エジプト旅行7日目
とうとう最終日になってしまいました。モーニングコールは7:00。朝食を取って、昨日両替した100LEを細かくしてもらいに銀行へ。今日の銀行員さんは感じが良くって、気分良く両替できました。バスには何故か、スーツ姿の警察官が一緒に乗り込んでしました。別に何もしないらしいですが。だったら何の為に?警護でもしてくれてるのかな?今日は考古学博物館へ行きます。ツタンカーメンの財宝&黄金のマスクとご対面です!流石に凄い人。外観は外観は可愛らしいピンク色。この中に、お宝が…。嫌が上にも期待は募ります。先ずは、ハッサンが色々と説明をしてくれます。2階にミイラ室とツタンカーメンの財宝が展示されてます。ミイラ室は別料金(100LE)で、個人で入室します。これは後ほど。奥に行くと、ツタンカーメンのお墓から出てきたベッドや、ミイラにする時に取り出した内臓を入れたカプノス壷が目の前に。このカプノス壷の4つの内、一つはドイツに貸しているという事で、壷の内側が少し見えたのですが、そこにはツタンカーメンの血痕が…。うぅ、ドス黒くて生々しい…。でもこれこそが、ツタンカーメンが本当に生身の人間として生きていた証拠なんですよね。そしてまた少し歩くと、ツタンカーメンの財宝部屋が!ここは別室というか、個室になってます。ここで10分間の自由行動。早速中へ。おおー!先ず黄金のマスクが目に入りました。凄いですー!素晴らしいーーーー!!なんて綺麗なの☆でも、目が空ろで焦点が合ってません。とても物悲しいお顔をしてます。暫く見てたら、悲しくなってきました。その側には、これまた黄金の棺が置いてあります。細かく細工がしてあって見事としか言いようがありません。急ごしらえに埋葬されたらしいですが、こんなに見事なんだもんなー。ラムセス2世とかだったら、どんだけだったんでしょうか?その他、黄金のネックレスとか、サンダルや指サックの様な物も黄金で出来ています。展示されているもの、全てが綺麗に細工がされた見事な装飾品。目が眩みます。今値段をつけるとしたら幾らになるんだろう…。億は超えますよね。兆かな。等と下らない事を考えている内に、もう10分経っちゃいました。部屋の外には棺が納められていた、厨子が展示されています。(3層構造)全てが想像以上に素晴らしくて、もっとゆっくり見たい!この後の自由時間にまた見にこよう。その後は、クフ王の像(5cm位しかない。あんなでっかいピラミッドを作ったのに!)やカ・アペル像(別名:村長さん)等を見た後、自由行動。先ずは、100LEを握りしめてミイラ室へ。11体のロイヤル・マミーとご対面です。ラムセス2世やトトメス3世など、そうそうたる面子が揃い踏み。ちょっと怖いミイラもありますが、殆どがとても綺麗なお顔をされていて、技術の高さが伺えます。本当に今にも目を開けそうなファラオも、1体2体ではありません。皆3000年以上も前に生きていた人なんですよねぇ。そんな人と面と向かえるなんて凄い事ですよね。あぁ、感動(涙)ミイラ室を堪能した後は、またツタンカーメンの財宝を見に行きます。……、やっぱり凄い!!また暫くマスクと向き合い目に焼き付けました。撮影禁止なのでね…。約1時間の自由時間があったわけですが、全然足りない!ここだけで、まるまる1日は使いたいほど、見所満載です。後ろ髪を引かれつつ、博物館を後にしてムハンマド・アリ・モスクへ。ここは土足厳禁なので、ビニールを持参した方がいいです。内部はとても綺麗です。厳粛な気分になりますね。外ではギザのピラミッドが見えました。これからハーン・ハリーリ・バザールへ向かいます。観光客向けの市場といったところでしょうか。でもあんまり見所はなかったような。ここでも、客引きが凄い。っていうか、かなりうざい。円に再両替は出来ないらしいので、ポンドは使い切らないと。と、いう訳でスカーフやらサンダルなどを買いました。あとは上司のお土産にエジプトで1番人気だという「クレオパトラ」のタバコ。1カートン、50LEでした。ここでは集合時間は厳守!!というのも、観光バスは長い間止められないらしいです。また戻ってくると1時間はかかってしまうとか。なので焦って集合場所へ。そこで、またもやセールのエジプト人。今度は銀のネックレス、ブレスレット、ピアスの3点セットで20$ですか。でももう時間もないし、要らないよ。と断るも、全然引かない。急ぎ足で皆の後を追ってたら、奴も一緒に付いてくる。ネックレスをライターで炙って「ほら何ともないでしょ」とアピール。確かにねぇ。でも急いでるんだよ!それでも要らないと断ってると、10$に値下げしてきました。しつこいし、10$くらいだったらいいかなと、遂に買っちゃいました。これで10$は高い?!バスに乗り込み、添乗員さんが人数確認。何やら、2人いない様子。添乗員さん、探しに走る!!ハッサンも探しに。バスの中では、朝からバスに乗っている警官と、バスの運転手さんが、外の警察官らしき人と口論しております。お、取り合えず、バスを出せと言われているみたい。でも、まさか添乗員さんとはいないわ、ガイドさんもいませんよ?!ちょっと動かしてまた止まり、4人が戻ってくるのを待ちます。添乗員さん、あっちへこっちへ走りまくり!あ、客の2人が戻ってきました。でも添乗員さんはガイドさんを探しにまた走る。やっと皆が戻り、やっとバスが出せる!でもさっきの「バスを動かせ」と言ってた警官が何やら怒っております。運転手さん、ガイドさんと口論に。バスに乗ったままの警官は、我関せず。ホントに、何もしませんね、この人。注禁を取られたのかどうなのか、バザールを後にします。このまま空港に向かいます。もうエジプトとお別れなのね。寂しいな…。空港で、ガイドのハッサンとお別れ。とても温和なとても良い方でした。奥様は日本人だそうで。空港で出迎えてくれたどこぞのエジプト人。空港スタッフの方なんでしょうが。その方はなんと、奥様が2人いるそうです。エジプトって4人まで奥様が持てるそう。「俺は強いんだ」と、ボディビルダー並にポーズ。絶倫だとでも言いたいのか?別に興味はないんですけども…。そんなこんなで、エジプトを後にして日本へ。さよなら、エジプトー!また来るからねー!!