テーマ:日本文学(19)
カテゴリ:読書:日本
![]() (文春文庫、2001年) 「光ある世界」、「エメラルドの伝説」、そして「花の首飾り」... ドラマティックな、ロマンティックな、そしてファンタジックな、<作詞家>なかにし礼氏に魅了された体験は数知れない。だが、<作家>としての作品に触れたのは、この『兄弟』が始めてだ。 「兄の死」から、「兄が死んだ<喜び>」から、すべては始まる。兄弟の確執と絆の<真相>という裂け目をめぐって、戦時中を生き延びた二人の男の半生が語られる。 大袈裟な言葉を使うことなく、けれど激しい感情を再現してみせるその筆致は読み手の注意を決して逸らさない。 一気に読めてしまう作品ではあるが、また同時に、じっくり読み味わいたいと思わせるものも持っている。 ↓映画化作品も↓ ![]() 作詞家・なかにし礼の自伝的小説を原作とし兄弟の深い絆を描く!DVD未発売。【ドラマ特別セール】■兄弟■ ↓訳詩によるシャンソンbyなかにし礼↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.26 22:27:34
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