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平成中村座試演会の前に、東京国立博物館へ行った。 「日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「北京故宮博物院200選」を開催中で、その目玉作品「清明上河図」は、1月24日までの展示。 「清明上河図」は、中国国内でも今世紀に入ってから5回しか公開されてなく、中国では最高ランクの「神品」と呼ばれる、世界屈指の名画なんやそうや。 この門外不出の名画が初めて海外、それも日本にやってきた。 たぶん12月になるまで、ほんまに来るのかどうかはっきりせんかったんとちゃうかな。 私が行ったのは、水曜日の昼過ぎ。 場内に入るのに10分、「清明上河図」を観るのに200分と入口の看板にあった。 中国語の表記もある。 210分ということは、3時間20分! 通常やと書いてる時間ほどには待たへんので、並んでみた。 車椅子の人も、この列の場合は同じように並んではった。 2時間ほど並んで2階のフロアーまで上がったんやけど、それからも長い列が延々と続いてる。 これでは試演会に間に合わへんと、残念ながら戦線離脱した。 9時半開館で、7時から並んでる人もいるそうや。 まあ、そのほうが待ち時間が少なくてすむかもしれん。 会場内には、それ以外にもすばらしい作品がようけあった。 200点のうち、90点が日本の国宝にあたる一級文物。 第1部は、故宮博物館の至宝。 ここのほとんどが一級文物。 南宋時代 趙?(ちょうふつ)の「長江万里図巻」、元時代 趙孟ふ(兆頁 ちょうもうふ)の「水村図巻」など、雪舟や等伯、若冲、大雅、蕪村さんが観たら、泣いて悦びはるやろなあ。 書もすごい。 北宋時代の黄庭堅(こうていけん)「草書諸上座帖巻」は、大胆で自由で、のびやかで、力強く、ダンスを見てるよう。 こんな字にあこがれるなあ。 春秋時代の青銅器、魯大司徒鋪(ろだいしとほ) や、汝窯青磁盤などの陶磁器、漆器、琺瑯なども。 布地では、乾隆帝時代の「孔雀翅地真珠珊瑚雲龍文刺繍袍」も。孔雀の羽を織り込み、サンゴや真珠のすごく小さなビーズで刺繍されてる。 最+後が、「清明上河図」の部屋。 北宋の宮廷画家 張択端(ちょうたくたん)が描いたおよそ幅24cm、長さ5mの巻物。 船などが行き交う川を郊外から下っていくと、アーチ型の虹橋に着く。ラクダの商隊が通る城門を過ぎると、商店が立ち並ぶにぎやかな街並みになる。 受付でもろた詳しいチラシによると、舟で洗濯する女性、占い師、城門をくぐるなど773人もの人たちが登場して、庶民の暮らしぶりが描かれてるそうや。 長時間並んでない人も、この部屋に入ることはできる。 並んだ人は、前列にかぶりつきで。 並ばなかった人は、ロープの後ろからのぞきこむことになる。 並んだとしても、警備の人に「立ち止まらないで、ゆっくりと進みながらご覧ください」とせき立てられる。 後ろからでも、なんとかアーチ型の虹橋や、城門は観ることができた。 ゆっくりじっくり眺められたら、楽しいやろうなあ。 第2会場は、清朝宮廷文化の精粋。 時間が押してきたので、ここはさっと。 王き(羽軍)等による「康熙帝南巡図巻」は、色鮮やかでいろんな人が登場して楽しい。 最後、人文字で「天子萬年」となってた。 清に宮廷画家として仕えたイタリア人のイエズス会宣教師カスティリオーネが描いた乾隆帝が馬に乗った肖像画も興味深かった。 もう一度、ゆっくり観にいきたいなあ。 この展覧会、中国の人が何人も観に来てはった。 それぐらい貴重な物が展示されてるんやと、改めて思うた。 中国さん、すごいお年玉をおおきに。 日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「北京故宮博物院200選」 1日1回のクリックで、募金ができます♪
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旅をしたり、おいしいものを食べたり、きれいなものを観るのが好きです。 国内の都道府県はすべて訪れました。 海外はアジアを中心にまわっています。
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