歯医者に行く。
中村優に似た美人の先生に(マスクに騙されてる?)、静かに流れるジャズボーカル、海中の映像と、気持ちのいい空間が気に入り通っている。
最初に口内を撮られ、動画で治療方針を説明された。いかにも時代だ。
大学生のときに口にやけどをさせられたり、社会人になり通おうとしたらエレベーターが壊れていけなくなったり(歯医者には罪はない)、小学生のころ無神経な先生の会話を聞いて苛立ったりとか、あまりいい思い出のない場所だがこれからジジイになることを考えるともっと身近に考えるべきだろう。理髪店に行くぐらいに。
なんでああも歯の治療って時間を食うのかねー、と思って調べてみたら歯医者さんのブログにヒットした。
経営上、保険の点数制と患者のドタキャン(ペナルティはとれないので穴があく)との兼ね合いが「短時間で地道に通わせる患者を多く抱える」という方法論に落ち着くそうだ。なるほど。
「海外赴任とかあるなら言ってください、急ぎますので」と先生からはいわれた。残念ながらない。早く済ますために嘘いってもいいんだけど。
そのブログでは後継者の不足とそれに伴う歯科大学の定員割れと人材の劣化についても書いていた。息子には継がせたくないというひとが多いそうだ。
こういうところに社会の空洞化を感じる。安易に足し算としての移民を考える前に揺らいでいる足元をみつめなおすべきだ。どこが揺らいでいるのかを。
とりあえず欠けた歯の神経を綺麗にして薬を注入するところまで完了。次回はコア部分を保険適用にするか保険外にするかを決めてこいといわれる。保険外だと1万円。からだにはいいらしいが。むーん。
ちなみにかぶせる部分は白いやつ(保険外)だと16万円だそうな。無理。金歯だといくらになるのやら。(♂)