かんちゃんの短足日和

前回の日記のつづき♪


12月8日、Ｙちゃんとアインちゃんとひとしきり遊んだあと、

わしはブログお友達の いっちーさん のところへ向かいました。




なぜいっちーさんのお宅に伺ったかと言うと・・

コトの始まりは7か月前の金環日食の前夜でした。





かんちゃんのお父ちゃんは外猫のクロ子ちゃん と言う子にご飯をあげていました。

そんなクロ子ちゃん、お父ちゃんに御礼をしてくれるどころか・・






「この子らもついでに養ってよ」と

子猫三匹を連れてきたのです。。





避妊手術してない野良さんが子供を連れてるのは当たり前のことかもしれません。

しかし突然三匹の子猫を目の前にしたかんちゃん一家は、

どうしようかと慌ててしまいました。




このまま野良にしてしまうのは心苦しいと思ったわしは

ブログ上で里親さんを募集しました。



ところが、里親さんを募集中にとある事件が起きたのです。






この黒い子猫ちゃんが、隣の家の畑に張ってあった

針金状のヒモに絡まって何と首つり状態になっていたのです。

「このままでは死んでしまう！」と思ったお父ちゃんは

隣人の許可を得てヒモを切ったのですが、

よく見ると黒猫ちゃんの首にはきつくヒモが絡まったままになっていたのです。



「このままじゃこの子が成長したらどんどん首がしまっちゃう！」と思ったお父ちゃんは

首のヒモを切ってあげようと、黒猫ちゃんの捕獲作戦に出ました。




数十分の格闘の末、釣り用の網で捕獲し、

ものすごい力で暴れる中、首のヒモを取ろうとしたら・・

なんとヒモは格闘中に取れてしまったようでありませんでした。

「な～んだ、よかった」と安心しましたが、

それ以来、黒猫ちゃんは極度の臆病ちゃんとなってしまい、

なかなか我々の前に姿を見せてくれなくなってしまいました。

人間に対する恐怖心を抱いてしまったら、

この子はいつかペットになったとき、

里親さんのお宅でうまくやれるのだろうか・・と不安を覚えたのです。



そしてブログ上で里親募集をしていたある日、

ブログお友達のいっちーさんが手を挙げてくれ

一度見に来ることになりました。（その時のいっちーさんの日記がこちら）




黒猫ちゃんの他に、ミケちゃんとサビ猫ちゃんがいました。

色からしてミケちゃんとサビちゃんはほぼメス、

黒猫ちゃんだけが性別が不明でした。


ミケちゃんは持ち前の器量と要領のよさで、いっちーさんにうまくかわいさをアピールし、

いっちーさんにも十分な印象を与えたようでした。

そしていっちーさんの相方さん（旦那さん）は

サビ猫萌えらしく、サビちゃんに心が傾いているといっちーさんから聞いていました。



・・そして黒猫ちゃんはほとんどいっちーさんの前に姿を見せることなく、

びくびくしながら隠れていました。

いっちーさんにアピールするどころか、

「とにかく人間はこわいんだよ～～」とで拒否してる様子でした。

わしは「きっとミケちゃんかサビちゃんがもらわれるんだろうな」と

何となく思っていたのです。





そして一週間後、いっちーさんからメールが。

なんと黒猫ちゃんが欲しいとおっしゃったのです。

何のアピールもしてないのに（笑）！？

先住猫のにゃんたくんとまめたろうくんのためにも、

イケイケなみけ＆サビより、新入りらしくおとなしめの子がいいと思われたそうです。


そしてほどなく、黒猫ちゃんは男の子だと判明しました。

（立派なタマタマ発見（笑））



しかし、三匹の世話をしていたお父ちゃんは、情がわき、

三匹を手放すのを拒んだこともありました。

「このまま三匹一緒に外で暮らすのが幸せなんだろうか」とも思いましたが、

実は黒猫ちゃんだけ、近所のボス猫のぶち夫（♂：父親説有望）に

「あっち行け！」と冷たくされているのを見てしまったのです。

ぶち夫他のメスの子猫にはやさしいのですが、黒猫ちゃんはオスだったから

なわばり意識で冷たくされたのかもしれません。


もしこの黒子猫ちゃんがもらわれなかったら・・

このまま野良さんになってしまったら、過酷なボス猫戦争に巻き込まれて

ボロボロになってしまう・・

いっちーさんも欲しいと言っていただいてるし、この子を捕獲するのは今しかない！

と思ったわしは黒猫捕獲作戦を敢行しました。

臆病な黒猫ちゃんは中々近づいてくれず、捕まえることに苦戦しましたが、

最後はキャリーの中にかつお節を入れたところ、

意外とあっさりワナにはまり、捕まえることができました。



捕まえたときは「お前何すんじゃ～～～～！！！！」と怒りおののいてた黒猫ちゃん。

怯えた状態のまま、いっちーさんに即日お渡しし、婿入りしたのでした。



婿入りしたのはよかったのですが・・

半野良状態だった黒猫ちゃんは、いっちーさんの家についた後、

家の中をパニックで暴れまくり、そしていっちーさんと相方さんの指に噛みついて

穴をあけるという傷害事件を起こすなどいろいろやらかしてくれたようで・・


正直わしは「返されてしまったらどうしよう・・」と不安で仕方ありませんでした。



ところがある日、驚くようなメールが届きました。

あんなにいっちーさんたちにフーシャー言ってた黒猫ちゃんが

突然いっちーさんのひざで甘えだしたそうなのです！！

何この子猫の順応性！？

（その頃のいっちーさんの日記はこちら）


「かわいい子をくださってありがとうございます」


といういっちーさんの文面に思わず涙しました。

よかった・・よかった・・あの子はいっちーさんの子になれたんだ、と。



黒猫ちゃんは「やまと」という名前を付けられました。

命名はかんちゃんのお父ちゃんです。

クロネコ・・と言ったら「やまと」だし（笑）、

あと男の子だから「宇宙戦艦ヤマト」のようにたくましく成長していってほしい

という想いが込められたのだと思います。



そーしてこーして「やまと」くんが婿入りしてから

約5か月後・・












きゃー！！本物のやまＰ～～～～！！！！！！





文字数オーバーなので後編に続く～～～～



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