＊モナミ＊ SMAP･映画･本

今日はスーズダリを出発して、セルギエフ・ポサードへ。

ここの、トロイツェ・セルギエフ大修道院というのは、
森の中で隠遁生活をして数々の奇跡を起こし、後に聖人に加えられたセルギーじいさん（聖セルギー）と言う、
ロシアの歴史の中でも重要な人の棺が安置されている場所に立っている、ロシア正教会の聖地らしい。

各地から巡礼に訪れる人が後を絶たないそうで、この日も寒空の中、多くの人がお祈りをあげていました。
ロシア正教会の十字を切るしぐさは、普通のカトリックのと違って、カトリックは2本指で、上、下、左、右だけど、
ロシア正教会は3本指で上、下、右、左の順に十字を切るらしい。

若い今時風の若者も、ちゃんと礼拝堂に入る時は十字を切っておじぎして入る。
私たちが、ついお寺や神社で手を合わせて頭を下げるのと同じような感覚なのかな。
いやもっと深い信仰だろうな。
こういうのが、特定の信仰がない私たちにとって、理解しがたいことなんだろな。

修道院の中は、修道士さんがいっぱい。
当たり前といえば当たり前だけども。
この人たちって、何を考えてこういう世界に入るのかなぁ。
煩悩の多すぎる私には、とても到達できそうな世界ではありません。。。

聖水堂の水は飲むこともできるし、容器を買って持って帰ることもできます。
母が容器を買ったので、私も飲みました。
病気平癒を願って…ってクリスチャンじゃないけど、いいかしら？

でも宗教こそ違え、祈ったり水を飲んだりして身を清めようというのは、どこも一緒なのかも。


お昼は街のレストランで、キエフ風カツレツ。
ってどんなものかと思ったら、鳥のササミでバターを巻いて揚げたもの。
美味しかったけど、中身がバターじゃなくてチーズだったらもっと美味しかったのになぁ。
ってそんな料理、普通に日本にあるよね。

もう明日が最終日だから、ガッツリ食べちゃおうかとも思ったけれども、
飛行機の中とかでまた具合でも悪くなったら一大事なので、控えめにしておきました。
でもデザートのアイスクリームが、美味しいんだよねぇ。
モスクワではアイスクリームが美味しいって言うから、チャンスがあったら食べよう！

などと思いつつ、モスクワに戻って赤の広場やボリショイ劇場見学！
と思ったら、なんと！
赤の広場でテロ反対デモが行われているそう。。。

日本大使館から、旅行者は広場に近づかないようにとの連絡がさっきあったということで、中止。
グム百貨店でのショッピングも、赤の広場近辺には全く近づけないので中止…。

ガッカリ、だけどもしょうがない。
ホテルに着くまでも、迂回やら進入禁止やらで、どの道も大渋滞。
そしてTＶニュースを見てびっくり！
すごい人！
こりゃぁ近づくの、無理だわ。
明日ちょっと予定を繰り上げて、赤の広場に行くそうだけど、明日は大丈夫なのかな？

翌日、赤の広場に近づいた日本人ツアー客は、デモが終わるまで広場から出られなかったらしいとの情報が。
テロ反対デモだから危険なことはないのかもしれないけれど、
そのデモに反対テロとか暴動とか起こるかもしれないしね。
なんていうか、おーほんとにテロとかデモとか起こるんだぁ、ってナマナマしかったです。


ロシア最後の夜は、コスモスホテルという、4500人収容の巨大ホテル。
国際色豊か～だけども、目立つのは中国人…。
彼らのパワーには、圧倒されます。
やっぱりあんだけ人が多いから、遠慮深く慎み深く生きてたら、きっと生き抜けないんだろうね。

夕食はバイキング。
やっとここで英語が使える！って感じ。
やっぱり首都の大ホテルだからか、フロントマンもポーターさんも笑顔でサンキューと言ってくれるし。

最後の夜なのでルーブルを使ってしまおうと、お土産屋さんをぐるっと見て回って。
と言っても、ルーブルに換金したのはたった20ドル（540ルーブル）なんだけどね。

ロシアの名産物は孔雀石と琥珀なので、かわいい指輪でも買おうと思ったけれど、サイズがなかった…。
妹は毛皮の帽子が欲しい！って行く前から言ってたけど、結局買わず。
だって日本じゃぁ使い道、ないよね。

でもかわいいTシャツとシャツを見つけたので買いました。
Я люблю Москва って、I love NYみたいな感じか…。
でもそれよりかは、日本で着ても恥ずかしくないよね？


あーあロシア最後の夜かぁ。。。
なんでロシア…？って思ってたけど、やっぱり帰るのは嫌だなぁ。
出国足止めとかならないかなぁ…（爆）。


写真は、セルギエフ・ポサードと、モスクワ中心部の2つです。