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カテゴリ:震災ボランティア
4月8,9,10日で石巻に行ってきました。
石巻は湊地区。 もっとも被害が大きかった場所のひとつ。 現場に近づくにつれ驚きの光景で言葉がでない。 膨大な瓦礫の山。ありえない方向に散らばる車、もともとの風景が想像できない街並み。 1日目は大橋さんのお宅の泥退治! 庭や家、押し入れや廊下の泥だし作業を開始。 自分も初めての経験だけど大人数で知恵を出し合い効率もUP コチラが家主の大橋さん 前回、リーダーの小坂さんと偶然(必然?)な出会いをし今回が2回目の泥だし作業(僕は初めて)だったのですが前回よりかなり片付いていたとのこと。大人数でも大変な作業を一人でここまで進めている大橋さんはすごい! 1日目の作業は終了後ボランティアのベースキャンプになる石巻専修大学へ。 グランドにテントを張り夕食をとり各ボランティアの合同ミーティング。 勉強のために少しだけのぞかせていただきました。 各方面からやってきたボランティアの合同ミーティングで情報交換や提供できる機材の発表など約30分のミーティング。みなさん熱気にあふれた顔をしていました。こちらも士気が上がります! 次の日は3班に分かれ3件のお宅の泥だし作業。 僕は偶然にも同じ苗字の鈴木君の家の泥だしへ。 前日と同じで海の砂や汚泥がたまり浸水した家財道具も外へ運び出すという作業。 泥もただ外に捨てるのではなく土嚢袋に入れ外に出す。(そうしないと雨が降ったらまたたいらになってしまう) このようなことを聞きました。。。 ◆いつも2階に寝せている90過ぎの母。前日に地震があったので自分が留守中に地震があってもすぐ逃げれるようにと1階に寝かせて出かけた息子さん。仕事中に地震が起き津波にのまれてお母さんが亡くなられたとのこと。もしいつも通り2階に寝かせておけば助かった。。。と自分を責める方。 ◆洪水が来て3日間水が引かず外に出れなく向かいの家の小5の男の子と犬が屋根の上に避難。窓越しに励まし続けたけど海水に濡れた少年と犬は翌朝屋根の上で凍死をしていた現実。。。 ◆避難所に行くまでに道路に横たわる数多くの亡骸を見たという被災者。。。 何ともいたたまれない気持ちでいっぱいです。 ベースキャンプに戻り夕食を食べた後、今回のチーム日光のきっかけとなった石巻出身の陸クンと彼のお母さんも交えいろいろな話を聞くことができました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 地震が起こり約1か月。 「自分も何かしたい」「自分に何ができるだろうか?」と自問自答していました。 答えは見つからないけどとにかく現地に行って自分にできることをするということ。 ネットやテレビ、新聞などいろいろな情報だと「ボランティアは足手まとい」や「災害復興はプロに任せるべき」などの意見も多く目にします。 それ以外にも肯定的、否定的な意見や考えがいろいろ入ってきます。 ただ思うことは「どれも正解」ということ。 肯定的な意見も否定的な意見もひっくるめてどれも正解。 ただ論じているよりまずは行動。 何もしないより自分にできることをして被災された方や現場で復興にあたっているプロの方々の負担を少しでも軽減できればそれでいいんじゃないかな~。。。と漠然と思うのです。 一人一人の輪がやがては大きな輪になると確信しています。 日一日と変わる必要な物資。今は「人手」だそうです。 この現実を訴えてみんなのパワーで復興に進めればと思います。 今の僕には上手な言葉が見つかりません。すみません 石巻の皆さん、チーム日光の皆さん本当にありがとうございました。 ◆チーム日光の誕生、活動内容など詳しくはコチラ:チーム日光のキセキ ◆写真提供:砂時計主義 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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