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カテゴリ:何かヘンだぞ
ずいぶん昔、ある会合の後の居酒屋での懇親会でのこと。
クルマで来ていた私は、烏龍茶をオーダーした。 それを見た周りの者から、「えっ、今日は飲まないの?」 「いや、今日はクルマで来てるので」 「ヘー、まじめだねー」 そんなやり取りがあったが、「まじめだねー」のくだりは、 なんとなく揶揄されているようなニュアンスを感じた。 というのは、私はどうも周りから「くそまじめ」という眼で見られていたようだからだ。 それから時を経て今この時代、 こういうシチュエーションで「まじめだねー」などという人はまずいないだろう。 2006年に福岡市で起きた痛ましい飲酒運転致死事故、 それがキッカケになって強化された飲酒運転の罰則、 この年を境に飲酒運転に対する世間の感覚は180度転換した。 今やニュースで飲酒運転による事故が報道されれば、 不特定多数の人間がこれでもかというくらいに加害者を貶している。 昔私を「まじめだねー」と揶揄した連中も、たぶん同じようなことを言っているんだろう。 世間の風向きが変わることによって、自らの見解も変わることはあるだろう。 それは私も否定しない。仕方ないと思う。 しかし心情的には、昔私を揶揄した人が、今飲酒運転を非難しているとしたら、 「どの口でそれを言う?」と言ってやりたくなるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月08日 22時57分11秒
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