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LEIBSTANDARTE MITUKI HAYASE

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2024.01.31
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(続きから)

1月25日、ベトナム2日目。
初のベトナムの夜は疲れであっという間に熟睡、でも朝早くから少し遠くに行くという事でしたので早目に起きて父とホテルのバイキングの朝食を食べました。
ニャット・ハ・オペラホテル、カウンターに日本語が対応出来る方が数人居たりと日本人客でも安心の出来るホテルでした。
なので食事も日本人好みっぽい味付け。
蕎麦みたいなのや握り寿司みたいなのもありました。
でも私はパンとお肉系でしたが。それとフルーツも美味しかったです、特にドラゴンフルーツが。

部屋に戻って少しして準備してロビーへ。
この日は6時半に車に乗り込んで出発しました。


辿り着いたのはホーチミンから北西に位置するクチという場所。
時刻は9時前。
早朝の通勤バイクが凄いと思って眺めていた都市部を抜けて、郊外っぽい場所へ。
それでも幹線道路みたいで車もバイクも多い・・・時折、大衆食堂みたいなところでフォーみたいな食事を食べているベトナムの方をよく見かけました。
道路はそのまま真っ直ぐ行けばカンボジアとの国境に辿り着くという事を聞いて、海に囲まれた日本との違いをまた一つ実感しました。
途中で少し落ち着いた田舎道みたいな所を通ると、今度は傷の付いた木々の林が見えたりしました。
父が教えてくれたのはゴムの木のプランテーションだそうで、知識としては知っていたのだけどこうして実際に見ると成る程~と思わず唸ってしまいました。
後で思ったけれど、そこの写真も撮っておけばと後悔。


そんな感じで辿り着いたクチですが、道の途中で見かけていた黄色い花の木々が綺麗だったので駐車場の横にあった木を記念撮影。


写真が下手だなぁ・・・実際はもっと綺麗で南国!って感じだったのですけれどね。

クチはベトナム戦争時の南ベトナム解放戦線(べトコン)の拠点があった場所で、地下トンネルが数層に渡って掘られていたそうです。
カンボジア国境にまで達するその全長は250kmにも及ぶのだとか。
その史跡は今となってはベトナム旅行のガイドブックには必ず紹介されている有名な場所でした。
本によるとクチトンネルの観光はより遠いベンユックという場所と、今回私達も行ったベンディンという場所の2箇所があるとの事。
ベンディンの方が観光ツアーでは一般的らしです。

で、まずはチケットを買って施設の中へ、


お土産屋かと思いきや、その奥には大量の砲弾が展示してありました。


こっちは手榴弾や航空機のロケット弾のランチャーみたいなもの。


そして大量の銃器がガラスケースの中にありました。
詳しい人が見れば凄いのでしょうけれど、私自身は銃とかはあまり知らないのでざっと見る程度。
とりあえずAKが北ベトナム側でMなんとかがアメリカ側、くらいしか分からないので。


入口から真新しいコンクリートのトンネルを通って地上に再び出ると、森の中と小屋が沢山あるエリアに出ました。
トンネル前の係員に日本人と告げると、1つの小屋に案内されました。


クチ周辺の地図とトンネルのジオラマ、そしてこれに関するビデオが上映されるモニターがありました。
まずはこちらでクチについてあらましをビデオによって習います。
説明の音声は日本語なのでベトナム語が分からなくても大丈夫。
悪鬼なアメリカ兵に立ち向かう、勇敢な正義のベトナム人義勇兵の事がよく分かりましたよ。


ビデオを見た後には他のツアーの方と集まって一緒に行動。
私らを含めて20人くらいだったかな、台湾のツアー客も居ました。
最初の移動地点は木々の中で落ち葉が沢山落ちている所。


そこに、秘密の入口が隠されていました。


細身のガイドの人がギリギリ入れるくらい、かな?
蓋の上に落ち葉を乗せて潜ります・・・


それだけでぱっと見、入口が分からない状態になりました。
その後で他所のツアーの人が入るのにチャレンジしたのですが・・・お腹が出ていて大変そうでした(笑)


こんな感じの森の中を進んで行きます。
道などは結構整備されていて、移動の心配などは全然ありませんでした。


今度の場所ではガイドさんが忍者屋敷のように床をひっくり返すと・・・


そこにはバンブー(竹)で作られた罠が・・・
これ、今でも普通に死ねます。


別の場所はまた地下トンネルへの入り口。


少し歩くと、テントが見えました。


べトコン達の会議か休憩の様子、を人形で再現していました。


女性(人形)も居ましたよ。


鬱蒼と生い茂るジャングルの中を進む・・・と書くとハリウッドのベトナム戦争映画みたいだけど、実際はこの辺りは爆弾と枯葉剤で木々は無かったそうです。
なのでこれらの森の木々はその後に生えてきたもの。


こちらの小さな岩の下の方に穴が開いていました。
換気用の穴が岩陰に隠れるように開けられていました。
また地下トンネルからの食事などに使用する煙は、離れた場所から出る仕組みになっているのだとか。


見学が始まって一つの山場に辿り着きました。
当時撃破されたアメリカの戦車M41ウォーカーブルドッグがそのまま残されている場所へ。


同行していたツアー客の多くはよじ登って記念撮影をしていたので、私は後ろに回ってあまり見る事のない所を見て回ります。


後ろから。


ホイールの外れた足回り。


砲身先端。


戦車をこれだけ近くで見るのは日本国内ではあまり機会が無いので貴重な体験でした。
破壊された姿でしたが、それだけに通常では見られない所も見えて、例えば装甲の厚さとか溶接した部分とかも見えて面白かったです。
これでM41は『軽』戦車らしいので驚きです。(後でM48パットンというより大きな戦車を見る事になります)
あと、これを書くのにウィキを眺めているのですが、M41は日本の自衛隊にも配備されていた時期があったのですね。知らない事ばかりだ。


クチの見学はまだまだ続きます。
再びトラップ紹介の所。
色々な落とし穴があります。


簡単な材料と仕掛けで、殺傷力の高そうな罠が何種類もありました。


次は小屋の中へ。


米軍の不発弾を改修して、ブービートラップなどにしてしまう工廠(の再現人形)


実際にかなりの数の不発弾があり、それらを使ったトラップも使用されたとの事。


お土産屋&休憩場所の手前に、砲が2門 展示してありました。
多分アメリカの155mm榴弾砲。


もう1門はソ連製の85mm野砲。


ところで、こちらではこういう場所もあります。


射撃場!
ここでは有料で、本物の銃を撃つ事が出来るのですよね。
10年以上前に母が来た時に撃っていたというので、私も今回体験する事にしました。


(※写真の人は全然知らない、どこかの外人さん)
数種類ある銃を選んでお金を払って撃つのですが、ここはベトナムらしくAKを撃つ事にしました。
機関銃みたいなのもあったのですが、とても大きくて持てそうに無かったので・・・でも射撃場に行ってみたら銃架に乗せて固定してあったので重い銃でも大丈夫そうでした。
勿論撃つ方向はほぼ固定されているので、間違って人を撃つような事もありません。


少し前、こちらに近づいた時に爆弾が爆発したかのような大きな音がしてびっくりしたのですが、それが銃声だと気が付いて一層驚きました。
それくらい本物の銃の音って凄かったです。
当然ながら撃つ際は耳あてをして射撃。
すると今度は撃つ度の衝撃が凄い!
固定されている筈なのですが、それでも後ろに持っていかれそうになりました。
ところで私の撃った銃は何故かジャムるのですが・・・薬莢が上手く排出されないみたいでその度に係の人がやってきて処置をする。
衝撃が凄いのと詰まるの繰り返しで焦って照準が上手く付けられないまま10発が終了。
後で見ていた父から聞いたところによると、最初の1発が的の上の方に着弾しただけで、他はあさっての方に飛んで行っていたみたい。
こりゃとても兵隊になんてなれそうもないな、と思った次第。


銃の体験を終えて集合後、先程の砲のすぐ近くの小屋へと皆で移動。


こちらではライスペーパーの製造の実演をしていました。


トンネル巡りはまだ続く、今度の深い縦穴。


別の小屋では衣服を作るのを再現していました。
ついでにお土産用のシャツや帽子も売っていましたね。


別の場所では、廃タイヤを再利用してサンダルを作っていました。
これらを穿いてトンネルの中を動いていたのですね。


森の中に開いた窪み・・・B52爆撃機からの爆弾抗の痕だとか。
ここが戦場だったのを色々な角度で知る事が出来ます。


最後に、いよいよ地下トンネルの中へ。
狭くて暗い、そして私が辿ったのはほんの少し(10メートルくらい?)だったのですが、観光客用にこれでも広くして照明も点けているのだとか。
それで壁にひじを擦りむいてしまいました・・・当時のベトナムの人は本当に凄かったなぁと実感。


今度の小屋はかまどに火が付いていました。


クチトンネルツアーもこれで最後。
ラストに当時の食生活を知る為にと、サッキャバ芋(タピオカの原料)を吹かしたのとパイナップルみたいな葉のお茶を頂きました。
キャッサバは岩塩を付けて食べる形式、なんだかんだ1時間程歩きまわったのでほんのり塩味のお芋が美味しかったです。
でも3食これだけだったら挫折しそうですがね。


コースの最後に居るのはべトコンの男女の人形。
これで貴重な体験が出来たクチはお終い。
ウクライナのマリウポリ製鉄所やパレスチナはガザの地下トンネルを思い起こす、べトコンの大トンネル観光でしたが、勿論ベトナム戦争の凄惨な歴史はあるのですがある意味面白楽しくそれらを勉強出来る場所でした。
日本では体験出来ない貴重な時間に思えます。


駐車場前で、また別の黄色の花の木。
クチに別れを告げてホーチミンへと向かいました。
途中で軽く昼食はベトナムの大衆食堂で。
牛肉やホルモンをハーブと一緒にライスペーパーで巻いて生春巻きにして食べました。
ただ、その前のクチでのキャッサバ芋を食べていたのであまり食べられなかった・・・


ホーチミン近くで八百屋に寄り道。
いくつかの果物を買って、ホテルで頂きました。
ライチに似たリュウガン(龍目)とマンゴスチン、そしてランブータンという毛の生えたような果物でしたがこれが一番美味しかったです♪


ホテルに戻る前に、空港から来る時に通ったお寺が気になっていたので寄って見る事にしました。


白い大きな観音さま(?)が建つ寺院、ヴィンギエム(永厳寺)。
1970年頃の比較的新しいけれど大きなお寺だとか。
そういえばベトナムは仏教国なんですよね。
飛行機から着く直前にもお寺みたいな建築物をいくつか見かけましたし、この後の日にも色々なところでお寺を見かけました。
もっとも、ちゃんと立ち寄ってお参りしたのはこちらだけだったりしますが。


門から左側には7重塔、


反対側にも石の塔が建っていました。
どちらも日本のお寺とはちょっと違う雰囲気。


まずは正面の白い仏像の前に線香を焚いてお参り。


階段を上って本堂へ。
中には大きな金色の仏様が居ましたが写真は控える事にしました。
仏様の前には熱心に祈っている信者の方が居ましたからね。
仏像は日本のとも似ているけれど、中国風でより明るい雰囲気でもありました。


本堂の横にある鐘楼。
この鐘、ベトナム戦争を憂えた日本の福島県のお寺から寄贈された物だとか。
意外な日本とベトナムの繋がりをこちらでも知る事が出来た場所でした。

(続く)





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最終更新日  2024.02.07 19:08:25
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