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LEIBSTANDARTE MITUKI HAYASE

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2024.02.01
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(続きから)

クチからホーチミンに戻り永厳寺をお参りした後、父はホテルで休むとの事でしたので私は市中で降ろして貰って徒歩で観光を続ける事にしました。
時刻は現地で14時頃。
まず向ったのは・・・


ベトナム戦争の史料を展示する戦争証跡博物館。
今回の旅は旅行ガイドの本を頼りに巡っているのでホーチミン観光でも定番の所ばかりなのでしょうが、こちらも旅行客には定番の所。


入ってすぐ右手にアメリカ軍からの鹵獲兵器である戦車とヘリが置いてあるのが見えました。


戦車はM48パットン戦車。
M41と比べると一回り大きく10トンは重い当時の主力戦車だったそうです。


ヘリの方はCH-47チヌーク。
改良・改修はしているでしょうけれど、今も使われ続けているヘリがこんな時代から居たんだなと思いました。(少し前に引退したけれどF-4とかもベトナム戦争期からですよね)


M48の後ろに居たのは、クチでも見て来たばかりのM41ウォーカーブルドッグ。


クチトンネルの朽ちた姿も哀愁を感じましたが、綺麗に保存されての公開展示もまた色々と考えさせられます。
当時のベトナムにとっては敵国からの戦利品なのでしょうから。


アメリカ陸軍のD7ブルドーザー。


M132自走火炎放射器、だそうです。
M113兵員輸送車を改造したものだとか。


M101 105mm榴弾砲。


M114 155mm榴弾砲。


長大な砲身がひときわ目を引くのは・・・


M107 175mm自走カノン砲。


他にも色々と展示してありました。


ボートみたいなのと、砲塔みたいなのもありましたね。


入口の方へと戻り、入って左側にある航空機を見て廻ります。
最初に目についたのは、


F-5A フリーダムファイター、「エリア88」を思い出す・・・
ところでこの機体、実は元はイラン空軍のをリペイントした物だとか。




U-17、セスナ185の軍用モデルだそうです。
この機体も元は南ベトナム空軍所属で今のマーキングは塗り直した物みたい。


A-1 スカイレーダー


UH-1H イロコイ


このヘリは先のチヌークと同じく、陸軍のペイントでした。


奥まった所にあったのが、


A-37 ドラゴンフライ軽攻撃機だそうです。


ホーチミンでこれらの兵器群が見られるのは事前に知っていたのですが、どうにも勉強不足でいまいちピンとこないのが実情。
というのも、ベトナム戦争については今まで殆ど興味が無かったし、映画や書籍を読む事も無かったですからねぇ。
なのでイギリスやアメリカ本土でWWIIの日独英米機を前にした時とはややテンションが違いました。
まぁそれでも、日本では見る事が出来ないようなものが多くあるのでそこは興味深く見させて貰いましたけれど。


ざっと庭の戦車と航空機を眺めて満足・・・とはいきませんね。
ベトナム戦争の史料はこれからが本番、建物の横にはクチで見かけたような爆弾やランチャーが展示してありました。
この横の建物には南ベトナム政府が政治犯を拷問したり捕えておいた牢獄を再現したものがありましたがその仕掛けや大きさ等は非人道的なものでした。
更にはギロチンまでありましたね。


博物館の中には全3階に数多くのベトナム戦争の史料がありました。
多くは写真パネルでしたがいくつかは実物の展示もありました。
この写真はB52爆撃機の残骸の一部。
全体的にアメリカの非道を訴えるのが目的なのでしょうか、凄惨な死体の写真や枯葉剤の影響で奇形化した人の写真なども多くありました。
また焼け野原となったベトナムの大地のものも。
日本で言えば広島の原爆資料館のような雰囲気でした。
しかし中に入って見ている客の数はかなり多かったですし、西洋人の方も数多く見られました。
それらの人々が熱心に史料に見入っている姿が印象に残りました。
一方で、私の旅の目的は戦争の悲惨さを知るためだけでは無いのでこちらでそれに関する写真は撮りませんでした。
それでも、一通りは史料には目を通して歩きました。


戦争証跡博物館は30分くらいで出て来ました。
このまま歩いてすぐのもう一つの観光スポットへと移動します。
目的地の前はレユアン通りが付き当たる場所。
この通りの随所に設けられた新年(テト)の飾り付けは、この後に自分が何処を歩いているかを確認する上でよい目印になりましたね。
上の写真をもう少し補足、左側から出て来た緑の車はタクシー、ベトナム製の電気自動車ですが性能が悪いので売れ行きが悪く、それでタクシーに転用されている、という話を聞きました。
その手前の2人乗りバイク、緑のヘルメットを被っているのはバイクのタクシーのようで、同じヘルメットで人を乗せて走っているのを数多く見かけました。


で、目的地はこちらの統一会堂。


南ベトナム政権時代の大統領官邸。
ホーチミンの観光名所でも一番手に挙げられる所。


噴水の周りを回って建物へと行こうとすると、林の方に戦車が2台置かれているのが見えました。


『843』号車と『390』号車の2つのTー54(?)戦車。


843号車の反対側から。
クチや戦争証跡博物館のとは違い、こちらは北ベトナム軍(つまり勝った方)の戦車らしい。


続いて390号車。
T-54はT-44の発展型で更に遡ればあのT-34を祖に持つみたい(ウィキを読んで)
そう言われると、なんとなくT-34っぽい雰囲気も感じるかな?


390号車の正面。
何故この戦車が2台、ここに在るのかはこの統一会堂の歴史を知れば分かるのですが、厳密な事を考えると色々と難しくなります。
1975年4月30日、レユアン通りをやってきた北ベトナム側の戦車が統一会堂のフェンスを破って突入したのがサイゴン(後のホーチミン市)陥落の象徴として動画にも残っています。
その戦車隊の先頭が843号車、そして門の所で立ち往生した843号車の代わりに実際に突入一番乗りを果たしたのが390号車だったそうです。
ただし843号車の隊長は徒歩で統一会堂に登り、北ベトナム国旗を打ち立てたので843号車にも華々しい栄光が与えられました。
じゃあここにある2台がその歴史的車両かというと、実際の843号車と390号車はずっと北のハノイの博物館にベトナム国宝(!?)として残されています。
という事で、こちらの車両はそれを模したペイントをした別の戦車のようです。
更に厳密には843号車こそソ連製のT-54でしたが、390号車の方は中国でライセンス生産されたT-59だったそうです。
そして統一会堂で見て来たこの2両の形式は実際にはT-54なのかT-59なのか更にT-54とほぼ同じ外見というT-55も居るのでそのどれなのか、素人の私にはさっぱり分かりません・・・



統一会堂の敷地の中には航空機も置かれていました。


こちらは戦争証跡博物館でも見たF-5Aフリーダムファイター。
但し国旗は南ベトナム軍の物になっていました。
そしてその国旗部分に×印が描かれています。


垂直尾翼の方にも×印。


さて、いよいよ建物の中へ入ります。
入口正面には豪華な赤絨毯を敷いた階段が見えました。


その左右には、


豪華な部屋がならんで、確かに宮殿のようでした。


2階から上は大統領一家の私有スペースになっていたそうです。






貴族趣味みたいな廊下の動物の頭蓋骨。




大きな部屋も小さな部屋も一杯あって、順路も無いので迷いそう。


2階の奥の廊下には、ヘリポートへ出られる階段がありました。


実際には開放されていないので、3階のバルコニーから眺める事になります。


大統領の脱出用に置かれていたというUH-1ヘリ、ただしこれは実物では無く同じ機種のを置いているそうです。


尚、3階から見降ろした敷地の奥に米軍仕様のようなジープが置かれていました。
これも展示しているのかと思っていたのですが、後で統一会堂を出る際にこのジープが観光客を乗せて走り出していくのを見かけました。
そういうアトラクション用にあるみたいですね。


ヘリとは逆の廊下から噴水越しにレユアン通りを望む。
権力者が見た光景でしょうが、同時にあの通りから戦車がこちら側へと突っ込んで来たんですよね。


ちょっと外れた場所に大統領夫妻の寝室もありました。
ガイドブックには載っていたのだけど地図が無かったので少し迷ってしまった。




更に地下へと降りると・・・今度は軍事要塞のような雰囲気な場所に一変します。






大統領の部屋という説明書きがあった小部屋。


更に下へと進む通路や階段もありました。
クチ程ではないにしても、こちらもそれなりに地下道を掘っていたのでしょうか?


こんな通路を進むので、煌びやかな上層と比べると少し気味が悪いと感じたりしましたね。


1階に戻ってくると、米軍のジープの展示がありました。


また、こういう高級車も置かれていました。
兎に角も、南ベトナムの権力者が贅沢な暮しをしていたというのが分かる統一会堂でした。


統一会堂を出た時は16時前でした。
夕食の約束もあるのでそろそろホテルへと戻る事にします・・・徒歩ですが。
統一会堂のすぐ近くにある小さな公園でパシャりと撮影。
南国らしい大きな樹木があったのと、


その横の赤い花の木が綺麗だったので。
黄色い花と同じくらいこの赤い花の木もよく見かけていたのですが、車移動の時だったので写真に撮れなかったのですよね。
なのでこちらで見かけて嬉しくて撮っておきました。


「ホーおじさん」が居る場所まで戻ってきました。


何度目かのこの場所だったけれど、今回は落ち着いて建物のレリーフをこっそり撮影。


こんな感じのバイクの集団の所を横切るのですよね。
写真だとまばらに写るけれど、実際はそれなりの数が向ってきます。
2日目にして覚えた事は、ペースを変えずに歩いて渡ればバイクの方が避けてくれる、でした。
下手に止まったり避けたりした方が危ない、かな?


高層ビルと東南アジアらしい建物が同居しているかのような雰囲気の街、それがホーチミンを歩いた感想でした。


市民劇場へと辿り着きました。


前の日に撮影しそこなった、女性像を撮って進みます。


コンビニに寄って水を買ってホテルに戻る途中に見かけたバイク。


艦これの時雨・・・でしょうか?
ベトナムのファンの痛バイクなのでしょうか?
それよりは日本から輸出された中古バイクの中にこれが混じっていたのか、どうなんでしょう???


夕食は近くのレストランで、まずはサイゴンビールで乾杯♪
ベトナムのレストランでは、氷の入ったグラスに注ぐのが定番の飲み方でした。


本場の生春巻き、とても美味美味♪♪


父がお勧めで注文してくれたのがソフトシェルクラブ、
脱皮したてで殻が柔らかい蟹の唐揚げなのですが、これまたとても美味しかったです♪♪♪
お腹が膨れて、また疲れもあったのでこの日もホテルに戻るとすぐに寝てしまいました。

(続く)





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最終更新日  2024.02.13 18:09:06
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