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カテゴリ:進学情報
前期選抜の倍率がでましたね。ひとつだけ倍率の読み取り方を知っておいてください。
前期選抜の定員が50パーセントの高校があったとします。たとえば、大和南高校です。全体の定員が277名に対して、前期の募集率は50パーセントの138名です。ここに217名が志願しました。倍率は1.57倍です。ということは、このままだと後期の志願者は79名しかいないことになります。つまり定員割れが確実だと言うことです。 募集率が50パーセントの高校は、前期の倍率から1を引いた数が後期の倍率だと思って良いわけです。もちろん、前期を受験せずに後期だけを受けていく生徒もいます。ただ、こうした生徒は上位校に多いので、中堅・下位校はこの志願者数にそれほどの上乗せはないはずです。 周辺を見回してみると、 大和高校 1.90倍 大和西高校 1.95倍 大和南高校 1.57倍 厚木東高校 1.93倍 上鶴間高校 1.70倍 などが前期で2倍を切っています。大和や大和西は、それぞれ川和高校や座間高校などの倍率が高いことから、後期はそうした志願者が流れてくることが予想されるので、定員を割ることは考えずづらいです。が、大和南や上鶴間は割れそうな気配です。 県内各地を見回しても、人気校と不人気校の格差がとても大きいことに気づきます。全県1学区ですから、人気のある学校に志願者が集中するのはしかたがないことでしょう。同時に、学校説明会などによって、生徒も保護者も、それぞれの高校を知る機会が増えています。「何だか空気がよどんだ学校だなぁ」「活気があってみんなが生き生きとしているなぁ」などと、学校に対する印象がはっきりとわかれてしまうのです。 何度も言いますが、前期選抜で合格できるかは、その倍率とはまったく関係がありません。ボーだラインの生徒の厚みが合否の分かれ目です。この倍率からわかることは、今年はどの高校に人気があり、どの高校が不人気なのか、といったことだということです。 塾専用ページに、前期選抜ボーダー予想を掲載してあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.21 16:16:29
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