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(続きから)
ホテルに荷物を置いて少し休憩した後、送ってくれた車に乗って少し市内観光をする事になりました。 時刻はベトナムの時間で16時頃。 因みに日本との時差はマイナス2時間なので、日本だと18時ですね。 最初はホテルからすぐ近くの市民劇場(オペラハウス)。 フランス統治下の1900年に建てられたそうで、南ベトナム時代は国会議事堂にもなっていたとか。 ホーチミン市内に残るコロニアル様式の代表的な建物としてガイドブックでも必ず載っている名所。 西側には劇場らしく、笛を吹く男性像がありました。 反対側にも女性像があったのだけど、気付いたのは車に乗って移動した後でした。 続いて降りたのはこれもコロニアル様式の建築物である中央郵便局。 やはりフランス統治下らしい、優美な造形で迎えてくれました。 内部はお土産屋も入りこんでいるけれど、ちゃんと郵便局として機能しているそう。 日本に記念のはがきを送る事も出来るそうだけど、局員さんが忙しそうでしたので見るに留めました。 入口近くの壁には世界時計があって、東京やモスクワ、ソウル等と書かれていました。 反対側にはパリやロンドン等の時計がありましたね。 郵便局入口の脇には、ベトナム戦争の関連かと思われる像が建っていました。 中央郵便局の隣には、サイゴン大教会がありました。 こちらも19世紀の建築物だそうだけれど、見ての通りこの時は修復工事中でした。 ただ、別名が聖母マリア教会というだけあって、教会の前に建つ大きなマリア像は観れました。 夕陽近い太陽がマリア様を照らしていました。 また、教会側面には足場が無く、往時の姿を少し見る事が出来ましたね。 続いては、サイゴン川の畔に建つチャン・フン・ダオ(陳興道)の像。 メリン広場という場所の中心に建っていたのだけど、周囲がサークル状の道路でそれも車の列が絶えないのでそのサークルを一周して車内から見学になりました。 1220年~1300年頃のベトナム(大越)の皇族に属す将軍で、モンゴル(元)の侵攻を3度に渡って追い返したという、ベトナムの国民的英雄だそうです。 もっとも、その時の戦地はずっと北のハノイ周辺なのですけれど(ホーチミンを含む南部がベトナム領になるのは、この後のまた別の時代)、数少ない元の軍勢を打ち破った国である日本とベトナムの共通点が見れて面白かったです。 最後に、ホーチミン市人民委員会庁舎・・・の前に建つホーチミン像。 言わずと知れた、ベトナム戦争を勝利に導いて独立・南北統一を成し遂げた偉人。 同じ共産圏だけど、スターリンや毛沢東なんかよりずっといいイメージですね。 庁舎の方は、本当は撮影したらいけないらしいのだけど(建物の前に軍人さんが沢山待機している)、観光客は皆さん、この辺りから『ホーおじさん』と一緒に撮影していました。 庁舎の上に翻る赤いベトナムの国旗、社会主義の国らしさを感じるけれど、それだけに異国に来たという感じも受けました。 最後に寄ったのがベンタン市場。 こちらも旅のガイドブック等でお馴染みの名所。 入口から入るとお土産屋などが凄い密度で色々ありましたが、日本語で(!?)声を掛けられるので無視して奥へ奥へ・・・少し落ち着いた場所は野菜や果物を扱うエリア。 父にドリアンを勧められたのですが、匂いが臭いらしいし味も微妙らしいので初日だけあって躊躇して遠慮してしまいました。 バナナやスイカ、パパイヤ等もありますが、日本で見ない色々な果実も多く並んでいて、見ているだけでも楽しかったので満足でした。 市場を出たのが19時過ぎ、流石にベトナムでも日が沈んで来ました。 それ以上に仕事帰りの時間帯にあたって、夕食を食べるレストランへ移動するのが渋滞に嵌ってしまいました。 それはそれで、初のベトナムの商店などを眺める事が出来て面白かったですけれどね。 インパクトに残ったのは、兎に角あらゆる脇道から流れるように走ってくるバイクの大群。 車の左右から追い越していったり、歩道を走ったり、バイクの荷物も長い竿だったり脚立だったり、或いは屋台のような大きな小屋みたいなのを積んだバイクが居たり・・・ 更に2人乗りは当たり前(バイクのタクシーみたいなのも居ました)、3人親子で乗っていたりと、これだけは日本では絶対に見られない光景に圧倒されました、そして少し酔いそうw それくらい、車窓の外の光景が凄かったです。 途中、レ・ティ・リエン公園という所の前を通過。 そして、こちらのレストランで夕食。 ベトナムで初めての食事となりました。 料理は揚げ春巻き、鳥軟骨の唐揚げ、イカとあられの揚げ物・・・だったかな? それとサイゴンビール。 高そうなレストランだったので写真を撮るのを遠慮してしまいました。 目の前の水槽で、巨大な錦鯉が沢山泳いでいたりしたのでね。 何か緊張して、味の方はよく覚えていません・・・でも揚げ春巻きは美味しかったなと。 この日見たベトナムの月は満月かそれに近いお月さまでした。 勿論だけど、日本で見たのと同じお月さま。 ホテルまで送って貰って、のどが渇いた時の為に近くのコンビニでミネラルウォーターを購入する。 場所はファミリーマート、ベトナムに一番進出している日系コンビニだそうで、他にサークルkサンクスとかセブンイレブンも見かけました。 という訳でホテルに戻って来ました。 22時過ぎ・・・日本だと24時なので早朝に福岡を起きて移動して来た身としてはもう眠たいです。 ホテルの名前は『ニャット・ハ・オペラ』、市民劇場のすぐ傍なのでそれに関連した名前だと思うのだけど未だに意味が分からなかったりします。 場所はレタントン通り近くのティーサック通りに面する所。 レタントン通りは日本人を含む外国人が多く居る場所で、上記したように日系のコンビニの他、すき屋や一風堂等もありました。 日系企業も沢山進出しているベトナムはホーチミンの旅の初日は、こんな感じで慌ただしく過ぎ去っていきました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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