*モナミ* SMAP・映画・本
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『ペネロピ』 先祖にかけられた呪いのせいで、豚の鼻と耳をもって生まれた、 ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。 呪いを解く方法はただ一つ。 「ペネロピと同じ“仲間”が、ペネロピに永遠の愛を誓うこと」。 両親はその鼻と耳を隠すため、ペネロピを屋敷から一歩も出さず、 完璧な花嫁教育を施し、ペネロピが18歳になると、 呪いを解くに相応しい名家出身の花婿候補たちとの見合いが、 頻繁に行われるようになった。 マジックミラー越しの会話で意気投合したかに見えても、 彼女の顔をひと目見た求婚者たちは、恐怖に叫んで、 逃げ出すのがお決まりのパターン。 そんな中、ペネロピはマックス(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。 マジックミラーごしの会話で、お互い好意を持つペネロピとマックス。 3回目に会った日、ついにペネロピはマックスの前に姿を現わす。 一瞬驚きながらも、マックスは逃げ出さなかった。 しかし、マックスがペネロピの顔に優しく触れようとしたその時、 マックスの袖に隠されていたカメラのシャッター音が鳴った。 ニューヨーク帰りの飛行機の中で鑑賞。 クリスティーナ・リッチ、元の顔に戻っても、 あまり変わらなかったような(爆)。 いや、ブタ鼻でも可愛かった、ってこと。 舞台は現代の英国なんだけれど、ちょっと中世ぽくもあり。 ポップな色使いの、お菓子の家みたいなペネロピの部屋に、 ペネロピのコートとマフラー姿も、とってもキュートで。 母親に、お前は醜いと言われ続けてきたとは思えないほど、 スネることもヒネることもなく、ピュアで優しい心を持ったペネロピ。 本人はさほど気にしてないのに、娘が醜いことを、 どうしても受け入れられない母親は、必死で娘を結婚させようとする。 自分たちと同じ名家の息子との結婚が、娘の呪いを解けると信じて。 実際、母親が言うほど、醜くないと思ったんだけど…。 それは他人事だからか(爆)。 でももし自分の娘が、あんな鼻と耳を持って生まれたら…。 必死に隠そうとする母親の気持ちも、分からなくもないかも。 それだけ娘を愛してる、ってことだものね。 ペネロピの父親も、見当違いで行き過ぎの妻にうんざりしながらも、 呪いをかけられたのは自分のせいだと、一生懸命娘を守る。 そんな必死の母親が、必死で隠してきたペネロピの顔。 しかし、ついに白日の下に晒されることに…! マックスに言われたとおり、自ら進んで飛び出したペネロピ。 けれど世間は、そんなペネロピを変人扱いするどころか、 一躍人気者に。 生まれて初めて友達もでき、青春を謳歌するもそれもつかの間、 母親に見つかっちゃって、連れ戻されて、 ペネロピ家の名声が欲しいだけの、マヌケ男と結婚させられる! そんなペネロピを、それが呪いを解く方法ならばと、 マックスはどうすることもできず。 なぜなら彼も、コンプレックスだらけだから。 あの新聞記者も、自分の姿にコンプレックスがあったんだろうな。 だから最初は、同類のペネロピをつけ狙っていたけれども、 次第にペネロピに同情するようになり。 婚約者のマヌケ男も、はたから見たらコンプレックスだらけなのに、 それを全く自覚していないところ、それが問題だったのかも。 ペネロピの母親もね。 世界中の、コンプレックスを持っているたくさんの女の子たちへ、 人は見かけじゃない、なんてそんな単純なメッセージじゃなくて、 自分のコンプレックスを認めること、そして母親の呪縛を解き放つこと、 それが女の子が幸せになれる方法。 そんな大切なことを伝える、ファンタジックな映画でした♪
【参考】 ペネロピ 公式サイト
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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