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身体・感覚とアート

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ゆぱさん

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2006年10月11日
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人は、さまざまな影響の中で生きる。

それは当たり前だし、必要なことだ。

ただ、現代の日本では、企業が知恵を絞って消費者の誘惑合戦をしている中で暮らすことになる。

ネット、テレビ、ラジオも電話も本も雑誌もなく、仙人のように山奥で暮らさない限り、必ず影響はある。


「車はまず、モーターショーの会場に現れ、ほぼ同時に広告の中に現れる。

そして次に販売店の店頭に並ぶ。

モーターショーの会場で実物に触れる人間の数は、広告を見る人間の数にくらべると桁違いに少ない。

「広く告げる」のは広告と広告的記事の役目だ。

たいていのひとは広告で新車のイメージを見る。

広告的記事で新車の仕様等を知る。

そして販売店に走る。

買い手は、その一連の過程で「スゲー」「欲しー」を繰り返しながら、自分の自己表現としての車を選び、ローンを組んだりして買うのだ。

そして頭にこびりついた「新車」は消え、代りに実物がガレージに現れる。

すべてが<満足仮説>のとおりに進行していく。

広告はその流れを巧につくりだす。」

そんなの知ってるよ、と思っても、相手はプロである。

まして、イメージの世界は理性をこえる力がある。

「(略)幕張メッセで開かれたその東京モーターショーには、ハイブリットカーはもちろん、電気自動車、燃料電池車から、未来を目指すシティコミューターまで、地球環境への負荷を減らそうという車がどっと出品されていた。

ところがである。

とくに若い消費者たちは、そうした車に目もくれず、スポーツワゴンや新型RVなどの「カッコイイ車」に殺到したという。」

今度は、広告に<環境>と刷り込まれて環境イメージの車に殺到する日がくるかもしれない。

ヒトラーもイメージの世界を巧に使っていた。

いかにイメージの力が大きいか広告の世界から読み解くことは、身近でおもしろい。


上記の引用は、広告のプロが一般人向けに書いた広告の裏側だ。

引用:「現代広告の読み方」 佐野山 寛太著 文藝春秋 文春新書





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最終更新日  2006年10月11日 09時51分04秒
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