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April 13, 2008
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【砂時計】2008年4月26日(土)公開

監督 ・ 脚本 : 佐藤信介 
出演 : 松下奈緒 / 夏帆/ 池松壮亮 他
期待度 : ★★ → 鑑賞後の評価  ★★★★
原作 : 芦原妃名子『砂時計』(小学館刊)

「 砂時計 (2008) 」 <多少ネタばれあり>

累計700万部の売り上げを誇る芦原妃名子の同名少女コミックの映画化です。

監督は、「春の雪 (2005)」、「県庁の星 (2006)」の佐藤信介。

主役は、水瀬杏の大人時代を演じた、「アジアンタムブルー(2006)」、 「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~(2007)」、「チェスト!(2008)」では出演と音楽を担当しテーマソング「流れる雲よりもはやく」も歌っていて、今年4月から放送のSMAPの草なぎ剛主演のドラマ「猟奇的な彼女 (2008)」で浅倉南役で出演している松下奈緒。 ちなみに「タッチ」の南ではありません(笑)

中高生時代の水瀬杏役を演じた、「天然コケッコー (2007)」で2007年・第31回日本アカデミー賞において新人俳優賞し 、「東京少女 (2008)」、「うた魂(たま)♪ (2008)」と本作が今年3本目の公開に作となる夏帆 。

共演は、北村大悟の大人時代を演じた「パッチギ! LOVE&PEACE(2007)」で李安成(アンソン)役の井坂俊哉。

北村大悟中高生時代を演じたのは、芸能界デビューは舞台「ライオンキング」で ヤングシンバ役を演じ、「ラスト サムライ(2003)」で、勝元盛次の妹たかの息子飛源役で映画デビューし、「男たちの大和/YAMATO (2005)」などの話題作に次々に出演し、「蒼き狼 地果て海尽きるまで (2006)」ではテムジンの少年時代を演じた、将来楽しみな池松壮亮。


Story : 杏は、両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた少女。田舎独特の雰囲気を馴れ馴れしく感じた杏だが、近所に住む大悟や藤・椎香らと知り合い、徐々に自分の居場所を見つけてゆく。しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れて…!?




「2008年4月26日公開 」

ー  より ー

 

 

芦原妃名子による同名大ヒットコミックス『砂時計』の映画化です。

杏が14歳の時に母が離婚して実家に戻ってから、出会った大悟と椎香と藤の父親の違う兄弟との幼なじみの中でのそれぞれの初恋から、26歳になるまでの杏と大悟のもがき苦しみながらたどりつく純愛の物語です。

人気コミックの映画化ということや、日曜日の昼の回の試写会ということもあって、年齢層は予想通り低年齢層が結構目立っていました。

 

夏帆は、先日公開された「うた魂♪」では彼女の持つイメージとちょっとマッチしていなくて、美貌と才能にうぬぼれる女子高生役はわざとらしくてかなり無理があったと感じていたのですが・・・・

中学から高校まで演じた夏帆の持つ自身のキャラクターが、母の病気と自殺という壮絶な死を経験してトラウマとなり苦しむ主人公の杏を演じるのに、私の勝手なイメージですが、ぴったりはまっていて説得力があって良かったと思います。

 

また、大悟の中学・高校時代を演じた池松壮亮がすごく良かったです。

大吾という包容力のある行動的な少年というそのキャラクター自身のイメージの良いこともあるでしょうが、池松壮亮が演じたことで、より一層この大吾という少年がかっこよくみえました。中高生があこがれる象徴的な男子像を絵にかいたようなキャラクターですね。

 

杏の大人役には、女優として、そして「ピアノの森 (2007)」でテーマ曲「Moonshine~月あかり~」を担当するなどピアニストとしても活躍が目覚しく美貌と才能という天が二物も三物も与えちゃってる松下奈緒。 スタイルも良くて、てっきり私はモデル出身の女優さんかと思っていましたが、正統派のアーティストだったのですね。


■Moonshine~月あかり~

 

東京から母の実家に戻ることになり、祖母が、母を励ますために叱咤する姿を横目に、狭い町の中で自分たちの事が町中に広まっていて、なにげに蔭口の的になっていることを知ります。

そんな時に大吾に強引に薪運びの手伝いをさせられるようになり、そこで出会った大悟・藤・椎香の幼馴なじみ4人が出会い自分の居場所に心地よくなじんでいきます。

sunadokei.jpg

母が倒れて、精神的な病に冒されていることを医者から告げられた矢先、母は夜中にひとり散歩に出かけると言って行方不明になってしまいます。

「神様が見放しても俺が守っちゃるから・・・」 そういう大吾の励ましもむなしく母は帰らぬ人となったのです・・・・

母の壮絶な死のトラウマに苦しむ杏を支え、いつもそばにいるからと約束する大吾。そして次第に明るさが戻った杏でしたが、父親が迎えに来て東京へ戻ることになってしまいます。

 

 

ほぼ中学・高校の頃の杏と大吾のエピソードを中心に描きながら、大人になってからも、その頃のエピソードを巧妙に織り交ぜながら杏の心の闇を巧く表現していきます。

しかし、この辺で、私のお隣の父子連れの小学生くらいの女の子が、お父さんの袖をひっぱって、「パパ、こわいよ~」っと小声で訴えている場面が2~3か所ほどありました。

杏の精神状態を表現する場面では少々暗い表現があり、ホラー映画のように怖がらせる目的の場面ではないのですが、10歳以下のお子様にはちょっと怖いと感じさせるかも知れません~

 

杏がつらい時は常にそばにいて励まし続ける大吾の姿にも心がぎゅーっとつかまれ、涙があふれてきます。

私もつるつるとあふれる涙が抑えられませんでしたが、お隣にいた中学生ぐらいの二人の女の子はず~っと号泣状態でした(笑)

私が特にどっと泣けてしまったのは、杏の婚約が破断になり自殺を図って、病院で心配する家族の前で目が覚めた時、祖母が杏を叱る場面です。

sunadokei_3.jpg

この映画でタイトルともなっている、1年計の「砂時計」と母が買ってくれた数分計の「砂時計」がこのストーリーの中で象徴的役割を持たせて、ストーリーの中のエピソードにリレーションを持たせてあり、脚本のストーリーの構成が素晴らしく良くできています。

母と最初に見た1年計の大砂時計が、13回ひっくりかえされ、下が過去、真中が現在、上が未来と話してくれていた母の形見となった数分計の砂時計が2度壊れたその後に、大吾がくれた新しい砂時計の役割が感動的です。






sunadokei_2.jpg

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そして、ラストの大吾が杏に砂時計を手渡して言ったセリフが、杏の心の重荷を解放(ときはな)していくようでした・・・・

 

青春ドラマと侮るなかれ、おませな小学生から大人も楽しめる純愛ストーリーです。

 



「砂時計」オリジナルサウンドトラック/サントラ[CD]



~ おしまい ~

 


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Last updated  April 14, 2008 12:02:40 AM
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