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カテゴリ:乗り物
スポーツカーを運転した時の気持ちよさこそがスポーツカーを買う理由だが、その気持ちよさの方向性は車によって違う。
ビートやコペンのような軽自動車のスポーツカーは小さいこと幅が狭いことが最大のメリットで、一般道でもコース取りを考えて振り回せるのが気持ちよい。エンジンは660ccだから非力なところはあるが、それは高回転を多用することで何とかなる。 ロータス・エリーゼは軽さと操縦性と低いことが特徴で、山道をいろいろ考えながら走り抜けるのが気持ち良い。乗り込みのが大変といった非実用性も快感だ。私のエリーゼはローバー製のエンジンだったが、特に感銘を受ける点は無かった。 マツダのロードスターはNA6とNB6に乗ったが、屋根が開く二人乗り、という基本がメリットで、他は普通の乗用車と感じた。幌を上げてしまえば特にどうということはない。運転しやすいことは確かだが、それだけではあまり快感には結びつかない。エンジンは大きい方を選べば良かったのだろうが、私が持っていた小さい方だと非力さを感じる場面が多かった。その割にあまり高回転を使う気にもなれなかった。 ポルシェ・ボクスターは大きいこと、特に車幅が最大の欠点だが、それ以外は全域で気持ち良い車だ。私が経験した中ではこれだけが6気筒で、このエンジンと付き合っているだけで気持ち良い。ブレーキもハンドリングも、スポーツカーはどう作れば気持ちよくなるかを熟知した人が設計している。 今回短時間の試乗をしただけなので理解したとは言えないが、スーパーセヴンの気持ちよさは「バカなことをやっている」という点にあるように思った。理屈にあった行動を強制されている人生で、理屈に合わないことをやっているという自覚が快感につながる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.21 08:13:38
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