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カテゴリ:プーケット生活
何と母さん、昨夜は恐らく2,3年ぶりではないかと思われる夜遊びに繰り出して家路にたどり着いた時には夜中の2時であった。
今週はプライベートな用事でバタバタしているため、ベビーシッターのマリアちゃんに泊まり込みでなっちべりーの世話をお願いしている我が家。 そんなバタバタな我が家を息子の日本語家庭教師のMちゃんとそのお友達Aさんが激励に来てくれた。 用事自体は8時頃終わったので、夕食を一緒にする。 夜遊び及びタイポップス大好きなMちゃんはこの後某パブで行われる(名前はすっかり忘れた)ピースメーカーのライブに行くのだそうだ。 う~ん。ペースメーカーといえば、ああっ違った。モトイモトイ。 ピースメーカーと言えばサパンヒンで行われた津波復興コンサートで泣かせるバラードを熱唱されたロン毛のハンサム。 その時はハッチファミリーと息子、そして息子の友達という子連れの大所帯で行ったのだが子どもたちは何とライブの最中に思いっきり寝だしてあえなく途中で帰らざるを得ないという不幸に見舞われた経験あり。 その後ピースメーカーは次々とヒットを飛ばし、タイポップスのチャンネルでお顔を見ない日はないほどの人気者となっている。 タイポップスには真っ暗な私もこの人のライブなら是非行きたい。 前回もプーケットに来るという情報をMちゃんからもらっていたのだが、その時はなっちベリーが大変真っ盛りでとても人に預けるどころの騒ぎではなかった。 しかし今夜は偶然にも子守をしてくれる人もいれば、おやじも家にいて出かける様子はない。 もし行くとすれば、今夜を逃していつ行けるやもわからない亭主、二人の子持ちのわたし。 そして驚くべきことにその後、同じくというか私よりさらに上手の亭主、3人の子持ちのパトン在住のハッチがバイクにて合流することを知り、それだったら私の車で一緒に行こうということになった。 ライブ会場はなんと日本人補習校の目と鼻の先というか同じ敷地内にあるパブであった。 母さん最近夜遊びなんてしてないので、入口のところで待たされてるだけでだんだん疲れてきちゃうというダメダメぶりを発揮。 しかし、なかなか昼間はお目にかかれないような珍味な方々を見ているうちにだんだん元気になる。 そして入場の際に順番のことでかなり左まき(わかるかしら)の推定38歳、しかしショッキングピンクのチュニックワンピース(しかもおまたが見えそうな丈)を着たおばさんに、MちゃんとAちゃんが順番のことでインネンをつけられるというハプニングなどがあり、ちょっぴり私の中の不良魂がざわついたりしてますますお目目がぱっちりしてきた母さんなのであった。 がしかし。 すぐに場違いなヒップホップとDJのなが~~~~~~~い前置きに驚く羽目となる。 おいおいいつになったらご本人は登場するのだい? もうすっかり母さん疲れてしまったよ。 きょろきょろとまわりを見渡すとナウでヤングな人々がかなり上がり調子で踊りまくっている。 いけすかないおばはんと思われてもなんなので、仕方なく全然のりのりでもないのに体をゆすってちょっぴりのったふりをしてみる。 ハッチはそれなりに楽しそうな様子だし、ただ今大本命のピースメーカーの登場にMちゃんなんて目が潤んじゃってるし、Aちゃんなんてたまたま隣にいたかなりなB作な男どもになれなれしく肩とか組まれちゃってお気の毒なことにかなり迷惑そうなご様子。 はやく主役を出してください。 随分待たされかなりぐったりしたころ、やっとピースメーカー、ボウイ氏が登場した。 一人でもピースメーカー。一人でもTMレボリューションなのと同じなのか?とMちゃんに質問したところ昔は二人組だったのだそうだ。 ふうん。 さて。 久しぶりにお目にかかれたボウイ氏は相変わらずハンサムであったが、ロン毛好きの私の範疇を超えるほどのロン毛っぷりであった。 歌う前に首をこきこきまわしたり、肩をぐるぐる回したりして準備運動をなさっている。 しかしこの悪辣な環境の中で歌わなくてはならないなんて、タイの歌手の皆さんは本当に大変である。 とにかく空気が悪い。10人中8人ぐらいが煙草を吸っているのでまるで煙突の中にいるようだ。 臭いとかそんなのを通り越して、歌を歌わなくたって目も喉も痛いし鼻の奥がしみてこれまたつーんとする。 おまけに10人中9人ぐらいが酔っ払いなのである。 それにもかかわらず、ボウイ氏の声は透き通り、恐らく自分の声なんて聞こえないであろうと思われるが一つも音程を外さないそのプロ根性に母さんはいたく感動した。 なので一緒に熱唱しなくてはならないというにわかファンにとっては大変厳しい状況も、なんとか口パクで乗り切ることができたのである。 はっと気付くとハッチとMさんはボウイ氏の真ん前に移動していたし、Aさんに至ってはB作な男性にあいかわらず馴れ馴れしくされますます迷惑そうな状態であったが、隣の酔っ払って踊り狂う兄さん姉さんな方にぼんぼんぶつかられながらも、彼の歌のうまさに最後まで母さんはうっとりと彼の歌に聞き惚れていられたのである。 ライブ無事終わり、夜遊びをする2人と3人の子持ちのチョイ悪母さんたちは家路についた。 オヤジに内鍵をかけられ、締め出されていたらどうしようと思ったがそんなことはなく本当によかったよかった。 是非次回も珍味な方々をウオッチングしつつ、左まきのおばはんや酔っ払いにからまれたりしながら、なが~~~~い前座を乗り越え、口ぱくをしながらボウイ氏の歌を聴きに行きたいなあ。 っていうか歌を予習していけよ。 (次回ははたしてそんなパワーが母さんに残されているのだろうか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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