9月 3日(木) 「熱中」症
9月 3日(木) 「熱中」症 食品メーカーに勤務して九年のA子さん。受注係長として三年が経ち、仕事にも充実感を覚えています。しかし秋が近づくと、憂鬱な気分に襲われていました。 目玉商品の注文が殺到する秋口は、受注責任者として三ヵ月間、後輩をはじめ大勢の社員を指揮していかなくてはなりません。動きが鈍く、勘違いも多く、ミスを報告しないメンバーに、つい言葉を荒げてしまうのでした。 しだいに自分が嫌になり、体調を崩すというパターンを、毎年繰り返してきたのです。彼女は思い切って、ビジネスでは大先輩の父親に相談しました。 すると次の言葉が返ってきました。「自分だけの責任を果たすことに熱中すると、それは美しく見えるが利己主義だ。お客様の役に立ち、社会に貢献してこその責任だろう?お客様の立場になれば、同僚には思いやり、仕事には真心が込められる。改善や成功への知恵は、そういう時にしか出ないものだよ」 目から鱗が落ちたA子さん。受注した商品をおいしく食べてくださるお客様のイメージを脳裏に焼き付け、今日も張り切って繁忙期の仕事をこなしています。 今日の心がけ●お客様の喜びをわが喜びとしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。