|
カテゴリ:ビジネス
最初の3秒で心をつかむビジネス文章術 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■タイトル 最初の3秒で心をつかむビジネス文章術 ■著者 堀内 伸浩 オススメ度 ★★★☆☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆書評・コメント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジネス文書は端的に分かりやすく、ひな形に合わせてカチカチと書くのが正解。 と思っている人は多いと思います。 もちろん正しいです。しかし、メールがビジネスに欠かせないツールとなり本当にドライなやり取りでビジネスコミュニケーションをしていけるのでしょうか? ここに一石を投じたのが、本書です。 なぜ、ドライで型を重視したものがビジネス文書とされてきたかというと、それしか先輩や研修で教えてこられなかったからです。 メール文化になってまだ10年足らずなため、メールの書き方が確立されていません。 メールへの進化が早すぎるのです。 周りを見渡してください。先輩方からメールの書き方を習った方はいるでしょうか? 本書では、「ビジネス文書に一工夫するだけで相手の心をつかむことができ、周りからの評判は上がります。」としています。 いろいろなことが書かれていますが、一言でいうなら、「相手を思いやりましょう」ということだと思います。 例えば、前回食事したことがある仲ならば、硬いメールではなくやわらかくしてもよいです。 先日は、おいしい○○料理に連れて行っていただきありがとうございます。次はもっとおいしいお店をご紹介ください。 といったように、相手への思いやりとこちらの期待を込めるて印象づけるようなことです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ちらり内容紹介・参考になった部分 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目次 ・ビジネスメールは短く済ませてはだめ ・自分の言葉で ・表現方法で ・手書きで ・早く、速く書く ・顔写真や似顔絵を入れる ・セカンド名刺を持つ ・自己紹介文を書く ・共感されるような自分の夢を書く ・自分のキャッチフレーズを入れる 一部紹介します 企画書や提案書には思わず読みたくなるようなタイトルを付けると効果的 タイトルをつけるときのポイント 相手の琴線に触れるようなキャッチコピーを付ける 例:「なぜ、HPのアクセスはあるのに商品が売れないのでしょうか?」 何の企画(提案)なのかが分かるようにサブタイトルを付ける 例:「逆転発想による売れるHP制作のご提案」 相手が反応しそうなキーワードを入れる 例:「逆転発想」「売れる」「ドラゴンスター方式」「成約率」 気にしていることばとなんだろうと思うような言葉 具体的な数字を入れる 例:「売上を2倍にする販促企画」 「経費を3割削減するアイディア」 本書の掲載ではありませんが、分かりやすい文書を書くときに迷う修飾語の書き方をご紹介します。 分かりやすい文章にするためには、 (1)一文を短くする (2)接続詞を活用する (3)修飾語(かかる言葉)は、長いものから短いものへと並べる分かりやすい文章のポイント (1) 一文を60~80文字程度に短くする。その上で、一文一意(ワンセンテンス・ワンミーニング)にする。 (2) 接続詞を活用して文章構造(つながり)を明確にする。 (3) 修飾語(かかる言葉)は被修飾語(受ける言葉)に対して、長いものから短いものへと並べる。 〔例〕以下はすべて、1枚の紙にかかる言葉 白い紙 横線のひかれた紙 厚手の紙 これをどのように文章で表現しますか? 例1:白い横線のひかれた厚手の紙 → これだと、白い線がひかれている、厚手の紙に意味が取られます 例2:横線のひかれた厚手の白い紙 → この順番が一番しっくりきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.25 15:25:17
コメント(0) | コメントを書く
[ビジネス] カテゴリの最新記事
|