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(続きから)
時刻は14時半、今回の旅の最後にとやってきたのはホーチミン市博物館。 統一会堂と人民委員会庁舎との間にある博物館で、2日前にも気になってはいたけれど時間的に通り過ぎていたのですよね。 でも色々と面白そうな物もあるみたいなので、やはり見て行こうと思ったのです。 入館料は3万ドン、ガイドブック等にはカメラ撮影には追加料金が必要と書いてあったのですが、特に求められる事も撮影して咎められる事もありませんでした。 博物館なので収納品も見てみたかったのですが、建物自体がコロニアル様式の建築物で、オペラハウスや中央郵便局の様にフランス風の装飾がされているので必見の場所でもありました。 敷地入ってすぐの所にはクラシックカーとレトロな砲身が。 反対側には機関砲みたいなのとアメリカからの鹵獲兵器がいくつかありました。 今回の旅で3機目となるA-37軽攻撃機と、 4機目であるF-5A戦闘機、 そして戦争証跡博物館でも見かけたUH-1輸送ヘリ。 これらがここにあるのは2日目には知っていたのですが、戦争証跡博物館と統一会堂で見ていたのでもういいかな、とも思ってスルーするつもりでした。 でも昨日にホーチミン作戦博物館でも見かけたので、ならばいっそコンプしてしまおうと来た次第。 また、ここのF-5Aは他の場所のが迷彩をしていたのに対して、ベトナム国内では唯一の銀塗装で展示されている機体だそうなので見てみたかったのです。 展示機のすぐ後ろにある大きな樹。 木の下には祠の様な物がありました。 敷地内にはいくつかの綺麗な花の咲いている木もありましたね。 航空機と少し離れた所には戦車もありました。 M41軽戦車、クチと戦争証跡博物館で見かけた車両ですね。 裏庭の方へと移動、 いつの時代のかは分かりませんが古そうな大砲や砲身が6門ほど置いてありました。 半周したので戻ります。 正面から中へと入ります。 入って正面の階段の所には、統一会堂でもそうでしたがアオザイを着た写真撮影をする女性が数多く居て、上がるのも大変そう。 とりあえず1階を見た後に撮影の隙を見て2階へ上がりました。 最初に見たのは、権威の象徴のような印璽。 さらに1階の奥の部屋には、古代の土器や土偶のような物が展示してありました。 1階の反対側の部屋では、ホーチミンの商業や貿易に関する展示が見られました。 機織り機? 陶磁器とそれを作る人の人形。 撮影の合間に階段を上って2階へ。 2階でもアオザイや花嫁衣装の写真撮影が行われていましたよ。 当然のようにこちらでもベトナム戦争関係の展示室がありました。 クチでも見た、不発弾を加工してトラップを作るべトコン達。 独立宣言の再現人形。 バルコニーに出て、街の風景を眺める事も出来ました。 ベトナムのお金の歴史を展示するコーナーもありました。 中国の銅銭のようなものやフランス統治時代の紙幣など、色々なお金がありました。 纏まった数の銅銭が発掘されたのかな? そういえば帰国後に見たTV番組で、ベトナムの通貨単位であるドンは銅銭の銅が名前の由来になっているというのを知りましたね。 スズキのバイクや、 べスパのバイクが置かれていました。 2階の反対側のエリアは古美術みたいな物が多くありました。 1階にもあった玉璽の様な印がいくつかありました。 驚いた事に、こちらで日本の仏像に出会う事が出来ましたよ。 19世紀の日本の仏像の様なのでそんなには古くはなさそう。 江戸後期から明治時代のどの年代なのかまでは書いてなかったのでどういう経緯でこちらにあるのか不明でしたが、こちらで日本からやって来た仏様に会えた事に少し嬉しくなりました。 奥には陶磁器などの部屋がありました。 色鮮やかな龍の持ち手の付いたカップ。 陶磁器も沢山ありましたが、急いで廻ったのであまりゆっくりと眺められなかったのが残念でした。 撮影の方はまだまだ続きそう。 人が多いので私は撤収する事にしました。 土器からジェット戦闘機まで、また建物そのものも優美な作りで見応えのあったホーチミン市博物館でした。 駆け足でしたが来て見て良かった博物館でしたね。 あと、アオザイ美女も沢山見れましたしw 時刻は13時半、 再びホーチミン像を眺めてからホテルへと戻ります。 が、ミトーから大した食事をしていないので昼食を何処かで食べようと色々と探して廻る事になります。 レタントン通りをざっと見て歩くも、ここに来て日本のラーメンやうどんは食べたくなかったので、結局2日目の夕飯を食べたレストランでフォーを食べる事にしました。 牛肉のとチキンのと2種類があったのですが、チキンのフォーを注文。 さっぱりした味わいで食べ易くて美味しかったです。 ホテルで父と合流して、出発の準備と確認をしたり休憩を取ったりして時間を過ごしました。 17時頃にもう一度お土産を探しにと夕飯を食べる為に外出へ。 丁度、人民委員会庁舎付近で沈む夕日が綺麗だったのを見る事が出来ました。 庁舎近くのユニクロが入っているビルの中には無印良品やコーナンがあって、そちらでもチョコが売っていたので追加で購入。 その向いのビル(ヴィンコム・センター)の地下にもスーパーみたいなのがありそうでしたので行ってみました。 入ってみると地下だけでも3階(地下4階に駐車場)があって、少し迷う。 でも目当ての店でドライフルーツを買ったりして時間を潰しました。 ベトナム最後の食事は、これらのすぐ近くにあるホアトックというお店で食べる事になりました。 なんでもフランス統治時代はアヘン工場だった場所で、通りから少し奥にあるので私一人だとまず入らなかったでしょうね。 でもガイドブックにも掲載されているお店だったので、有名でもあるのでしょうね。 最後もやはりベトナムのビールで。 定番のサイゴンビールと、こちらでは333(バーバーバー)を追加で注文。 ビールのつまみにと、前の日も食べた蒸しハマグリと、豚の耳と野菜炒め。 メインでスズキのグリルのバターパイナップルソース添えを頂きました♪ スズキやフルーティな味付けが加わったムニエルみたいで美味しかったです。 全般的にベトナム料理は肉よりも海鮮の方が美味しかった印象ですね、私が魚介が好きというのもあるのでしょうが。 最後に、これもまだ体験していなかったベトナムコーヒーを注文しました。 蓋を取ってみる。 そのままだと濃いコーヒーだったので砂糖をいつもよりも多めに。 コクのある味わいでした。 すっかり暗くなった夜空、見上げると金星か何かかな? 星が1点だけ見えました。 思えばベトナムの夜に月は見たけれど星は初めてだったなぁと。 ホーチミンは夜もネオンが明るいので、なかなか星が見られなかったのですよね。 この後、ホテルに戻って車を待ちます。 10時半、手配していた車に乗り込んで空港へと出発。 最後にもう一度通った夜のオペラハウス。 正月用にでしょうか? モニターやステージが設置されていました。 タンソンニャット空港へ到着。 すぐに搭乗手続きを済ませて手荷物検査、そして出国へ。 免税エリアで待機するけれど、旅の思い出は沢山あるので追加のお土産はいらないなぁと本を読んだりして時間を待ちます。 バスで搭乗機へと移動。 指定の座席に着。 実は行きの飛行機のと同じ場所に座席指定しておりました。 日付が変わって28日の0時半、ついに日本へ向けて飛び立ちました。 真夜中の筈ですが、夜景がとても明るいというのがホーチミン最後の感想。 明るいのはホーチミンだけでは無く、海岸線に出るまでずっと都市の夜景が煌煌と点いているのが見えました。 経済発展の飛躍著しい国、今回の旅でベトナムの印象はそう変わりましたね。 途中少し寝たり本を読んだりしている内に日本が近づいてきました。 朝食はオムレツと豆の煮物みたいなものだったけれど、あまり写真映えしなかったのでカメラには残しませんでした。 日本はそろそろ夜明けの時間だけど、厚い雲で太陽は見えませんでした。 けれども赤い線状に広がる光が綺麗でしたね。 日本時刻で7時前、九州から一度海に出て旋回。 北側から福岡空港へとアプローチします。 着陸態勢に入って見えたのが志賀島を繋ぐ海の中道。 博多へ進入、 無事に福岡空港へと着陸しました。 路面が濡れていて雨かと思ったのですが、この時間には月が出ていたりと、雨は止んでくれていました。 ターミナルに接続して空の旅も終わりです。 この後は入国検査をして手荷物を受け取り、税関も特に用事は無く通過して日本に戻って来た次第。 - 南国のベトナムから真冬の日本に戻ってきたので温度の差が激しかったですね。 覚悟はしていたのですぐにセーターとジャケットを羽織りましたがやはり寒いのは寒い。 それに疲れもあったし荷物もあったので福岡で食事もせずに博多駅へ移動してすぐに新幹線に乗って広島へと帰宅しました。 これで今回のベトナムはホーチミン市の旅行は終わりです。 ただ、この記事を書いたり、旅の事を思い出す為にガイドブックを読み直したり色々と調べたりしました。 それで後からですが、もっとあれをしていればとかあそこに行っていればとかというのが出て来ました。 食べ物に関しても家に残っていた母から、ドリアンやバインミーを食べてくれば良かったのにと言われてしまいました。 今回行く前は殆どベトナムの事を知らなかったので、いかに興味が薄かったのか思い知りました。 それが今では、もしも次があれば・・・と、色々な事を考えるようになってしまいました。 ホーチミンも良かったですが、中部ダナンや北部ハノイ、またベトナムから隣国のカンボジアはアンコールワットまで行きたくなりましたね。 一方で、今まで知っているようで知らなかったベトナム戦争やその他のベトナム史、ベトナムの歴史上の人物、それにベトナムの地名に少し詳しくなったかなと。 現地に行って実際に歩いて見て来たからこそ、より親近感を沸くようになりました。 これは他のどの旅行先にも言えるのですが、やはりいつかまた再び行きたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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