で、日本が常に恋しい私が よくお世話になっているのが、お馴染みのYou Tube。 まぁ、ここで検索して出て来ない映像ってないのでは?!と思うほど、 その分野は多岐にわたってバラエティ豊富。 夏が近くなってくると私の中で恋しくなるのが、 やはり故郷、青森の夏祭り。 検索すると出てくる、出てくる。。。。 ここ数日は繰り返し繰り返し、バカの一つ覚えのごとく、そればっかり観ています。 青森の夏祭りといえば、きっと全国的に認知度の高いのは 青森市のねぶた祭りだと思います。 私も学生の頃、そして結婚してからは旦那や友人達と夏になると ハネトになって跳ねたものでした。 あれ、一晩中跳ね続けていると、終いには祭りの浴衣は ひどく着崩れし、お化粧も崩れに崩れ(汗と熱気で)、 酷い姿になってしまいますが、終わった後の爽快感は最高です。 でも私は南部衆なので(笑)、やっぱり八戸の三社大祭、 そしてそれと同じ系統である三沢祭りが、とっても恋しいんです。 あの哀愁漂う笛のメロディ、それに絡み合うような 大太鼓と小太鼓の合奏は小さい頃から何度も何度も聴いても 決して飽きる事なく、静かな感動で鳥肌が立ってしまいます。 父なんて 「三沢祭りのお囃子をカセットテープに吹き込んで、 車の中で聴きたいくらいだ」 とよく言っていたほど、やはりあのメロディは 私達南部衆にとっては独特の旋律なんだと思います。 懐かしい写真がいっぱい出てきました(^^) 三社大祭は、神話・伝説・歌舞伎等を題材にした登場人物の 人形がたくさん飾られているのですが、 山車が移動する時に振動のために、それらの飾られた人形が ゆらゆらと揺れるんですよ。 それが子供心にも怖かったのを覚えています。 特に山車の後面では、刀で斬られて滝から 真っ逆さまに落ちる落武者とか、そういった物語設定が多いため、 その断末魔の表情もゆらゆら揺れる髪の毛も 沿道で見ていた子供の私には、怖くて怖くて。。。。(苦笑) でも怖い物見たさで、そしてやはりあのメロディに惹かれてか ほぼ毎年お祭りは楽しみに観に行っていました。 写真を撮られる時は決まってピースサイン♪日本っぽい(^^) お祭りが近くなると、町内のあちこちの山車小屋から 聞こえてくる太鼓や笛の練習するメロディが 夏の夕方の風物詩のようになっていて、青森の夏を思い出す時に 思い浮かべるモノの一つになっています。 それを聞いては、”あぁ、お祭り、もう少しだな♪”と 子供心にワクワクしたものでした。 そのくせ、山車小屋にかかっているブルーシートの隙間からちょっと見える 人形達の表情をみては、”コワイ・・・”と思っていたのも事実(^^;) 夜に、下からライトアップされた山車の人形はやっぱりコワイんですよ~。 山車の仕掛けは年々、豪華になっていき、 電動式で空高く上に伸びたり、両脇から絵巻物のように拡がったり、 ドライアイスかスモークのようなモノまで出てきて、 (例えが古いけれど)ユーミンのステージ並みの豪華絢爛さ(^^;)。 五穀豊穣を祈願し、神を祭る意味合いがあるためか、 日本各地には、その土地の特徴を示したお祭りがたくさんあるけれど、 つくづく日本人ってお祭り好きなんだなぁ~と思います。 東北の夏はとても短く、夏祭りが終わってしばらくすると 吹く風も気のせいか、ちょっと冷たく感じるようになります。 秋や、その後に続く長く厳しい冬が来る前に、その短い夏を惜しむかのように、 思い切り燃え尽きようという青森の人達の熱情が これらのお祭りに現れているような気がします。 まるで、パァ~っと一斉に華やかに咲き、そして潔く散っていってしまう 桜の花のようでもあるなぁといつも感じています。 躍動感溢れ、迫力満点の青森の夏祭り、ぜひ体験してみて下さい。↓↓ (9分以上あり長めですが、青森のお祭りのダイジェスト版のようにまとめられていて、お得気分♪) 「青森の夏祭り紹介」 南部を代表するお祭り、「三社大祭」は一番先に登場します。 ちなみに国の重要無形民俗文化財に指定されています。 でも、こうして改めて観てみると、青森ねぶたのお囃子は聴いているうちに、 やっぱり身体が動きそうになるし、五所川原の立佞武多の軽快な掛け声も良いし、 弘前ねぷたの地面から響いてくるような掛け合いもゾクッとします。 う~~ん、どれも甲乙つけがたいほど魅力的。 人それぞれ「血が騒ぐ」対象はあると思いますが、 私にとっては故郷、青森の夏祭りはまさにそのもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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