テーマ:珍しい食べものはこれ!(19)
カテゴリ:スイーツ
熱田神宮の帰り路
地下鉄の伝馬町駅まで歩いて行く途中に 「龍須糖」という屋台の前を通りがかり・・・ 通り過ぎようとして、その実演の見事さに足を停めた 実演していたのは中国人の甘点心を作る2名の男女 固い飴を捻って丸めてドーナツ状にして伸ばし 「2本が4本、4本が8本、8本が16本 ・・・2,048本が4,096本・・・8,192本が16,384本」 と16,384本の髪の毛よりも細い 銀の糸状の飴紐を作る流れるような手の動きの美しいこと美しいこと 「銀糸糖」という名の その菓子を城下で見た中国の宮廷の使いが大変に気に入り 宮廷に持ち帰り献上する際 「龍須糖(りゅうのひげ)」と名付けたのがはじまりとか 両端を手でちぎると 福岡・博多の銘菓鶏卵素麺のよう そのままの色を活かした白色はトウモロコシ粉 黄金色はきなこをまぶし 更にそれぞれに 黒ゴマ、アーモンド、くるみ、ピーナツの砕いたものを乗せ くるくるっと専用の道具で手早く巻き込んだ美しいお菓子 またこの道具も珍しく 片方がスプーンで木の実をのせ 片方が2又に 別れた音叉みたいになっていて巻ける便利な道具 出来たては繊細で 押すと16,384本がくっついてしまうので丁寧に口の中へ 有平糖を思い起こさせるような・・・ けど、そこまで甘くもなく味は何とも上品 見た目素朴でシンプルだけど 実はスゴ技で作られてるお菓子「龍須糖」でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.03 21:03:03
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