カテゴリ:社会問題
東京オリンピックとパラリンピック
裏があっても「お・も・て・な・し」という東京オリンピックとパラリンピック。いよいよ開催されるのですね。 そして、新型コロナウイルスによる感染が広がる中で、オリンピックを開催することに不安を感じている人も多いのでしょうね。 しかし、もしオリンピックを開催する崇高な意義というものがあるとすれば、それは新型コロナウイルスが流行していようがしていまいが、変わらないはず。 MoMo太郎は、新型コロナウイルスの問題があってもなくても、オリンピックを日本が開催する崇高な意義なんてないと思っているのですが、一旦、開催することに同意して、コロナが流行っているから中止しようとか、延期するべき(確かに延期は検討に値する意見かもしれませんが)と言う人達って、なんかポリシーも覚悟もない人達だと思うだけです。 きっとそういう輩は、日本人選手が金メダルの3つ取れば、「感動をありがとう、ガースー総理の素晴らしい政治手腕です」なんて言って、ガースーの支持率のV字回復に貢献するんでしょうね。 また、国民の生命を危険にさらして開催したオリンピックでメダルを取ったとかでただ喜んでいる運動選手も、ちょっと思いやりのない輩だと思います。 まともな人間なら、「メダルをとれたのは国民の皆さんが生命や健康を犠牲にしていただいたお陰です。その御恩に報いるためにも、メダルをオークションに出して、その売り上げを日本の医学進歩の為に、若い医学生や看護学生の奨学金としてお使い下さい」くらいはやって欲しいですね。 ちなみに、こんな施設を建設することに税金を使うくらいなら、そのお金でメタボによる生活習慣病で医療費を圧迫する恐れがある中高年のオッサンたちに、ライザップへ三カ月くらい無料で利用できるクボーンでも配った方が、国民の健康増進になったんじゃないかと思いますけど。 路上飲酒 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言やまん延防止措置で飲食店での酒類の提供が規制されているせいか、路上飲酒が流行しているそうです。でも、そういう行為が新型コロナウイルスの感染拡大の要因になっているのかもしれません。 国民の健康増進という観点で言えば、喫煙による健康を損なうことや周りに迷惑をかけることから、路上喫煙禁止の条例をほとんどの市町村で制定しているのですから、路上飲酒禁止条例を制定して、飲酒しているお兄ちゃんたちへ罰金や懲役の刑罰を与えて取り締まった方がいいんじゃないかと思っています。 それに路上でお酒飲んで酔っ払うって、「みっともない」と思わないのでしょうかね。 LGBT しかし、集団や社会層に共有されている無自覚な「しきたり」やあるいは「道徳」や「倫理」として自覚されている価値規範に反している「みっともない」という価値観だけで刑罰を与えたりすることは、やっぱり良くないことです。 批判をされるかもしれませんが、個人的には「LGBT」、すなわち、「Lesbian」(レズビアン)、「Gay」(ゲイ)、「Bisexual」(バイセクシュアル)、「Transgender」(トランスジェンダー)と呼ばれる性的少数者は、やっぱり「みっとも」ないと感じますし、やはりその心情は理解できません。 しかし、理解できないからといっても、その存在を否定したり差別をするつもりはありません。 数学の得意な人と不得意な人、あるいは一重まぶたの人と二重まぶたの人がいるのと同じように、数学の得意な人の頭の中は理解できないし、一重まぶたより二重まぶたの方が好ましいと感じたりするとしても、だからといって数学ができない人(MoMo太郎もそっち側の人間ですが)、一重まぶたの人(MoMo太郎も一重です)を否定するのは人権の問題であるのと同様に、LGBTと呼ばれている性的少数者を差別するのは問題です。そして、そういう人達が存在することは認めないといけません。 価値規範を押し付けるのは宗教か 価値規範で人間の存在を肯定したり否定できるのは神やその宗教だけのようです。 下の絵は、ジョン・マーティンという画家の「ソドムとゴモラの破壊」(1852年)という絵画で、旧約聖書の「創世記」の中にある話で、神に対して多くの罪を犯したとされるソドムとゴモラの町は神の怒りに触れて滅ぼされた時の様子を描いたものです(ソドムとゴモラ→→→こちら)。 絵の右側にいるのは、事前に神からこの二つの街を滅ぼすことを告げられ、脱出していくロトと二人の娘です。ロトの妻も一緒に脱出したのですが、振り返ってはいけないと神との約束を破り、破壊されていくソドムの町を見たために塩となってしまったそうで、その姿が中央部の下の方にある白い三角のものだそうです。 しかし、赤い火の玉のようになって破壊される光景を見ていると、旧約聖書の中の神は、すでに原子爆弾のようなもので、ソドムとゴモラの町を焼き尽くしたのでしょうかね。 ちなみに、ソドムの町の人々が犯した神に対する罪と言うのが「同性愛」だったようです。 「LGBT」を否定する人達は、こういう旧約聖書の影響を受けているのでしょうか。 物語では、神によってロトの家に派遣された二人の天使が、美しい男性の姿をしていて、ソドムの男性たちが、二人の天使に性的な関係を迫ろうしたので、そのことが神の教えに背くこととして、街が破壊されることになったそうです。 ちなみにロトは、二人の天使を守るために、迫ってくる男たちに自分の二人の娘を差し出そうとしたり、街が破壊されロトと二人の娘以外の人類がいなくなると、子孫を残すために二人の娘と交わったということです。こういうことは、宗教の価値規範では問題なかったんでしょうね。 まあ、「同性愛」が否定され「子孫を残す行為」が肯定されてる価値規範というのは、その宗教が成立した時に、なんらかの合理的根拠があったのでしょうね。 ちなみに、ソドムとゴモラの話は映画にもなっています。 昔のアメリカ映画の価値規範に沿って、この映画、美男と美女しか登場ていません。また、ダンサー役で日本人?の女優さんも出ていますよ。 人気ブログランキング オリンピック、新型コロナ、そしてLGBT お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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