月間ベスト本と『日日是好日』
1月の読書、20冊でした。こんな冊数は最初で最後だと思うので、月間ベストを勝手に発表します^^1位 『空飛ぶタイヤ』池井戸潤2位 『悪人』吉田修一3位 『学問』山田詠美4位 『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘それぞれ過去日記に感想載せています。5位 『日日是好日』森下典子25年間お茶を習ってきた筆者が、お茶を通して実感したことを書いたエッセイ。「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」は私の好きな言葉だったため、まずは題名に惹かれて借りた。どんな日だって楽しむことができる。雨の日は、雨を聴く。その日を思う存分味わう。この本を読んで、筆者の思いからその深い意味を感じ、ますます好きな言葉になった。私も社会人のときお茶を習っていて、会社から慌しく向かうも、一歩お茶の先生のお宅に入ると別世界で、心癒される時間であった。でも筆者と同じように、季節ごとに変わるお点前にとまどった、(冬に炉が現れたときには、何だ!?と思い、斜め45度で座ることが不思議だったこと、懐かしく思い出された。)でも、決められたお茶の手順を、季節ごとに淡々とこなした先には・・・自由が待っているそうだ。季節を匂いで感じるような経験してみたい。「風炉の季節になって茶室が南の庭に向かって開け放されるころ、気分が開放的になり、血がさわぎ、何か新しい活動を始めたくなる。その反対に、茶室の障子が閉じられると、視線が自ずと自分の内側に向かう。炉を囲み、燃える炭火を見つめながら、内省的になっていく。」「活動的な夏もいいけど、内にこもる季節もいい。どっちが良くて、どっちが悪いじゃなくて、どっちもそれぞれがいい」上記は私も感じていたこと(シュタイナー教育でもいわれていること)で、お茶と結びついたことに感動した。その他、最近読んだ本(再読含む)ソーシャルライブラリーに感想載せています。来月は村上春樹さんや宮部みゆきさんの長編ものを読みたいと思っています。最初で最後の月間ベストでした^^