「宮ぷー　こころの架橋ぷろじぇくと」を応援するブログ

第318号　宮ぷー　こころの架橋ぷろじぇくと　　
2010年6月20日現在　参加者人数2858人
「6/20 昨日の宮ぷー」　　　　　　
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足の二つのリハビリについてお尋ねをいくつもいただきました。中にはリハビリの先
生からもいただきました。びっくり。そしてとてもうれしかったです。
・ ・・・
東京都内某病院で、作業療法士として勤務しているものです。かっこちゃんのリハビ
リにはいつも舌を巻いています。かっこちゃんは、専門家ではないけれど、直感がす
ぐれているのでしょうか？　参考になることがいろいろあるんですよね。
昨日の二種類の動きのリハビリについてもなるほどと思われるところがありました。
脳幹出血の患者さんはあまりいませんが、僕も数人受け持ったことがあります。脳幹
出血の患者さんは他の部位の出血の患者さんとは、リハビリも同じ方法ではだめだと
常々思っていました。そこらあたりでかっこちゃんが感じている気持ちをもう少し聞
かせてもらえませんか？　やはり、毎日、宮ぷーのそばにいて、リハビリを実際に担
当しているかっこちゃんでないとわからないことってあって、それは僕らにとって
は、とても参考になるんですよ。僕たちが学んでいることも所詮、症例からはじき出
されたものですから。これからも応援し続けます。かっこちゃんのリハビリ。最高で
すよ。宮ぷー、安心してリハビリ専念してね。
・ ・・・・

わあ、ありがとうございます。そんなふうに言っていただけるなんて、すごいびっく
り。宮ぷーはもっと目をまん丸くしてびっくりすることでしょう。お言葉に甘えて、
専門家の前ですけれど、思っていることを書きます。
脳幹は、脳で考えたことを体に伝える部分です。脳から体にこんなふうに動けと命
令をする部分です。宮ぷーはそこを損傷しているわけですが、そのためだと思うので
すが、私がまず模範でこんな角度でこうやって動かしてと、宮ぷーの手を曲げたあ
と、曲げるとうまく曲げられても、何分か後に「さっきのように動かして」と言って
も、角度が全然違ってしまったり、動かなかったりすることがあります。それから、
動きの微妙な調整が難しかったりもします。首はかなり上手に動かせるようになって
きましたが、でも、まだまだぎこちない動きをします。ちょうどあやつり人形のよう
に、ななめ方向に動かそうと思っても、まず首がさがったままななめへ動かしてか
ら、首をたてたり、あるいは首をたててから、ななめへ首を回したりというふうに首
を動かします。

命令部分でうまくいかなかったり、動け動けと宮ぷーが念じていても、命令のスイッ
チがうまく入らなかったりするように思うのです。それで、手が伸びろ伸びろという
連続の動きも大切だけど、動きの方向を切り替えたり、そこでとめて、また動かして
みたいにもするといいのかなあと思うのです。けれど、こんなことを書きながら、実
際は、そんなふうにちゃんと考えないで、口から出るままにリハビリをして、後で、
なぜ、自分がそうしたかったのかなあと考えたら、それが必要だったんだなあと後で
わかるということもあります。
私はすぐに、神さまのおかげって思っちゃうのです。私たちのどの動作も、神さま
の計らいなのかなって思うのです。だから、リハビリの方法も、もし、今している方
法がとても有効なのだとしたら、私というより、神さまが宮ぷーを治してくださろう
として、私に、こんなふうにするのが今、必要って、教えてくれてるのかもしれませ
ん。

先日の礼子さんが、その後についてメールをくださいました。
・・・
先日は、特老ホームに居られる　言語障害の方とのコミュニケーションについて　お
返事有難うございました。今日の午前は　ホームに伺い、その方に　＜これこれこう
いうかっこチャンという人に　コミュニケートを相談、考えれば色々な手段が有ると
分かったので　私達、しつこく頑張ります。 疲れていらっしゃる時は　無理なさら
ないで・・今度、 おはなしノートというものも　出来るし、色々考えましょう。あ
と、指を使って　話す方法もあるとかで＞と　私の指を折って　一生懸命、説明しま
した。人嫌いではない方のようで　ご自分の、指を折り曲げ 頭をかしげ。＜これか
ら、ゆっくり　皆で考えればいいし、最後の手段として　アイコンタクトだって 有
るのだから＞と話したら　横を向いて　ふふふと笑ってられました。　ああ、何でも
分かっていられるということが、分かった今日です。 一週間に一度、それも　その
方だけと過ごせない私達ですが、でも　５分でも良いから　その方の箸やすめになり
たいと　思っています。今度、伺う時には　ムック本を　持っていき かっこチャン
の　写真を　見て頂くことにしますね。色々な人がいるという事を　実感して頂きた
いのです。 同じ時を生きる人の　温かな繋がりの中に　入れるよう 努力してみま
す。
・ ・・・・
礼子さん、ありがとうございます。その方うれしかっただろうなあと思ったら鳥肌が
たって、涙がぽろりと出ました。礼子さん、本当にありがとうございます。

今日は渥美さんと靖子ちゃんと、雅子さんが来てくださいました。去年も同じ時に
来てくださって、一年ぶりです。去年の今日は靖子ちゃんが初めて映画をとりはじめ
たクランクインの日だったのです。渥美さんが「宮ぷ－、こんにちは。あ、舌が口の
中に入ってるやんね。去年来たときは舌が出てたけど」と言われました。そうなので
す。倒れてから、かなり長い間、舌は中へ入りませんでした。眼振というか、目が揺
れ、まぶたもずっとパチパチパチパチ小さく動いていました。宮ぷーは私の質問に対
して、時折目をぎゅっとつぶってくれるけれど、それは、「うん」という無意識な答
えの時に出来ても、今してというときにはできなくて、おまけに、私以外の人にはま
だなかなか宮ぷーの返事がわかりにくいころでした。渥美さんも、雅子さんも、宮
ぷーがずいぶん回復していることを喜んでくださいました。靖子ちゃんも、毎月来て
くださるのだけど、そのたびに、「びっくりしたあ」と喜んでくださるのです。

宮ぷーは今日も手がとても痛いのです。「ていたいていたいていたい」ってレッツ
チャットで書いていて、それは本当につらそうなのです。温めると、どうにか痛みが
薄れるようだけど、かなり痛くて、がまんができないほどのようです。
それでも、今日も宮ぷーは、リハビリを頑張っていました。靖子ちゃんは、「す
ごーい、このあいだより、ぜんぜんしっかり座っていて、危なげない」と言ってくれ
ました。まだまだ、一人で座っていられるのはほんのちょっとなのです。けれども、
私も安定してきたなあと思います。そしてそのことが、やっぱり宮ぷーにとっても自
信につながっているのだと思います。

靖子ちゃんのインタビューで、私がこのあいだ、阪根さんや小林さんと来たときか
ら、今まででうれしかったことある？の質問に「すわれたこと」と答えていました。
「宮ぷーは幸せだなあと思う瞬間がある？」その質問には「き・た・と・き」？誰
が？　靖子ちゃんが「かっこちゃんが来たとき？」とまた聞いたら、そうだとうなづ
いた宮ぷー。うれしかったけど、「違うよね。誰が来てもうれしいんだよね」と言っ
てしまうと、宮ぷーはなんと首を振ってくれたのでした。いえ、本当は誰がきてくれ
てもうれしいと思います。でも、宮ぷーは優しいから・・・「ありがとう。毎日来る
よ」と私もとてもうれしかったです。

そして泣けちゃったのは、「宮ぷーのメルマガを読んでたくさんの方が応援してく
ださってるでしょう？　つらくて、宮ぷーに元気をもらってると言われる方もおられ
るでしょう？そのみなさんに宮ぷーがお話ししたいことは何？」その靖子ちゃんの質
問に、宮ぷーは「あ・き・ら・め・な・い・で」と言いました。靖子ちゃんも泣いて
いたし、私も泣けました。だって、これまで、どんなに大変な中を宮ぷーが一生懸
命、それこそ、命をかけて、毎日を生きてきたことだろうと思うから・・・何回も何
回もくじけそうになったことだってあったと思う。でも、宮ぷーはあきらめなかった
んだね。そして、今もあきらめていない。みんなにもあきらめないでって、あきらめ
なければ、道は開かれるって宮ぷーは知ってるし思ってるんだね。靖子ちゃんが泣き
ながら、「宮ぷーありがとう。私はすぐにああだめだってあきらめちゃうけど、宮
ぷー、私もあきらめないよ」ってそう言ってたよ。私もそうする。私はきかんぼうだ
から、割合あきらめないほうだけど、宮ぷーと同じ状態になったときに、そうできる
だろうかと思ったら、やっぱり、宮ぷーはすごいって思うのです。さすがだよ。宮
ぷー。

渥美先生が、いたいいたいという手や頭や、肩や背中をいっぱいマッサージしてく
ださいました。そして、その間は痛くないと言っていました。
お昼からちょっと宮ぷーが熱っぽいように思ったのです。それが心配です。今日は
初めて、Tシャツを着たよ。倒れてから初めてのかぶりもののお洋服。わーい、わー
い、なんだって初めてはうれしいのだ。今日もみなさん、ありがとうございます。

かつこ