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LEIBSTANDARTE MITUKI HAYASE

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2024.02.02
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(続きから)

2月26日、ベトナム3日目の朝。
この日は父の仕事の関係先に行く予定があったのですが、その出発までの朝の時間を利用して少し街を歩いてみる事にしました。
3日目とあってホーチミンを歩くのにも慣れてきましたので、ガイドブックで気になった場所でまだ行っていない場所に興味が出て来たのです。


朝食バイキングを早めに済ませて6時40分頃にホテルを出発。
レタントン通りにまず出ます。
ところでベトナムの街の通りの名前は全て人名が付いている、というのを出国前の下調べの時に知りました。
レタントン通りは日本人街とも言われるくらいに日本の客に馴染みがある場所らしいのですが、その名前の由来になったレ・タイトン(黎聖宗)は1460年から1497年の間帝位にあった大越の皇帝で、その王朝の中でも絶頂期にあった頃の帝らしいです。


ホテルの前の通りはティーサック通り。
後漢は光武帝の時代、ベトナムは中国の支配下にあったのですがそれに反旗を翻したチュン(微)姉妹の反乱。
これを漢は馬援(三国志の馬超の祖先)を派遣して鎮圧するとの事なのですが、ティーサック(詩索)はその姉妹の内の姉の夫の名前だそうです。
チュン姉妹をベトナム語ではハイ・パー・チュンと読むそうで、ベトナムのジャンヌダルクの異名もあるのだとか。
ベトナムの独立の歴史的象徴の1つなのでしょうね。


その「ハイ・パー・チュン」通りを南から北へと歩いて行きます。
まだ朝のラッシュ前なのでバイクの数も少ないです・・・いや、日本的感覚では多いのですが、なんとか横断歩道を渡ったりはまだし易いです。


20分くらいかけて歩いてきたのは、「ピンクの教会」で知られるタンディン教会。


立てられたのは1876年で、ホーチミンでもとくに古い教会なのだとか。


丁度、朝日が当たって綺麗な色に染まっているのが見れました。
ただ、通りを渡ってもう少し離れた所からも撮っておけば良かったなぁと、帰国してから振り返り。
でもハイパーチュン通りの交通量はそれなりに多かったので、写真を撮るだけに行ったり来たりは考えもしなかったのですよね。


敷地の奥の方にはキリスト像がありました。
横には正月用のステージもありました。


テト用の飾り付けとキリスト像の対比が面白かったです。




朝日が昇ってくる時間帯で綺麗な写真を沢山とれたので満足でした♪
でも予定があるので長居はせずに戻ります。


戻る途中、公園でやはり正月用の飾りを見かけたので撮影。


来た道を戻りながら、往時に気になった部分を撮っていきます。
ハワイや沖縄でも見かけたようなガジュマロみたいな大きな蔦の伸びた樹。


ピンクの花が綺麗な木。

途中でホテルに真っ直ぐに戻らず、レユアン通りを統一会堂とは反対の東側へと歩いていきました。
その途中にはアメリカ領事館があったのですが、その入口に長い行列が出来ていたのが印象に残りました。
ビザか何かの手続きを待っていたのでしょうか?


7時50分頃、なのでホテルを出て1時間くらい経過した所でもう一つの目的地に到着。
「ホーチミン作戦博物館」。
ホーチミン作戦とはベトナム戦争も最末期、1975年4月に北側から行われたサイゴン解放作戦の事。
ところでホーチミン市には他にも日本語で「ホーチンミン市博物館」や「ホーチミン博物館」があるので最初は間違えないように気を付ける必要がありました。

実は朝早いので敷地の外から何か見えればくらいに思って来たのですが、営業している雰囲気。
慌ててガイドブックを取り出して見るとなんと開館時間は7時半!?
それならばと、折角なので立ち寄る事にしました。


ベトナムに来て3機目のF-5A戦闘機。
この姿にも段々見慣れてきました。
こちらの機体も統一会堂のと同じく南ベトナム軍の国旗マークが描かれていました・・・そしてこっちのは×印はありませんでした。


横には南ベトナムやアメリカ軍側の墜落した機体の残骸と思われるものが展示してありました。


そういえばこういうのはあまり目にする機会が無かったなぁ・・・ベトナム戦争の兵士のモニュメント。


この博物館の敷地はそんなに広くは無いのですが、それでも多くの砲も展示されていました。


A-37ドラゴンフライもありました。




よく分からないけれど、2両のトラック。
こちらの説明文を翻訳ツールで読んでみると『ホーチミン作戦で司令部である第7軍区の第23情報連隊に所属していた』、らしい。


M113兵員輸送車もありました。
米軍のと解放軍のとが入り混じっているみたい。


コマツのブルドーザー?


地対空ミサイルの展示はこちらが初めて。


これも説明文によると、ホーチミン作戦に使われた対空ミサイルだったそうです。


一旦戻って、入口の反対側にある戦車を見ます。




T-54戦車 848号車
『解放軍の攻撃に参加した第203旅団の戦車が1975年4月30日 独立宮殿(統一会堂)に進入(突入?)した』


この戦車も統一会堂に入っていった車両と同じ部隊の車両だったのでしょうか?
さて、外の展示物は一通り見たので建物の中の方へと入って行きます。


こちらは入場無料!
入ってすぐ左側にホーチミンの胸像がありました。


反対側にはホーチミンやクチやらの地図状のパネル。


建物の中にも兵器が色々と展示してありました。
詳しく無いので全然分からないのですけれど。






銃や機関砲だけではなくて、こういうのや迫撃砲のとかも色々ありましたね。


ボートもあり、


勿論小銃も沢山展示してありました。


字が読めないので展示物が何かはよく分からないのばかりなのですが、何となくホーチミン作戦でも解放軍側の成果を誇示する為の博物館だというのは判りました。
事前に見た情報だとこちらは、戦争証跡博物館などに行っていれば来る必要は薄いというコメントも見かけていたのですが、勝利者側の視点からの博物館なので精神的には勇壮な武具を見る感覚で居られて過ごし易かったですね。


建物は1階と2階の2層。
今度は2階の展示物を見て回ります。




これまた状況が分からないのだけど、解放戦線側の皆さんの再現人形がありました。


反対側の部屋にあったのは、降伏する南ベトナム最後の大統領ズオン・バン・ミンの再現人形。
統一会堂の上にあった脱出用のヘリは最後まで使われずに、彼は「その時」まで留まっていたそうです。


ベトナム的には歴史的に貴重な物なんだろうなぁ・・・くらいの感覚で見て歩きました。




星条旗まで展示してありました。
当然、鹵獲されたものなんでしょうねぇ。


という訳で、駆け足でしたが色々と貴重で面白い物が見れたホーチミン作戦博物館でした。
時刻は8時10分、父との約束があるので少し急ぎます。


でも、街に慣れてきたのでしょうね。
撮りたい物が色々増えてきてつい足を停めてしまいます。
南国らしくヤシの木が高く伸びている風景。


ビルの合間からサイゴン川に掛かる橋が見えたのでそれも撮影。
そういえば川そのものはまだ空からしか見ていないや・・・


一つ上の写真と同じ交差点のレユアン通り側の写真。
あのテトの飾りが道路を横断して設けられています。
ここから延びる先が戦車が突入した統一会堂。
それとこの交差点、少し年配の軍人さんが交通整理をしていて、安心して渡れるようにしてくれたのが思い出として残っています。

日本のガイドブックで「レユアン通り」と書かれるその由来は、レ・ズアンというホーチミンの後継者で統一されたベトナムの初代書記長で最高指導者になった人の名前だそうです。


少し歩いた先(アメリカ領事館の道路を挟んで反対側くらい?)にあった白い花。


ホテルや高層ビルが見える近代的な都市っぽくて、


東南アジアのイメージみたいな風景も一緒に見られる街でした。


出勤の時間になっていて、来た時よりもずっと車やバイクの数が多くなっていました。
この交差点の蟹の絵のお店、最初の日に空港からホテルへ送られる途中で見かけていたのですが、水槽には行った大きな蟹や魚貝といった食材がいたのが印象に残りました。
そのお陰でこの日の夕食、後でこちらのお店へ食べに来る事になります。


ホテル前のティーサック通りの標識へと戻ってきました。
父と合流して車に乗って、今度はホーチミンから南東方向へと移動する事になります。

(続く)





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最終更新日  2024.02.13 18:00:27
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