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ミカエルブレイズ

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たんたん4531

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2024年5月1日LOVE IS… New! MINERAL♪KINGDOM BY SHUAさん

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August 10, 2023
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​【NEWS☆】​

■9月カーサロータス東京スケジュール

9/22(金) ​鉱物術17 地図と地形グリッドで土地因縁解除
9/23(土) ​ワイヤーラッピング教室
9/24(日) ​鉱物術11 レムリアンレコード・プラグイン

■10月たんたん糸島スケジュール

10/7(土)クリスタルボウル瞑想会 残3枠
10/8(日)鉱物術教室1 クリスタルと繋がり、対話する


​​☆、。・★ ☆、。・★

ここ数日間、なんとなくスッキリしない日がつづいていた。原因は、いくつかあるだろう。

近づく台風の低気圧による心身へのプレッシャーは大層きついものだ(この原稿を書き終えた10日の時点ですでに台風は東シナ海上を抜け、朝鮮半島に上陸している)。

あるいは京都、東京と出張がつづき、心身に取り込まれたスパイクたんばくによるダメージ。そして妻が観たいといって一緒にみたアニメ映画『君たちはどう生きるか』から受け取った形而上学的な信号によるもの。


基本的にアニメは苦手である。とくに平成以降の日本のアニメ映画は禁忌的な存在。もちろん数多の昭和30年代生まれの小学生たちと同様にわたしも小学生の頃には手塚治虫、石森章太郎、東映動画などの漫画映画、テレビ漫画は大好きだった。

当時はまだアニメという呼称は存在しなかった。いわゆる漫画映画、テレビ漫画である。特に記憶に残っている作品は「長靴をはいた猫」、「わんわん忠臣蔵」、「太陽の王子 ホルスの大冒険」、「少年忍者風のふじ丸」「サイボーグ009」「レインボー戦隊ロビン」「空飛ぶゆうれい船」「海底3万マイル」など東映動画制作のテレビ漫画、漫画映画ととてもストーリー性がしっかりしていて、テーマもきちんと据えられていて、子供ながらにいろいろな世界の捉え方を学ぶことができたと感じている。

後年、ジブリのスタッフは東映動画の元制作陣であったことを知り、ジブリの作品がストーリーからキャラクター作りまで、完全に東映動画スタイルであることが納得できた。その体験がベースにあるため、アニメ=子供向け作品という意識がとれないので観ていて辛い。

まあそれでもテレビに映っているナウシカや千と千尋、トトロは観て、それなりにおもしろいと感じるのだが、観ながら、アニメならではの甘いストーリー展開や男性と女性の関係性の表現が表層的なところなど、だめな理由が次々と目についてしまうので、なかなか辛いものがある。

しかし今回の新作は宣伝なし、製作委員会方式なし・・・とかなりいままでとは違ったアプローチが世間的に話題になっていて、その評価がとても難解らしい、ということなので興味があって、観にいったのだ。

※以下、ネタバレも含みます

で、わたしが観た感想は、一連の宮崎駿監督の作品群のなかでいちばん良かった、というのが第一印象で、その理由は何よりプロットがルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の少年版ということも面白かった要因だろう。

つまり、作家自身のかなり屈折した個人的な告白を兼ねた性的トラウマにもつながる暗黒テーマが流れている、ということ。

だが、それだけでは割り切れないモヤモヤが残っていて、台風6号がほぼ九州の真西の海上を移動しているとても不快な気圧状況の中で、「あ・・・・」と気づいたことがあった。


「あれは『トミー』じゃないか・・・」





そう、あのロックオペラの原型であり、英国のロックバンド、ザ・フーの1969年にリリースされたバンドの代表作品。

70年代半ばにはザ・フーのボーカリスト・ロジャー・ダルドリー主演で希代の変態映画監督ケン・ラッセルによって映画化されたピート・タウンゼントの暗黒面の独白のようなストーリー。

当然ながら『トミー』と言うタイトルを聞いて、1960年代から現在に至るまで英国のモッズたちのカリスマバンドであるザ・フーの初期の名作であることだとわかる人は決して多くないだろう。






昭和20年代から昭和40年代までに生まれた日本人で、UKロックンロールを愛したひとたちならば、すぐにわかるだろうが、かなりの音楽マニアでも2000年代産まれ以降の若い人たちには馴染みがあるバンドではない。


そもそもザ・フーは、ビートルズ、ストーンズのようなフォロアーをいまだにたくさん生み出しつづけている大衆性を日本の洋楽市場では獲得できなかったし、クイーン、あるいはデュラン・デュランのように女性ファンが多いわけでもない。

またデヴィッド・ボウイやブライアン・フェリーのようなアート文学ロックのカリスマにもなり損ねている。ゆえに当然、彼らの影響を色濃く受けた後世代ミュージシャンも極めて少ない・・・ごくわずか、ほんの一部に、タイトなスーツを着てモッズコートに身を包みアンティークなペスパを乗り回すようなモッズカルチャーを愛する少数派のひとたち(オタク)には根強い人気はあるだろうが・・・。


そんな『トミー』についての詳細は​こちら・・を読んでいただいた方がわたしが紹介するより早いので、まずは読んでください。


ではなぜ、『君たちはどう生きるか』の物語が、60年代の英国のロックバンドのギタリストであるピート・タウンゼントの生み出した戦争によって間接的に深いトラウマを抱えてしまった少年の物語と重なるのか。

まずは、何よりも戦争を介した父親との関係性、そして、戦争による母の喪失だろう。『君たちはどう生きるか』において物語全体を骨格をつくっているベースは、空襲で死んだ母親に対する主人公まひとの喪失の傷である。物語はそこから始まる。

一方、『トミー』の主人公であるトミーは、第一次世界大戦で戦死したはずの父親がロンドンの自宅に戻ってきたら、妻はあたらしい愛人と再婚していて、ベッドでセックスしていた・・・という出だしである。

激昂した父親は愛人を殺してしまう(映画では父親が妻の愛人に殺される)。

さらにそれを目撃してしまった主人公のトミーは、視ること、聴くこと、喋ることを父親の脅迫的な言いつけによって奪われてしまう。

つまり三重苦となってしまうのだ。

三重苦こそ、ならなくて済んだ少年まひとは、しかし、父親に後妻である母の妹・・・つまり、まひとの叔母が自分のあたらしい母であることをさらりと何の衒いもなく知らされ、さらに後妻である母の妹のくちから父親の子を妊娠していること告げられる。

これは10歳になるかならないかの少年にとっては相当な衝撃である。

今まで叔母さんだった女性がいきなり「お母さん」だと告げられ、さらにあなたの弟か妹がお腹の中にいる・・・と。つまり父親は亡くなった母親をとっくに忘れて、妹に手をつけていた・・・という事実。これを受け入れるのは少年にとっては、孤独と断絶の現実にいきなり放り込まれたのも当然である。

 直接的にはその心的葛藤と怒りについては描かれていないが、まひとはその事実を知った後、疎開先で転校した学校で集団でのいじめにあい、その反動で自ら石で自身の頭を殴りつけ大怪我をして不登校となる場面に全てが集約されているだろう。。

母を父親が大儲けしている戦争による空襲で最も簡単に殺され失い、さらに母の妹・・叔母に父親との子供がいることを知らされる。

つまり父親に言葉なき、肉体的暴力のない、「母親殺し」を体験させられた・・・というわけ・・。その辺りから急速に「異世界」へ近づいていくまひと・・・。

 ネットでいろいろと調べていたら、『君たちはどう生きるか』のベースとして2006年にイギリスで刊行された児童文学『失われたものたちの本』が挙げられていた。





その本の内容は以下の通り。

『 舞台は、第二次世界大戦下の英ロンドン。母を病気で亡くした少年は、父がわずか1年ほどで再婚し、義理の弟が生まれ、義母の一族が代々受け継いできた大屋敷へ引っ越すことになる。義母と相容れないなか、少年のまわりには「ねじくれ男」と呼ばれる不気味な小男が現れ始める。母の助けを呼ぶ声に招かれるかたちで、敷地内にある荒れ果てた西洋庭園から、摩訶不思議な「物語の世界」へ入り込んでしまうのだった。眞人と境遇が酷似している上に、敵なのか味方なのかわからぬ「ねじくれ男」はまさにトリックスター、宮崎駿の『君たちはどう生きるか』で眞人を不思議な塔に誘うアオサギ男そのものだ。「物語の世界」で最初の仲間となる“木こり”は、「下の世界」で眞人を助ける“キリコ”のアナグラムであるし、襲いかかってくる人狼も眞人を食べようとするセキセイインコを彷彿とさせる。今作のモデルとなっているのは間違いないだろう。』
(参照:https://qjweb.jp/column/91100/)



ここで不思議な共通点が出てくる。

『不思議の国のアリス』、『失われたものたちの本』、『トミー』・・・以上の三作品に共通する物語の類似性に誰もが気づくだろう。

それは権威的な父性を端的に具現化した暴力装置とも言える戦争によって、引き起こされる母との愛の物語の喪失、家庭の崩壊である。

何よりもこの三作品に共通するのは、戦争による母親と安定した家庭の喪失。

そして、それによって破壊される子どもとしての「安心して、心を開ける満たされた母とのつながり、時空間」である・・・。

さらに三作品とも英国人による作品であるということ。

では、これらの共通項と『君たちはどう生きるか』をつなぐ要素は何なのか?

思いつくままに挙げれば、英国と日本は島国という共通項があり、王室と皇室が国体の中心である。

または、太古からのアニミスムが色濃く文化に残っている近代国家である・・・ということだが、それが『君たちはどう生きるか』に何か符号するところがあるのか、といえば、特にその印象はない。

次に戦争によって、主人公の状況が一変してしまう。

父親、母親との関係性が変わってしまう。さらにいえばもっとも大きな共通項は、少年期、少女期のトラウマによって生み出された幻想の迷宮へ迷い込んだ精神であり、その迷宮での冒険を経て、大人の自我を獲得していくというお決まりといえばお決まりの「イニシエーション」のプロットである。

この部分はそのまま宮崎氏がテーマとして無意識に引用しているとも考えられる。

つまり同作品は物語の構造としては至極シンプルで、少年少女を主人公とするある種の文学によくある幼児期に内在する性的トラウマによる葛藤を迷宮における化け物やトリックスターによる誘導と破壊的体験によって克服していく、というストーリーと言える。

ところがだ、わたしからすると、それだけでは読み解き足りない、ざわざわした「不吉」な感触が、このアニメにはあるのだ。

一体、このざわざわした不快感はなんなのだろう。

ということについて、ここ数日ずっとひかかっていたのだが、ザ・フーのリーダーであり、フーの楽曲のほとんどの作詞作曲者かつリードギタリストでもあるピート・タウンゼントの暗黒面の告白のような物語『トミー』をひさしぶりに聴き返して、なんとなく腑に落ちた気がした。

ピート・タウンゼントは幼少期に性的虐待を受けたことがあると、後年告白している。

ザ・フーの作品にはそのトラウマによって追い詰められる心の苦しさを描いた作品はたくさんある。

たとえば『トミー』と双璧を成す一大ロックオペラ作品である『四重人格』はその最たる作品である。





『四重人格』の主人公は英国の典型的な労働者階級の青年ジミーであるが、今で言う統合失調症患者で、周囲の社会環境に溶け込めずドラッグで徐々に崩壊していく精神状態が克明に描かれている作品である。

主人公のモッズスタイルのジミーの最後は、自殺寸前に追い込まれたジミーが海に小舟を出し、海の真ん中にある岩にたどり着いた時、そこに彼が求めていたものを見つける、という筋書きになっている。

1979年に『四重人格』をベースに映像化された映画『さらば青春の光』では愛車のベスパで身投げして自死してしまうという悲惨なものであった。

つまり、わたしが『君たちはどう生きるか』から感じているざわざわするネガティブな感覚は、トミーの三重苦、あるいはジミーの精神の崩壊から一人の男としての感覚を受け取る「イニシエーション」を通して表現された、ピートが幼少期に性的虐待を受けたトラウマをロック・ミュージックを通じて開放していったものと同じ波長と言える。

これはわたしの勝手な見方であり、多くの観客はまったく共感を得ることはないだろうが、同作品でわたしが引っ掛かっている場面がいくつかある。

まず、まひとが空襲によって燃え盛る母親が残された家に飛び込もうとする場面と、その対比として、父親が戦争の戦況が悪化していることで、自分が経営する工場が繁盛すると食卓て語る場面である、

さらには疎開先の母方の田舎の家で、仕事から帰宅した父親を迎えるあたらしい母である叔母が抱き合っているであろう場面を見るとはなしに見てしまうまひと・・という場面。

これらの場面から、まひとは父親が、じぶんの母親を亡くしたことでまったく悲しみを表していないことに実は大きな怒りと憎しみを感じ、それがトラウマへと深化していく過程を感じていたのである。

つまり、強烈なエディプス・コンプレックスを内在させていたのだろうと想像したのだ。

間接的に母親を殺した父親への憎悪は、父親の新たな子供を妊娠しているあたらしい母親(叔母)に対する屈折した愛情から、父親に対する一人の男としての嫉妬へと変化していっても不思議はないだろう。

物語のプロローグにおいて、すでに戦争ビジネスで儲けている父親をまひとは間接的かつ潜在的に母を奪った殺人者として認識し始めていたのかもしれない。

その言葉にできない憎悪、怒りは、石で自らの頭を打ち付けるという自傷行為へと発展し、さらに迷宮へと隠れたあたらしい母親(妊娠した女性が異界へ隠れてしまう、と言う設定も十分にエディプス・コンプレックス的比喩である)である叔母を助けにいくことで父親から奪おうとした・・とも取れる(さらには迷宮では死んだ母親が少女として現れて、まひとと対等の男女関係として描かれている)。

まさに母と息子の母子関係を通じた、隠されるべき欲望=禁忌的男女の性的関係性がここで顕となる・・・・。

結果的にまひとが成人したときにどんな大人になっているのか、想像するだけでわたしは微かな恐怖と旧世界を破壊する男性性の権化を感じてしまうのだ。

 多かれ少なかれ、わたしたちは時代の波に翻弄されながら、さまざまな周囲の登場人物によって、少なからず精神的外傷を負い続ける。

特に幼少期のそれは根が深いぶん、身体が成長しても特に癒えることはなく、家族のカルマ、家系のカルマとして伝播されつづけるのだ。

そのような人間の業とも言える、まひとの言動からわたしは現在、リーディングしつづけているアメジスト・エレスチャル、そして新たにリーディングし始めたブランドバーグ・アメジストの特性が、映画のなかのさまざまな展開の中で繰り返し語れ、描かれる、深く屈折した精神的外傷を癒したり、その複雑に歪んだ感情を整理し、理解を促すことでその呪縛から解放される、というところにあることがわかっているので、まさに今回の映画体験は、やはり、アメジストが導き出したシンクロニシティが生み出した出来事だと、感嘆するのである。

近日中にアメジスト・エレスチャル、そして新たにリーディングし始めたブランドバーグ・アメジストの特性をまたテキストとして公開したいと思っている。





追記 もし宮崎氏が英国ロックに精通していたならば、もし、ザ・フーの『トミー』、『四重人格』を愛聴盤としていたならば、同作の音楽をピート・タウンゼントに依頼していたかもしれないし、少なくともエンディングの主題曲は、ザ・フーの「See Me Feel Me / Listening to You」にしていたと思う。


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☆、。・★ ☆、。・★


■9月カーサロータス東京スケジュール

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■たんたん糸島スケジュール

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Last updated  August 10, 2023 11:09:05 PM



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