この映画は人によって評価が分かれる作品だと思います。実話を元に描いているだけに、ノンフィクション的要素が濃くて、ニュースやスクープが作られる課程がより忠実に描かれていたりしているので、わたしはおもしろかったですが。
この映画は、1998年、ワシントンD.Cで起こった、アメリカの大統領機 エアフォースワンに唯一置かれるジャーナリズム雑誌として権威のあるニューパブリック社の最年少天才記者の実話を映画化したものです。
政界にさえも多大な影響を与えこの雑誌の編集者は平均年齢26歳という若い才能あふれる記者達ばかりですが、その中でも、最年少でありながら天才の、スティーブン・グラスはあまりの人気のため、よりおもしろい記事を書かなければというプレッシャーに負け、手を出してはいけない、ねつ造スクープを次々と発表していくのです。
しかし、ニューパブリック社をライバル視する雑誌社の検証によって、スティーブンが書いた最後の 「ハッカー天国」 という記事が 事実無根のねつ造であることが発覚してしまうのです。
記者達の間でも信頼の厚かったスティーブンは、ハッカー達に巧妙にダマされた不運の記者として仲間達から最後まで同情をかっていましたが・・・・・
「ジャーナリズム=真実」 と信じて疑うことのない私たちに、ある警告を投げかけた作品といえます。 写真や動画までも合成可能な昨今では、より慎重に正しいものを見極める目を持つことが求められていくことでしょう。
~おしまい~
P.S. 「スター・ウォーズ エピソード2/クロ-ンの攻撃」
余談ですが、スターウォーズ エピソード2のアナキン役のヘイデンは、ますますかっこよくなりましたね~♪
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