21.11.27(土) 六実けん玉教室(千葉県松戸市)活動報告
こんにちは、ルパンです(^^) 2021年11月27(土)午後2時から、六実市民センター(千葉県松戸市)にて開催された「六実けん玉教室」に取り組ませて頂きました。 同けん玉教室は基本的に毎月第四土曜日、同市民センターにて開催されているけん玉教室です。 2020年2月に開催後、新型コロナウイルスの影響で、これまで開催出来ない状況が続き、1年9ヵ月ぶりの開催となりました。その間、私宛に【子ども達がけん玉をやりたくてうずうずしておりますが、六実けん玉教室は今度いつ開催されますでしょうか。】という、「けん玉が大好き!」という情熱が伝わってくる、うれしいメッセージを頂く事もあり、ようやく今回の教室の開催により、その願いが叶う形となりました。 今回の教室は、指導者を含めて25名位の方が参加をされた中、「各自の技量に応じたクラス別に分かれての技の練習」を中心に実施させて頂きました。 そして今回は久しぶりに、私のけん玉の友人 かわのじゃく五段さん、竹村五段さん、ガーベラ五段さんが指導者として参加下さるといううれしい事がありました。 今回のけん玉教室は、「アルコール消毒」と「換気」を実施の上開催されました。 その詳細につきまして、以下に掲載させて頂きます。 1. 教室開始前にも楽しくけん玉へ挑戦!久しぶりに開催された今回のけん玉教室、冒頭で記載させて頂きました、情熱のあるメッセージを下さったご家族方ともお会いする事ができ、教室開始前からこの様に多くの方が参加、けん玉へ楽しそうに挑戦している子ども達の姿が多く見られました。この教室開始前の子ども達のけん玉への挑戦、中には「ヨーロッパ一周」(小皿→けん先→大皿→けん先→中皿→けん先)という、昔のけん玉道初段以上に登場してきた・難易度の高い技を・安定して成功させるような見事な場面が見受けられました。 その他、この写真の小学生の皆さんは全員、けん玉を手慣れた手つきで行っている(小学校でけん玉を教わっており、けん玉の経験がある)と見受けられました。 上記の小学生の皆さんの姿を見て、冒頭の「けん玉をやりたくてうずうずしている」といううれしいメッセージの意味合いがとても伝わってきたと感じました。 2. 連絡事項等の確認 午後2時過ぎから、今回の教室が開始となり、まず最初に連絡事項等の確認が行われました。この連絡事項等の確認では、まず最初にS教室主から、「開始のご挨拶」という事で【新型コロナウィルスの影響で、前回のこの教室から1年9ヵ月ぶりの再開となりました。新型コロナウイルスの影響が0になる事は、現時点では極めて難しい状況であり、今後も状況によってはこの教室が開催出来なくなる可能性がありますので、その点お含み置き頂ければと思います。】という趣旨のお話がありました。 上記の後、私から2021年11月に 「第33回 全日本少年少女けん玉道選手権大会」(簡単には、年に一度開催される<小学生のけん玉日本一!>を決定する全国レベルのけん玉大会)が東京都で開催された事、同大会がどの様な内容のものなのかを、各地区予選の内容も含め、ホワイトボードに掲示させて頂いた下の資料を示しながら、概略を説明させて頂きました。前述の大会本戦(全国の各地区で優勝した選手の皆さんによる決勝トーナメント)については、竹村五段さんが当日会場へ足を運び、各試合を観戦された為、実際に観戦されてどの様に感じたのか、感想をお話頂きました。この写真はその時のもので、感想(概略)は、数々の難易度の高い技を、両選手が一度もミスせずに成功させ、タイム競技という「両選手が同時にスタートし、全7技をどちらの選手が先に全技成功出来るか!」という事で決着をつける様な白熱した試合が見られた事、前述のタイム競技まで発展しない試合についても、難易度が高い技をバシバシと成功させる場面が多かった事等をお話し下さいました。 上記の竹村五段さんのお話の後、私から、竹村五段さんがお話された「難易度の高い技」とは、けん玉の五段や六段に登場する技や、その様な技を更に応用した様な難易度の高い技等というお話をさせて頂きました。 更に私から、【皆さんがこの教室へ参加下さる理由として、例えば「前述の様なけん玉日本一を目指す事」、「趣味の一環として、更に成功出来る技のレパートリーを増やしたい!」、「人前で技披露出来るようになりたい!」等、色々な目標があると思いますが、どの様な目標であっても、この内容は知って(学んで)おくとよいと思われる内容や、広い意味で基礎的な内容(技量も含めて)を身についていく事を、この教室の一番のメインとさせて頂ければと考えております。】という趣旨のお話をさせて頂きました。 竹村五段さんと私による、前述の大会等に関するお話の後、私から、今回の教室では「各自に技量に応じたクラス別に分かれての技の練習」を中心に実施させて頂く事や、各クラスの内容が以下の内容(ホワイトボードへ掲示)である事をお話させて頂きました。今回の参加者の中には、けん玉への挑戦経験が殆ど(又は全く)無い方もいらっしゃったので、何の為にこの練習を行うのかその趣旨(意味合い)として、以下のお話もさせて頂きました。 ・けん玉には級位や段位がある事 ・けん玉の級位や段位に挑戦し、合格する事は【全国的に正式に認められた・けん玉の技が出来る人になる】という事を意味しており、大変素晴らしい事である事 ・この練習は、前述の【 】を目指す為のものである事 また、このクラス分けはあくまでも目安であり、どのクラスに参加するかは各人で決定頂いてOKであるという事についてもお話させて頂きました。 その他、私から「今回の教室の全体スケジュール」についてもお話させて頂きました。 3. 各自の技量に応じたクラス別に分かれての技の練習連絡事項等の確認後、各自の技量に応じたクラス別に分かれての技の練習が、この様な雰囲気にて行われました。(一番奥が「けん玉未経験者~七級クラス」、写真少し奥が「六級~一級クラス」、写真一番手前が「準初段以上クラス」にて実施) 今回私はこの練習で、クラスの担当は持たず、各クラスを巡回し臨機応変、実演を兼ねて各クラスの皆様へアドバイスを行う取り組みを実施させて頂きました。 また、今回から新たに「自由練習クラス」(指導者を設けず、各自が自分で考えている課題へ、自分で考えて取り組んだり、自分(達)で何を行うのかを考えて、実践するクラス)を設けましたが、同クラスへの参加者はおりませんでした。 上記の様な雰囲気で実施された今回の練習、各クラスでは以下の様な取り組みが行われました。 【けん玉未経験者~七級クラス】(指導者:S教室主 他) このクラスでは、けん玉の持ち方や構え方、玉の引き上げ方等の確認をはじめ、級位に登場する技や、級位に登場する技よりも難易度の低い技へ挑戦する事を通じて、技を成功させる為の基本的な内容を学ぶ事が中心に行われていたのではないかと思料しております。このクラスでは、このリスト(ルパン作)(ラミネート拡大版)を掲示させて頂き、私から同リストに記載の内容が、けん玉の級位(一級まで)に合格する為に、必要最低限・是非ともマスターする事をお勧めする内容である事を説明させて頂き、同リストに記載の内容を実際に披露させて頂いたり、その後に皆でこの内容へ挑戦した際に、必要に応じて色々と実演を兼ねてアドバイスをさせて頂く取り組みを中心に実施させて頂きました。この写真はその中で、「手乗せ灯台」(簡単には、玉の上にけんを手乗せで立てて、けんを玉から落とさずに立て続けられるか!)へ挑戦している時のものです。この時には応用技として「玉の数㎝上からけんを落として、玉の上にけんを立てた状態を維持できるか」、更に「手乗せ灯台の状態から屈伸を繰り返して、玉の上にけんを立て続けることが出来るか」という内容についても、実演を兼ねて紹介させて頂きました。 そして今回の教室には、途中からガーベラ五段さんが参加下さるという、大変有り難い事がありましたので、私からこのクラスの皆さんへガーベラ五段さんを紹介させて頂き、S教室主と一緒に、ガーベラ五段さんへこのクラスを担当頂きました。この写真はその中で、ガーベラ五段さんが「ろうそく」という技を指導されている時のものと思われます。【六級~一級クラス】(指導者:かわのじゃく五段さん) このクラスでは、「とめけん」や「飛行機」、「ふりけん」、「灯台」等、級位の中盤~後半に登場する技のポイント確認や練習が中心に行われていたのではないかと思料しております。この写真はその中で、「飛行機」という技のポイントを確認している時のものと思われます。このクラスでは、このリスト(ルパン作)(ラミネート拡大版)を掲示させて頂き、同リストがどの様な意味合いのものなのかという事で、このクラスの皆様へ以下のお話をさせて頂きました。 ・色々なけん玉教室へ参加させて頂くと、【「準初段」までは順調に昇段でき、その次の「初段」に挑戦しているが、なかなか合格出来ない】というご意見を頂く事が多く、実際にその様に見受けられるケースが多いと、私も色々なけん玉教室へ参加させて頂く中で感じている事。 ・上記の原因の一つとなっているのが、【準初段までは、一つ上の級位(又は準初段)へ合格する為には、新たに一つ(又は二つ)の技をマスターすればよいが、準初段合格後、初段に合格する為には、新たに七つの内容をマスターしなければならず、前述の数ある複数の内容をマスターしきれない為に「初段」に合格出来ないケースが多い】と思われる事。 ・そこで前述の新たな七つの内容を、「準初段」になる前に、出来る・出来ないを問わず、楽しみながらどんどん挑戦する事で、準初段に合格した時点で、「初段」合格のために求められる要素を、知っている(又は出来る!)状態となり、「初段」への昇段に結びつきやすくなる事 ・その新たな七つの内容を出来るだけ(挑戦し易い形で)盛り込んだものが、このリストに登場する技となっており、前述の新たな内容が赤文字で表示されている事 今回私はこのクラスで、上記のお話をさせて頂き、その上でこのリストに記載されている内容を全て実演を兼ねて紹介させて頂きました。【準初段以上クラス】(指導者:竹村五段さん) 今回のこのクラスは、竹村五段さんに担当頂き、「うぐいす」等、けん玉道初段に登場する技の練習が中心に行われたのではないかと思料しております。この写真はその中で「うぐいす」(玉を垂直に引き上げ、大皿のふちに乗せる)という技へ挑戦を行っている時のものです。 今回最初から(自分から進んで)このクラスへ参加した人がおりませんでしたが、冒頭で「ヨーロッパ一周」を見事に成功させている小学生が見られた為、私からこのクラス別の練習が始まった直後に【「とめけん」や「飛行機」、「ふりけん」がバシバシ成功できる人は、「準初段以上クラス」をお勧めします(^^)】とお話し、この小学生3名がこのクラスで学びました。 この小学生3名は、既に小学校でたっぷりとけん玉へ挑戦しており、既に「けん玉道初段」に登場する技も学び始めている状況と見受けられた為、このクラスへの参加でとても良かったのではと感じております。 この小学生3名は、この後の認定試験へ初挑戦し、それぞれ「準初段」、「一級」、「二級」へ合格、更に「準初段」へ合格した小学生は、もしかめ1,050回の記録をも達成するという素晴らしい結果を残しました。 前述の様に、このクラスへ参加した小学生3名は、既にけん玉への挑戦経験が結構あると見受けられた為、私からは、「うぐいす」や「地球まわし」等、「けん玉道初段」に登場する技で、同3名が成功させる事が困難と見受けられる具体的な原因や、どうすれば前述の技を更に精度高く成功出来る様になるのかについて、かなり掘り下げて具体的に実演を兼ねてアドバイスさせて頂きました。 今回のこの練習参加者は総じて、既にけん玉への挑戦経験が結構ある小学生が多いと見受けられましたが、その反面、【「ふりけん」を行う際の最初の構えで、皿胴が自分の方を向いた状態で構える】等、本来あるべき形でない試技(我流)が多く見受けられ、その様な部分についても、正しい構え方や正しい技の成功のさせ方等を実演を兼ねてアドバイスさせて頂きました。 この練習は40分位行われ、参加者の皆さんが一生懸命・真剣に取り組まれ、とても充実した練習となったと感じております。 4. けん玉の技を成功させる為の実演を兼ねたポイント確認上記の練習後、この資料(各技を成功させる大切なポイントを、箇条書きのような形で記載したもの)を参加者の皆さんへ配布し、同資料に記載された内容について、実演を兼ねた説明を実施させて頂きました。 この資料(以後「ワンポイントレッスン資料」と記載)は【色々なけん玉の技を成功させる為に、共通して大切と感じた事】(私自身がこれまで色々な技へ挑戦したり、私が色々なけん玉教室で、多くの参加者の皆様の試技を拝見させて頂いて感じた事)を私なりの表現でまとめた内容となっております。 今回の「ワンポイントレッスン資料に記載された内容の実演を兼ねた説明」は全体的に、まず私が資料を読み上げた後、かわのじゃく五段さんの模範演技を通じて、具体的に各ポイントを確認していく様な流れにて進めさせて頂きました。上記の様な雰囲気にて実施されたワンポイントレッスンでは、かわのじゃく五段さんの模範演技に対して、私が悪い試技を行い、良い試技と悪い試技を比較できるようにする事等についても、臨機応変取り入れさせて頂きました。 この写真は、ワンポイントレッスン資料に記載されている内容の一つ【技はなるべくコンパクトに行う事。(上手な人は動きに無駄が無い)】という内容を、かわのじゃく五段さんの模範演技「はねけん」という技を通じて、私が具体的に説明させて頂いている時のものです。 前述の「はねけん」という技は、「飛行機」成功後、けんを跳ね上げて一回転させ、そのけん(先)を玉(の穴)にさす技ですが、前述の【けんを跳ね上げた際に、玉とけんの距離がこの様に短い事が大切です。】(上の写真の様に、黄色の○で表示した玉とけんの間の距離が短い)という事を、かわのじゃく五段さんが、試技の際にけんを跳ね上げた瞬間に、私がけんをつかんで、具体的に説明を行っている時の写真がこの写真です(この写真は、かわのじゃく五段さんが、見事な試技をされている事も示しております)。 今回のこの ワンポイントレッスン資料に記載された内容の実演を兼ねた説明は、とても静かな雰囲気の中、参加者の皆さんが真剣にご覧下さいました。今回のこの取り組みが、参加者の皆さんにとって、更に技を綺麗に・精度高く成功出来るきっかけの一つになればうれしく思っております。 5. 各自の自由な技の練習/認定試験の実施 上記のワンポイントレッスンの後、各自の自由な技の練習や、認定試験が実施されました。この様な雰囲気にて、各自の自由な技の練習が行われた中、私は今回昇級試験を実施させて頂きました。【認定試験】(審査員:S教室主、かわのじゃく五段さん、竹村五段さん 他)今回の昇級・昇段試験はこの様な雰囲気にて実施され、以下の様な結果となりました。 ・準初段合格者 1名(小学生女子) ・一級/二級/四級/八級合格者 各1名 ・六級合格者 4名 ・七級合格者 2名 ・もしかめ1,050回、1,047回、117回、78回 記録達成者 各1名(全員小学生) 上記の中で特に、準初段/一級/二級合格者(何れも小学生)は、今回初めての認定試験挑戦での合格であった事、更に「もしかめ1,000回以上」記録達成者が2名も誕生した事は凄い!と感じております。この写真は、かわのじゃく五段さんが、小学生女子の「準初段」の認定試験を実施している時のものです。この後彼女は「準初段」に合格しましたが、その前提となる「もしかめ」の認定試験で、「1,050回」の記録を達成し、私は勿論の事、かわのじゃく五段や竹村五段さん等、他の指導者もその見事な記録達成に喜び、とても良い意味でびっくり致しました。 改めまして、冒頭に記載させて頂いた「子ども達がけん玉をやりたくてうずうずしている」という、情熱のあるうれしいコメントの意味が、教室開始前だけでなく、この認定試験の結果(特に小学生の皆さんの結果)からも伝わってきたと、改めて感じております。 特に、今回参加の小学生の皆さんの今後の成長が楽しみと感じております。 以上の内容でした(^^)