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我慢して、我慢して苦しんでいる人の心とからだは固まってしまって、動けなくなってしまっています。
「我慢すること」が「我慢」の目的になってしまい、我慢することだけしか考えられなくなってしまっているからです。 それはまるで固い殻に覆われた蛹(さなぎ)のような状態です。 そのような状態になってしまっている人は、世界と自分を隔てる「殻」の働きによって、「心の感じる力」も、「からだの感じる力」も萎えてしまっています。 考え方も、からだの使い方や動きも固くなってしまっています。 ちょっとした仕草や、声や、表情も固くなっています。 心やからだを固くしていないと殻が破れてしまうからです。 実は、その「殻」は「押しつけられたもの」ではなく、「自分で自分を守るために自分で作ったもの」なんです。 だから、自分で破ろうとすれば破れるのですが、そのためには「外の世界」と「自分自身」に対する不安と向き合う覚悟が必要になります。 昨日の、「小さな目標を見つける」というのは、「我慢」を忘れて、「ちょっとだけ殻から出てみる」というエクササイズでした。 ということで、今日は時間がないのでここまでしか書けないのですが、明日はその「殻」を柔らかくする方法を考えて見ます。 でも、どんなエクササイズをしても、本人に「不安と立ち向かう覚悟」と「殻から出ようとする意思」がなければ、全ては無駄になります。 周囲の人間としては「働きかけながら、見守りながら、気長に待つ」という態度が必要になります。 でも、それが一番難しいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
森の声さん
「はたらきかけながら、見守りながら、気長に待つ」 という事は、学校に行けない我が子(行きたい気持がないわけではなさそうです。宿題は、いわなくてもやりますから) に当てはまるような気がします。 (2016.10.26 13:34:28) |