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カテゴリ:身体論の本
身体論関係で本を読み漁っていたら、甲野義紀の本にぶつかった。
土曜に、友人の中国の美術大学の先生から、彼が企画にかかわった横浜学生映画祭のオープニングに誘われていってきたのですが、その行き帰りにず~っと読んでいました。 「武術を語る」徳間文庫。おもしろい。 元は牧歌的農業にあこがれて農業大学に進学した著者が、ニワトリのオスメスの選別で(オスは卵を産まないので)オスのひよこを選別後にぎゅうぎゅう押しつぶすのをみてカルチャーショックをうけ、その武術に目覚めていくところからかいてある。 著者の人柄をあちこちにかいまみることができて楽しい。 さらに、流派に属せず、自分の身体を自分の哲学で磨き上げていく過程から、武術にとどまらず、「自分で勉強していくとはこういうことかも」というヒントがいっぱいあり、とても興味深くよめる。 身体、武術だけでなく、幅広い分野に興味を持って勉強してきた人だから書ける武術の本。 横浜のオープニングパーティは、友人以外にも中国の作家もきていて、日本語を話さない方とは互いに片言英語。互いに母国語が英語でないもの同士、通じる感動が妙に共感できたりした。しかし、自分のボキャブラリーのなさをまたあらためて感じた・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月15日 09時16分57秒
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