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里見の歴史は前期後期となります。地に足のついた後期里見氏の歴史を、一緒に追いかけてみましょう。
いざ、出陣。 浮島は 近くに見えて 遠きかな 東京湾フェリーで金谷に向かうと、右手に島がみえます。 「あれ、大島?」 「うん、そうだよ」 脱力しそうな若い男女のやりとりがデッキに響きますが、なんとか耐えて、視点を件の島へと傾ける。あの島は、大島でも新島でもありません。遠近感を鍛えましょう。 勝山漁港の1kmほど沖に浮かぶ無人島。 あれは、浮島です。 浮島の島頂部は照葉樹やササ竹の群生が覆い、周囲は切り立つ断崖にぐるりと囲まれております。その断崖は何物も寄せ付けぬ威圧感となって、あたかも浮島を、海に浮かぶ要塞のように見せています。夢酔は初めて目にしたとき、海外の監獄島のように感じたものです。 標高60m。浮島の頂上付近に鎮座するのは、浮島神社。ここに祀られるのは、景行天皇・日本武尊・弟橘姫・磐鹿六雁命です。日本武尊の東征伝説にも、浮島が登場するそうです。夢酔は古代史や神話学に疎いので、興味のある方は、ぜひとも『日本書紀』を読んでくれ。 余談だが、ヤマトタケルを変換しようとしても、日本武尊が一発で出ないんだね。いま、初めて知ったよ。日本人ですから、この馴染みある固有名詞は変換できるようにして欲しいな、ビル・ゲイツ。 勝山は里見水軍の重要拠点。ここに勝山城もあった。この浮島は、三浦半島方面から勝山の軍事拠点を直視させない防波堤のような存在でした。海が荒れても、きっと水軍の退避場になったのでしょう。 勝山って、石橋山で敗れた源頼朝が再起のために洋上へ逃れて、房総半島に第一歩を刻んだ上陸の地として知られています。 里見氏と懇意の深かった妙本寺の日我は、天文の内乱時に、ここ浮島に逃れたと記録にあります。 浮島は個人所有の島とのこと。アドベンチャーを勝手に企画しないでくださいね。 ちなみに、「勝山地区祭礼」が毎年7月に催されるそうです。このときは港から船が出されて、一般客の島への上陸が許可されているんだそうですよ。ただし、海が荒れたら島に渡ることもできないそうな。 日本最後の原始の島。 夢酔も御縁さえあれば、一度は渡ってみたい秘境です。 ◆ ◆ ◆ 戦国武将里見氏のNHK大河ドラマ放映を目指す「里見氏大河ドラマ実行委員会」が組織されています。里見氏終焉の地である鳥取県倉吉市、里見氏発祥の地の群馬県高崎市、そして館山市で、NHK側にドラマ化を働きかける運動を行っております。 「2014年に里見氏の物語をNHK大河ドラマで!」 皆さまの温かいご声援をお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.05 21:00:01
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