木蔭に木蔭に花の群れ　すみれにローズマリー

鵜飼の鵜の話が私は好きだ。

鵜飼の鵜は一つの船に１０何匹か繋がれて、魚を取る。

この鵜たち。
例えば１０匹いたら、2匹はよく働き、６匹は普通に働き、
あとの２匹はさぼる。笑。

どの船にもサボる鵜がいる。

なので、さぼる鵜を外して、良く働く鵜だけをあつめて船につなぐ。

すると、やっぱり２匹はよく働き、６匹は普通に働き、

あとの2匹はサボるそうだ。
今までよく働いてた奴も、ここでは働かないぞと決め込むという。


わたしはここに自然の摂理というか、集合無意識というか、
そういうものがあるのではないかと思う。

良く働くのは偉い。偉いとされる。私も偉いと思う。

だが良く働くには、良く働かない人が必要なのだ。

「こいつ働いてないな」という対象がないと、原動力に火がつかない。ということも潜在的にはある。

その原動力を買ってでる人や鵜がいる。

働かない人や鵜も大事な人材なのである。

また、何か天災があったとき、全員で働きまくっていたら、いざという時に
力を温存してるものがいなくて、全滅してしまうのだ。

学校でも会社でも、仕事しない人、やらない奴、
あまり人に尊敬されないかもしれない。

出来ない生徒、学生、社会人。

こういうレッテルを貼られてる人は、普通じゃない苦労をしているのだ。


こういう人には、その人にしか与えられてない天命がある。

天が選んだ、
災害や天災に備えた人材、かもしれないし、

他の人が一生懸命働くための原動力となってるかもしれない。

自分よりまだまだ出来ない人がいるということで　
人に安らぎと安心感を与えてるかもしれない。


目に見える現象だけが、全てではないんだよね。

それに、天はもっと先まで、天災とか災害とかアセンションとか、
見越して全てを取り仕切っているということだ。